2018年06月08日 公開

【0歳‐6歳】年齢別おすすめ英語絵本の選び方。読み聞かせ方を紹介

小学校で英語が教科になることもあり、小さいうちから英語を学ばせようと考える人が増えています。絵本を活用すれば、楽しみながら英語を身につけられますよ!育児に英語を取り入れやすいよう、年齢別に英語絵本の選び方やおすすめをまとめました。

小学校で英語が教科になることもあり、小さいうちから英語を学ばせようと考える人が増えています。絵本を活用すれば、楽しみながら英語を身につけられますよ!育児に英語を取り入れやすいよう、年齢別に英語絵本の選び方やおすすめをまとめました。

英語絵本の選び方

 (99210)

Zoriana Zaitseva / shutterstock.com
日本語の場合、自分が幼いときに読んだ作品や人気の作品から我が子の絵本を選ぶ人は多いでしょう。けれども、英語の絵本の場合、どれを手に取ればいいのでしょう?

作者で選ぶ、英語の絵本に詳しい人の意見を聞くなど、さまざまな方法が挙げられますが、筆者がおすすめするのはブックガイドの利用です。

声に出して読む英語絵本―初めてのリードアラウド | 大島 英美 |本 | 通販 | Amazon (99036)

タイトル:声に出して読む英語絵本 初めてのリードアラウド
著者:大島 英美
出版社:中央公論新社
おすすめブックガイドのひとつ「声に出して読む英語絵本 初めてのリードアラウド」では、音読向きの100冊の英語絵本のあらすじや音読のコツを難易度ごとに紹介しています。英語に自信がないママやパパでも、日本語で音読のポイントが書かれているところが嬉しいですね。乳幼児から小学生までの英語絵本選びに大活躍すること間違いなしです。

もしかしたら地域によっては、近隣の書店や図書館では読んでみたい英語絵本を見つけられない場合もあるかもしれません。そんなときは、インターネットを使って欲しい英語絵本を取り寄せてくださいね。

それでは、具体的なおすすめの絵本と選び方のポイントを年齢別にピックアップしていきます!

0歳児におすすめの英語絵本

Amazon | Where's Spot? | Eric Hill | Activity Books (99039)

タイトル:Where’s Spot?
著者:Eric Hill
出版社:Warne
英語のファースト・ブックは、ロングセラーの中からママやパパの好みにあったものを選んではいかがでしょう?何度も同じ本を読むことで言葉は自然に定着していきます。ですから、この時期はあまりたくさんの本を用意しなくても大丈夫ですよ。

筆者の息子は、0歳から1歳代は、エリック・ヒルのSpotシリーズが大好きでした。日本でも、Spotはコロちゃんと和訳されて親しまれています。

この絵本では、Spot親子のほのぼのとしたコミュニケーションを楽しむことができます。また、シンプルな言葉の連続なので、言葉が出はじめの赤ちゃんに読み聞かせを繰り返すうちに、絵を見ると自然に声に出してくれるようになりますよ。

Chiik!では、こちらの記事でも乳幼児におすすめの英語絵本を紹介しています。

1歳児におすすめの英語絵本

Amazon | Where Is Baby's Belly Button? (Karen Katz Lift-the-Flap Books) | Karen Katz | Activity Books (99041)

タイトル:Where is Baby’s Belly Button?
著者:Karen Katz
出版社: Little Simon
身の回りのことに少しずつ興味を持ちはじめる1歳児。この時期は、身近なものの名前を覚えるのに適していますよね。

体の部位の名前を覚えるのにおすすめなのが「Where Is Baby’s Belly Button?」です。登場する赤ちゃんの目や口が隠されているので、しかけをめくって見つけます。絵本の中で目を見つけたら「Where is your eyes?」と子どもに質問して、絵本と実際の体の部分を一致させる英語のクイズ遊びも楽しんでくださいね。

Amazon | Open the Barn Door, Find a Cow (A Chunky Book(R)) | Christopher Santoro | Activity Books (99044)

タイトル:Open the Barn Door, Find a Cow
著者:Christopher Santoro
出版社: Random House Books for Young Readers
絵本などでもおなじみの身近な動物の名前とその鳴き声を一致させる仕掛け絵本「Open the Barn Door」も、1歳児に読み聞かせる作品としてぴったりです。英語では動物の鳴き声はどういう音で表すか、パパママも楽しみながらページをめくってみてください。

2~3歳児におすすめの英語絵本

Amazon | Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (Brown Bear and Friends) | Bill Martin, Eric Carle | Bears (99046)

タイトル:Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
著者:Bill Martin(著)、Eric Carle(絵)
出版社:Henry Holt Books for Young Readers
繰り返しが大好きな2~3歳児におすすめなのが、世界中で愛される絵本作家エリック・カールの「Brown Bear and Friends」シリーズです。1作目が熊、2作目がパンダ、3作目は白熊が表紙になっています。

3作とも「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? 」のBrown Bearの部分にさまざまな動物の名前が入ります。そして、動物たちが、「I see ~」と説明します。何度も同じフレーズが出てきてリズムがいいので、子どもは楽しみながら英語を覚えてしまうでしょう。

Chiik!の記事では、その他にもいろいろなエリック・カールの作品を紹介しています。

4~5歳児におすすめの英語絵本

Amazon | Not a Box | Antoinette Portis | Activity Books (99050)

タイトル:Not a Box
著者:Antoinette Portis
出版社:HarperCollins
英語絵本の対象年齢は、もちろん英語圏の子どもに合わせています。4~5歳で英語の絵本をはじめて読む場合は、単語数などを確認せずに年齢だけで選んでしまうと難しすぎることがあります。けれども、乳幼児向けの物語では、楽しいと感じないかもしれません。短文で、しかも子どもが興味を持てる絵本を選びましょう。

「Not a Box」は、主人公の子うさぎが、段ボール箱をいろいろなものに見立てて遊ぶお話です。大人になると、段ボールは段ボールにしか見えなくなってしまいます。けれども、子どもは段ボールがあれば、他のおもちゃはいらないのでは?というくらいいろんな遊びを考えて楽しんでくれますよね。「Not a Box」は、シンプルなイラストと文章で英語に触れつつ、子どもの想像力をかきたててくれる絵本です。

6歳児におすすめの英語絵本

Amazon | No, David! (Caldecott Honor Book) | David Shannon | Manners (99053)

タイトル: No, David!
著者:David Shannon
出版社:Blue Sky Pr
6歳からはじめて英語で読み聞かせをする場合も、4~5歳と同じように対象年齢で選ぶときは注意が必要です。対象年齢に関係なく、文章が短くて、6歳児が面白いと感じるストーリーを見つけることが大切です。

デービット・シャノン のDavid シリーズは、小学校入学前後のやんちゃな子どもが共感できるポイントがたくさん。そして、子育て中のパパママも主人公のお母さんや先生の気持ちが痛いほどわかるはずです。

何かと注意されてばかりの主人公ですが、最後はしっかり笑顔になれるので安心してくださいね。1文2、3語、多くても5単語程度なので、英語がはじめてでもイラストから内容が理解しやすいですよ。

英語が話せなくても大丈夫!英語絵本を読み聞かせる方法

「英語が話せないから……」と、英語での読み聞かせに不安があるママやパパは多いかもしれません。けれども、あまり心配しないでくださいね。小学校低学年向けぐらいまでの絵本に出てくるのは、学生時代に習ったことがある英単語がほとんどです。

もし発音に自信がない場合は、Googleの音声付きの翻訳機能などで読み聞かせの前に発音をチェックしましょう。また、絵本にはCDが付属されている場合もあるのでどんどん活用してくださいね。

言語に関係なく、読み聞かせは親子にとって素敵な時間であってほしいものです。子どもの興味、成長にあった英語絵本を選んで、読み聞かせを楽しんでくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

LOA
LOA

カナダ在住の英日翻訳者・フリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。