最近は世の中のグローバル化にともない、子どもに対する早期からの英語教育が注目されています。今回は、ご家庭でもお手軽に英語に触れることができる、0~2歳の乳児期にオススメの定番人気英語の絵本を5冊、ピックアップしてご紹介します。
『Goodnight moon』おやすみなさい……
著者 :文 Margaret Wise Brown,絵 Clement Hurd
出版社 :HarperFestival
子どもに大人気の絵本作家、マーガレット・ワイズ・ブラウンの代表作『Goodnight moon』(邦題:おやすみなさいお月さま)。主人公の子ウサギが眠りに入る前に、自分の大切なものひとつひとつに「おやすみなさい(Goodnight) 」を言っていく物語です。
韻を踏んだ簡潔な文章と、シンプルで印象的なイラストが作り出す眠りへのいざないのひととき。
子ウサギの声はだんだんちいさくなり、やがてささやき声に変わり、モノクロとカラーのページを交互に使って描かれているイラストの色彩も、少しずつトーンダウンしていきます。
最後のページをめくるとき、きっと優しい眠りが子どもたちに訪れることでしょう。眠りに入る前の読み聞かせに最適な一冊です。
『Dear Zoo』動物園のおじさんへ
著者 :Rod Campbell
出版社 :Little Simon
ペットを飼いたい主人公の男の子が動物園に手紙を出したら、大きな箱入りの動物が送られてきました。さて、中にはどんな動物が入っているのでしょうか?
箱の隙間から見える動物を当てていく、子どもたちが大好きな仕掛け絵本です。
最後に男の子の元にやってきたのは、どんな動物なのか……どきどきわくわくの楽しい一冊。丈夫なボードブックなのも、嬉しいオススメポイントです!
『My world』ぼくのせかいをひとまわり
著者 :文 Margaret Wise Brown,絵 Clement Hurd
出版社 :HarperCollins
この作品は、『Goodnight moon』と同じマーガレット・ワイズ・ブラウン制作の姉妹作品です。
こちらは、子ウサギが朝目覚めて歯を磨き朝ご飯を食べて、というような日常の様子がモノクロとカラーのページを交互に使って描かれ、色彩が少しずつトーンダウンしていく、『Goodnight moon』と同じに手法で描かれています。
優しくリズミカルなフレーズと、シンプルで印象的なイラストが作り出す、独特の子ウサギワールドはこの作品でも健在!50年もの間、子どもたちに愛され続ける名作の絵本です。
『I like it when』こんなときが好き♪
著者 :Mary Murphy
出版社 :HMH Books for Young Readers
主人公のペンギンの子どもがママに、「こんなときが好き♪」と語りかける絵本です。
手を繋いで、思いっきり抱きしめて、キスして、おやすみなさいを言う。かわいらしいビビットカラーの色彩が描き出すのは、愛情あふれる親子のスキンシップの数々です。
眠る前の親子水入らずのひととき。この絵本を使って、親子の絆を深めてみてはいかがでしょうか。
著者 :Ed Emberley
出版社 :LB Kids
子どもたちに大人気の絵本『Go Away, Big Green Monster!』の姉妹作品。
絵本いっぱいに描かれているのは、かわいい小さなグリーンモンスターの顔です。顔のパーツが、ページをめくるたびに順番に登場してきて出そろうと、今度は逆に「Nighty Night」と言いながら顔のパーツが消えていきます。そして最後は何もなくなり、おやすみの時間に。
ゆったりとした声で読み聞かせたい、寝かしつけにピッタリな一冊です。
英語の絵本で、大人もコミュニケーションを楽しもう!
幼児向けに作られてはいますが、大人が読んでもとても楽しいものばかりです。眠る前の読み聞かせに活用してみてはいかがでしょうか。
親子の楽しいコミュニケーションのお供ぜひ一冊。オススメですよ。