2019年10月21日 公開

赤ちゃんの英語教育はいつからはじめる?人気の教材6選も紹介!

2020年から小学校での英語教育が必須になることもあり、早期英語教育に関心の高いパパ・ママが増えています。一般的に、語学教育は早くはじめた方がいいといわれていますが、生まれたばかりの赤ちゃんに英語教育は必要なのでしょうか。赤ちゃんに英語を教えるメリット・デメリットや、人気の教材についてご紹介します。

2020年から小学校での英語教育が必須になることもあり、早期英語教育に関心の高いパパ・ママが増えています。一般的に、語学教育は早くはじめた方がいいといわれていますが、生まれたばかりの赤ちゃんに英語教育は必要なのでしょうか。赤ちゃんに英語を教えるメリット・デメリットや、人気の教材についてご紹介します。

赤ちゃんの英語教育はいつから?

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Inara Prusakova / Shutterstock.com
赤ちゃんの英語教育は、いつごろから、どのくらいの時間行うのがよいのでしょうか。

いつからでもスタートしてOK!

赤ちゃんへの英語教育は、いつからスタートしてもかまいません。パパやママが始めたいと思ったそのときが「始め時」です。

生後6カ月の赤ちゃんには、すでに外国語の音を学習する能力が備わっているといわれていますから、英語の早期教育に興味がある場合は、そのころには始めておくとよいかもしれませんね。

学習時間はどれくらい?

生まれたばかりの赤ちゃんは、大半の時間を眠ったりミルクを飲んだりして過ごします。

学習時間の目安は毎日1~2時間程度ですが、赤ちゃんの体調やご機嫌をみながら、無理のないように進めましょう。

赤ちゃんの英語教育のメリット

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Oksana Kuzmina / Shutterstock.com
赤ちゃんの時期から英語教育を行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

英語脳・英語耳が育つ

英語力を上げるためには、「英語脳」や「英語耳」を鍛えることが大切です。

「英語脳」とは、英語を話したり書いたりするときに、日本語を英語に訳しながら考えるのではなく、直接英語で思考することを指します。

また「英語耳」とは、英語の発音を聞き取れる耳のこと。”L”と”R”の区別が苦手という日本人は多いのですが、英語には日本語にはない音がたくさんあるため、聞き取れるようになるためには経験や慣れが必要です。

吸収力の高い乳児・幼児の時期に英語をたくさん聴くことは、「英語脳」や「英語耳」を育てるのに効果的だといわれています。

英語が身近な存在になる

赤ちゃんのころから英語に触れることで、英語が身近な存在になります。

英語に対する抵抗感や恥ずかしさが出てくる前にしっかりと学んでおけば、英語に対する苦手意識も育ちにくくなるでしょう。

赤ちゃんの英語早期教育のデメリット

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Khomich Yauheni / Shutterstock.com
赤ちゃんに英語を学ばせるデメリットとしては、次のようなことが考えられます。

日本語に支障が出る

英語教育に傾倒するあまり、日本語に触れさせる時間が極端に減ってしまうと、母国語である日本語の習得に影響が出るおそれがあります。

日本語も英語も中途半端になってしまうことのないように、学習時間の配分を決めておく必要があるでしょう。

日本人としてのアイデンティティが薄くなる

バイリンガル育児の問題点としてよく挙げられるものの1つに、「日本人としてのアイデンティティが薄くなる」というものがあります。

アイデンティティとは「自己同一性」、つまり「自分は何者か」という認識を指します。

日本人夫婦の子どもであっても、英語で考え、英語で話し、英語圏の文化にばかり触れていると、「日本人らしさ」が薄れ、子どもが成長したときに「自分はいったい何人だろう?」と迷ってしまう場合があるのです。

一方通行の教育になる

子どもの適性はある程度成長しないとわかりません。

そのため、赤ちゃんのころから英語教育を行っていても、子どもの適性に合わなかったり、子ども自身がやりたいことではなかったりして、子どもが英語学習を負担に感じる可能性があります。

赤ちゃんの英語教育の方法

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Yuganov Konstantin / Shutterstock.com
赤ちゃんの英語教育には、どのような方法があるのでしょうか。

CDや動画の聞き流しを行う

家庭学習に取り入れやすいのが、英語のCDや動画の聞き流しです。

赤ちゃんが興味を持ちそうなアニメや音楽を探して、毎日一定時間流してみましょう。

YouTubeにも、無料の赤ちゃん向け英語学習動画がたくさんアップされていますよ。

英語絵本を読み聞かせる

英語絵本を用意して読み聞かせをするのもおすすめです。

赤ちゃんと英語でコミュニケーションを取ることが大切なので、英語の発音に自信がなくても積極的に取り組んでみてください。

できるだけネイティブの発音に近づけたいという方は、音声付き絵本を利用して、読み聞かせの前に練習をしておくという方法もありますよ。

おもちゃを使って興味を引かせる

英語学習に役立つ赤ちゃん向けのおもちゃが多数販売されています。

おもちゃの対象年齢を確認しながら、月齢に合ったものを選んで、英語に興味を持ってもらうきっかけにするのもいいですね。

英語教室に通う

0歳から通える英語教室もあります。

家庭学習ではどうしてもインプットに偏りがちですが、英語教室で実際に英語を口に出してコミュニケーションをはかることで、アウトプットの機会が得られます。

英語に興味を持っているママ友やパパ友が見つかるというのも、英語教室に通う大きなメリットです。

赤ちゃんの英語教育で気を付けることは?

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LeManna / Shutterstock.com
赤ちゃんに英語教育を行う上での注意点は、大きく3つあります。

日本語教育も並行して行う

英語同様に、日本語もまた習得には長い時間がかかるものです。

英語学習にばかり時間を費やしてしまい、母国語の教育がおろそかにならないよう十分に気を付けましょう。

英語以外にも伸びる可能性を見つける

子どもには英語以外の適性がそなわっている可能性があります。

英語だけに傾倒するのではなく、他の遊びや習い事にもたくさん触れさせてみて、お子さんの適性を見極めるようにしたいですね。

親子で楽しみながら英語学習を行う

語学は「学び続けること」が重要です。

周りを気にしすぎたり、学習の到達度合いに一喜一憂したりするのではなく、親子どちらにも無理のないペースで、楽しみながら行いましょう。

【0歳~】赤ちゃん向けおすすめ・人気の英語教材6選

0歳から取り組める、赤ちゃん向けの英語教材をご紹介します。

1:パルキッズの英語教材絵本「I can read」

96冊のオンライン絵本と音声CDに、オンラインレッスンがついています。

絵本は日常会話以外にも、子どもの知的好奇心をくすぐる内容が盛り込まれており、幅広い年代で楽しめます。

2:BBCオズモのリピートカード

“apple”や”car”などの基本的な単語や、短いフレーズが掲載されたカードと、そのカードを通すことで音声が再生されるトーキングリピーターを使う学習ツールです。

「カードを通す」「音を真似する」「ボタンを操作する」という子どもが好きな動作を通じて、飽きずに英語を学べます。

3:こどもちゃれんじEnglish

大人気キャラクター「しまじろう」が登場する、1歳~6歳向けの英語教材です。

2か月に1回、DVDや工夫をこらしたおもちゃなど、子どもの月齢に応じた英語教材が届けられます。

4:Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)

ベネッセの幼児向けハイレベル英語教材です。

ネイティブの幼児と同程度の約6,000語に触れられることに大きな特徴があります。

5:ディズニーの英語システム「ワールドファミリー」

慣れ親しんだディズニーキャラクターと一緒に英語が学べる「ワールドファミリー」。

日本の全国各地でさまざまなイベントが行われているのも魅力の1つです。

6:アルク エンジェルコース

胎児~3歳までの子ども向けのコースです。

童話の読み聞かせや日常会話のコーナーでは、リラックス効果の高いモーツァルトの楽曲をBGMに使用しています。

【0歳~】赤ちゃん向けおすすめの英語絵本5選

赤ちゃんにおすすめの英語絵本を5冊ご紹介します。

1:THE VERY HUNGRY CATERPILLAR

Amazon | The Very Hungry Caterpillar (Rise and Shine) (English Edition) [Kindle edition] by Eric Carle, Eric Carle | Language Instruction | Kindleストア (147185)

タイトル:The Very Hungry Caterpillar (Rise and Shine) (English Edition) Kindle版
  著者:Eric Carle (著、イラスト、ナレーション)
 出版社:Philomel Books
日本でも人気の高い「はらぺこあおむし」の原作です。

リズミカルな英語とカラフルな絵柄が魅力的で、読み聞かせにぴったりです。

2:Peppa Pig: Little Library

Amazon | Peppa Pig: Little Library | Peppa Pig | Pigs (147186)

タイトル:Peppa Pig: Little Library
  著者:Peppa Pig (著)
 出版社:Ladybird
Peppa Pigは、イギリスで人気の幼児向けアニメです。

日常会話が多く、1~2歳ごろの赤ちゃんにも英語の意味がわかりやすいのがうれしいですね。

3:Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

Amazon | Dear Zoo (Dear Zoo & Friends) | Rod Campbell | Activity Books (147187)

タイトル:Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)
  著者:Rod Campbell (著、イラスト)
 出版社:Little Simon; Brdbk Anv版
めくると動物が出てくるしかけ絵本です。

英語を理解していない、もしくはまだ言葉がわからないような小さな子でも楽しめるので、生まれたばかりの赤ちゃんへのプレゼントにもおすすめです。

4:I Like It When . . .

Amazon | I Like It When . . . | Mary Murphy | Parents (147191)

タイトル:I Like It When . . .
  著者:Mary Murphy (著)
 出版社:HMH Books for Young Readers
ビビッドカラーのイラストが目をひく、1歳前の赤ちゃんにも人気の絵本です。

抱きしめたり、おやすみなさいを言ったりと、親子のスキンシップが描かれていて、ベッドタイムストーリーにも最適な1冊です。

5:Where’s Spot?

Amazon | Where's Spot? | Eric Hill | Activity Books (147193)

タイトル:Where's Spot?
  著者:Eric Hill (著、イラスト)
 出版社:Warne; Brdbk版
お母さん犬が、家のあちこちを回って息子のSpotを探すというストーリーです。

しかけをめくりながらSpotを探すことで、楽しく場所の名前や”No.”(いないよ)という言い回しを覚えられます。

【0歳~】赤ちゃん向けおすすめの英語の歌5選

赤ちゃんと一緒に歌いたい、おすすめの英語の歌を5つ紹介します。

1:Twinkle Twinkle Little Star

歌付き Twinkle Twinkle Little Star【きらきら星】 英語童謡

「きらきら星」は世界中で歌われている童謡です。

メロディになじみがあるため英語の歌詞も覚えやすく、初めて覚える英語の歌としても最適です。

2:Hey Diddle Diddle

Hey Diddle Diddle | Nursery Rhymes | By LittleBabyBum!

「ネコがフィドルを弾き、牛が月を飛び越え、それを見た子犬は大笑い、お皿とスプーンが逃げ出した」という不思議な歌詞が特徴的な”Hey Diddle Diddle”。

短い歌詞とゆったりとしたメロディで、小さな子どもでも覚えやすい一曲です。

3:Mary Had A Little Lamb

歌付き Mary Had A Little Lamb【メリーさんの羊】 英語童謡

アメリカの童謡”Mary Had A Little Lamb”。日本でも「メリーさんのひつじ」という邦題で歌われています。

簡単なフレーズの繰り返しが多く、自然と耳に残る歌です。

4:Hickory Dickory Dock

Hickory Dickory Dock | Super Simple Songs

ネズミが時計を駆け上り、鐘が鳴ったら駆け下りていくという手遊び歌です。複数の歌詞があり、ネズミではなく他の動物のこともあります。

赤ちゃんの体を時計に、大人の指先をネズミに見立てて、歌いながら指先を動かして赤ちゃんと遊びましょう。

5:Zoom zoom rocket

"Zoom Zoom Zoom, We're Going To The Moon" – music activities for babies

こちらも赤ちゃんを抱っこしたままできる、英語の手遊び歌です。

“Blast Off!”というかけ声に合わせて赤ちゃんを高く抱っこしてあげると、赤ちゃんが喜びますよ。

赤ちゃんの英語教育は「親が楽しむ」ことが大切!

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milatas / Shutterstock.com
乳幼児期に外国語を学ぶ効果についてはさまざまな意見があり、「語学学習は早ければ早いほど良い」とする説がある一方で、「第二言語の勉強は母国語を習得してからでも遅くはない」と主張する研究者も多数います。

そのため、「赤ちゃんに英語を早く学ばせなければならない」と焦る必要はありません。

赤ちゃんの時期から英語を学ばせる一番のポイントは、「英語が好きだと感じてもらうこと」です。親も子どもと一緒に英語を楽しむ姿勢を大切にしたいですね。

現在はYouTubeやアプリなど、無料で楽しめる英語コンテンツがたくさんあります。まずはそこから、ご家庭に合った英語学習を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター