2018年9月21日 公開

小学校受験徹底ガイド!費用の相場や試験・面接で注意するポイント

子どもにはできるだけ良い環境で勉強をさせたい、小さいうちから英語や体験学習にも力を入れたいといった願いから、小学校受験を検討する家庭が増えてきています。受験のメリット・デメリットや費用、試験内容、対策塾についてなど気になるポイントをまとめました。

なぜ「小学校受験」をするのか

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「小学校受験」「お受験」と聞くと一部のお金持ちの話と思われるかもしれませんが、首都圏においては一昔前に比べて小学校受験を選択する家庭が増えてきています。主な理由としては、「良い教育環境でわが子を学ばせたい」「公立小学校よりも英語学習や体験学習が充実している」「その学校の教育理念・教育方針に賛同している」「中学受験を回避したい」「地元の小学校に不安がある」などさまざまです。

世の中の流れとして共働き世帯が増えていることもあり、ワーキングマザーが子どもを保育園に通わせながら小学校受験を目指す、というケースも珍しくなくなってきました。また受け入れる小学校側もアフタースクールを運営するなど、共働き家庭をサポートする動きがみられるようになりました。

とはいえ、小学校受験のハードルは高いことに間違いはありません。受験にかかる費用は、新車を買えるほどかかるとも言われており、私立小学校であれば高い入学金に加えて学費や備品購入、寄付金などで一年間に150万以上かかってきます。また、居住区域にも制限があり、公立小学校に比べて選択肢は広いですが誰しもが受験できるわけではありません。それから、私立小学校では小中高一貫教育を進めている学校も多く、親子共に長くお付き合いをしていくことになりますが、だからこそ小学校時代だけを見ずにその先のことも十分考えて進路を決める必要もあります。

受験のメリット・デメリット

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小学校受験のメリット

小学校受験を考えることは、子どもの教育や将来について考えることにつながります。子育ての中で大事にしてきた想い、譲れないポイント、子どもに身につけてほしい知識やスキル、交友関係、どういう大人になってほしいか。小学校受験を通して、夫婦でよく話し合うチャンスでもあります。

また合格してからのメリットとしては、学校にもよりますが、中学校や高校、あるいは大学まで受験をせずに進学できることが挙げられます。その学校の理念をよくわかっている家庭が集まるので、子育てや教育について価値観の合う保護者の方と出会うことができる、子どもにとっても付き合いやすい友だちに恵まれる、ということもあるでしょう。

小学校受験のデメリット

一番のデメリットはお金の問題です。受験のための塾代や自宅学習教材の費用、習い事の月謝代、お受験用の洋服や小物などを合わせると、年長クラスの1年間で200万以上かかった、という話も聞きます。めでたく合格を勝ち取った場合は、入学金や学費に加えて指定の制服やカバン、体操服などを用意し、寄付金も納める必要があります。課外活動費や部活動費も出てきます。6年間、あるいは中学、高校とそれが続くことを考えると、一般的なサラリーマン家庭にとっては頭の痛い問題です。ましてやきょうだいで同じ学校に通うとなるとさらに費用はかかります。

また、地元の公立校に通うよりも、多くの場合通学時間が伸びてしまいます。中には電車やバスを乗り継いで、通学に1時間ほどかけているという子どももいます。途中、事故がないか、往復の時間が体力的にも精神的にも子どもの負担にならないか、心配事は増えます。

準備はいつからはじめる?

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準備をいつからはじめるかは、いつが受験日なのかを知ることでおのずとイメージが湧いてきます。

首都圏の場合は、
5~6月:学校説明会・相談会
7~9月:願書配布
10~11月:私立小学校の考査がスタート
12月:国立小学校の考査がスタート
と毎年だいたい決まっています。

ここで注意したいのが、年長に上がったタイミングから考えると、受験本番まで7~8カ月しかないということです。受験勉強期間は1年は欲しいところです。そのため、遅くても年中の秋からスタートするのが理想です。

なぜ1年必要なのか。勉強する時間は多い方が有利であるということもありますが、小学校受験では常識問題として「季節」や「行事」の問題がよく出ます。草花の名前や旬の野菜・果物、それからひなまつりや七夕などの行事の話など、1年を通して実体験を踏まえて教えてあげることができると、記憶の定着も高まります。よって1年は勉強期間があるとよい、ということになるのです。

子どもの受験勉強や制作練習とは別に、親としては早めに説明会や学校行事に参加することもおすすめします。説明会や学校行事は学校同士で日程が重なることもありますし、年長になってからでは見たい学校を全部見れない、ということもあります。実際に校内や児童の様子を見て、先生方のお話を聞くことで志望校のイメージも固まってくるので、ぜひ年少、年中の頃から見学をしましょう。ただし、学校によっては、受験対象者である年長の保護者の方のみ、子ども同伴は不可、といった制限をかけている場合や、予約が必要なものもあります。そうした注意事項も細かく学校のWEBサイトに掲載されていますので、チェックしてくださいね。

働いている保護者の場合、なかなか時間をとるのも難しいかもしれませんが、情報収集はなるべく早く、が受験を乗り切るひとつのポイントになります。こちらの記事も参考にしてください。

準備~受験~入学までの流れ

では、準備から受験、入学までのだいたいの流れを具体例として紹介します。
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<参考>
https://www.inter-edu.com/article/hajimete-shoju/hajimete-shoju_151019/
『日本一わかりやすい小学校受験大百科 2018完全保存版』(2017年) プレジデント社
特に注意が必要なのは、願書の配布期間です。配布期間を過ぎてしまうと、願書を入手することができず、それはつまり受験もできないということになってしまいます。

願書を受け取る際の注意や書き方などはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
また合格後、入学するまで3~4カ月ほどありますが、せっかくついた学習習慣が崩れないよう、自宅での学習は続けておくとよいでしょう。先取り勉強を無理にする必要はありませんが、絵本を読む、絵を描くなど、子どもが好きなことでもいいので、きちんと机に向かって一定時間を過ごす習慣を続けておくと入学後にも役に立ちます。

有名・名門学校の定員数は?

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学校により定員数は違います。首都圏の小学校のデータを見てみると、少ないところでは30~40名、多いところで120~140名程度となっています。学校のWEBサイトや説明会などで配布される資料に記載されているので、気になる学校の定員はチェックしておきましょう。

具体的には、慶応義塾幼稚舎の場合、2019年度一年生の募集人数は、「男子96名、女子48名、合計144名」とWEBサイトで公開されています。早稲田大学系属早稲田実業高校初等部では、男女の内訳は公開されていませんが、2019年度一年生の募集人数は108名となっています。女子高の雙葉小学校では、2019年度一年生は女子約40名を募集しています。

小学校受験にかかる費用

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上記でも小学校受験のデメリットとして挙げましたが、受験にかかる費用は相当必要だと考えた方がいいでしょう。いったい何にそんなにかかるのかというと、一番はなんといっても塾代です。有名塾であれば入学金は安くても20,000円台、高いところでは80,000円にもなります。その上で毎月の基本の授業料は年少クラスで20,000円ほどから、年中、年長とクラスがあがるにつれて授業料も上がり、月50,000円以上必要な塾もあります。

基本クラス以外に、志望校別クラス、夏休みや冬休みの特別講習や合宿、子どもの絵画や集団行動、運動などの個別講座、親向けの面接・願書対策など、挙げればキリがありません。

塾以外に、絵画教室やピアノ教室、体操教室にも通う、また自宅で個別指導をしてくれる家庭教師を雇っている方もいます。

そして、受験には「考査料」が必要です。私立小学校の場合、20,000円~30,000円が一般的です。国立小学校は、私立に比べてぐんと安いのですが、それでも3,000円ほど必要です。

加えて、受験のための洋服を親子で用意したり、運動考査のための運動服や運動靴、文房具類、願書に添付する写真撮影など何かとお金がかかります。

お金はかけようと思えばいくらでもかけられます。「これで合格できるなら」「これを削ったせいで不合格になってしまったら」という心理も働き、一度ゆるめた財布の紐は戻らないとも言われています。大切なのは、入学してから。受験対策にばかりお金をかけ過ぎていないか、よくよく考えなくてはいけません。

実際にどれくらい受験費用が必要だったのか、体験談もありますので参考にしてください。

小学校受験と中学校受験はどちらがお得?

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損得の話ではないのですが、小学校受験と中学校受験を天秤にかけて考えている方は多いようです。

一般的に中学受験をスタートさせるなら、遅くても小学4年生から塾に通いはじめなくてはいけません。小学校受験の準備期間と比べると、中学校受験の方が塾に通う期間は長くとられます。また、中学校受験では、周りの環境もとても大事です。自分で進んで塾に通い、自宅でも勉強をするためには、周りにそういう友達が必要になり、公立校に通って中学受験を目指す難しさはここにあります。

通わせたい学校があり、そこが小中一貫教育を実施しているなら、小学校から入る方が内進もできるのでいい、という考えもあります。中学受験に特化した授業やカリキュラムを用意している私立小学校(東京都立大付属小学校や洗足学園小学校など)もあり、中学受験のために小学校受験をする、というケースもあります。

また、公立小学校に通いながら中学受験を目指すのは大変ではあるものの、公立だからこそいろんな子どもが集まり、その分刺激も多く、自由にのびのびと過ごすこともできます。幼稚園や保育園時代にはわからなかった子どもの性質や得意なことを親がじっくり見出すこともでき、本当に子どもにあった学校を中学から選ぶということもできます。小学校受験と違い、子ども自身が行きたい学校を選べるということも中学受験のメリットだと言えます。

小学校の選び方

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どういう小学校がいいのか、チェックするべきポイントはたくさんあります。
・教育理念や教育方針
・どんな施設があるか
・校内や児童の様子
・学費
・通学が可能かどうか
・中学校への進学率
など。

口コミサイトや個人ブログなどの情報は鵜呑みにせず、学校の公式サイトや説明会で得た情報、知り合いに在校生や卒業生がいたら直接お話を聞くなどして、学校の特徴や魅力をしっかり把握してから志望校を選んでください。

国立と私立はどっちがいい?

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国立小学校は国立大学の附属小学校であり、全国にあります。国の教育研究機関と位置づけられ、そのため優秀な教師が揃い、最先端の授業を受けることができます。また何といっても学費の安さが魅力です。

しかし、私立小学校と比べると生徒たちへのサポート体制は低く、勉強についていくために子ども自身がしっかりと自主性をもって励まなければいけません。中学、高校への内進も、私立と比べて厳しいという声もあります。

学費が安いうえに高いレベルの授業が受けられるということで、国立の場合は受験倍率も非常に高いです。お茶の水女子大学附属小学校の場合は2017年度データで52.1倍となっています。考査では抽選も実施するため、いくら受験勉強を頑張っても運悪く合格を掴めなかった、ということも多いようです。

私立小学校の魅力は、学校それぞれで独自の教育方針のもと、ユニークなカリキュラムで教育を進めていることだと言えます。サポート体制を整え、子どもの個性をいかして伸ばすことに注力してくれるのも親としては嬉しい点です。

国立ほどではないにしても、私立の人気校であれば受験倍率は10倍とかなりハードルは高いのですが、2倍前後~5倍ほどの学校も多いです。各学校で特色があり、しっかり受験対策をすれば合格できる可能性はぐっと高まるため、狙いやすいと考える家庭もあるようです。

しかし、私立だから、国立だからという理由だけで学校を決めるのではなく、どういう教育方針のもとに運営されているか、わが子をその学校で学ばせたいかどうか、ということが一番重要になるはずです。まずは興味のある学校については見学をしたり調べたりするなどしてその学校の特徴をしっかり掴み、受験をする・しないを判断されると良いでしょう。

試験の内容と合格基準

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小学校受験の試験には以下のようなテストがあります。

・ペーパーテスト
いわゆる筆記試験で、クーピーなどで記入するテストですが、国語や算数といった教科テストではありません。森の中を描いた絵の中から同じ動物や植物を見つけて数を答える、植物や生活小物などの絵を季節ごとにわける、例と同じ図形を探す、お話を聞いて問題を解くなど、常識や生活、数や図形の理解、言語の理解、記憶力を考査します。首都圏では私立国立を合わせると全体の約75%以上がペーパーテストを実施しています。

・絵画
お題をもとに描くパターンと、自由に絵を描くパターンがあります。描いた絵について質問されることもあります。

・制作/巧緻性
ちぎる、貼る、折る、切るなどの手先の器用さや、発想力、そして指示通りに制作物を完成させられるかなどが試されます。スピード感と正確さも求められるので、訓練が必要です。

・運動
縄跳びや平均台、ケンケンパ―、ボール投げ、音に合わせて動くなどがあります。年相応の体力や体の動かし方が身についているか、機敏性や持久性、リズム感はあるのかなどを見られます。

・行動観察
ここ近年では、どの小学校でも行動観察を重視していると言われています。4~5人のグループに対してひとつのテーマを与え、どのように取り組んでいくかを観察したり、ゲームをさせたり自由に遊ばせてその様子や態度を観察したり、昼食の用意や後片付けではどういう行動をしているかを見る、などがあります。見極められるポイントとしては、協調性やコミュニケーション能力があるかどうか、基本的な生活力が身についているか、自立心、発想力、人を思いやる気持ちなど、学校での集団生活に支障がないかという点が挙げられます。近年の傾向としては、必ずしもリーダーシップは必要ではなく、チームワークを意識できるかどうかが重要だと言われています。

・面接
どの小学校でも面接試験を実施しており、面接がない場合でも、絵画や制作の中で個別に質問を行います。面接は親子同席、あるいは親だけ行う形です。親には、志望理由や家庭での教育方針、子どもの長所や性格、普段の生活の中で子どもとどのような関わり合いを持っているのか、将来像などが聞かれます。単刀直入に聞かれることは少なく、さまざまな質問方法で親の考え、日常の様子、教育方針を聞いてきます。どんな質問にも答えられるよう、答えをよく練って、対応できるようにしておきましょう。子どもには好きな遊びや食べ物、家族との思い出、幼稚園や保育園で頑張ったことなどがよく聞かれます。質問された内容に対し、的確にハキハキと答えられるよう練習をしておきましょう。

学校によって、これらすべてのテストを実施したり、ペーパーと運動のみ、面接はなしなど組み合わせはいろいろです。志望校ではどんなテストが実施されるのか、事前に把握しておきましょう。

ペーパーテストは正解不正解がはっきりしていますが、その他のテストではどこまでできれば合格なのかが曖昧ではあります。合格基準は把握しにくいのですが、各校で力を入れているテストや求める子どもの能力・姿をよく調べておくことは、対策の目安になるはずです。

また国立小学校の場合は、これらのテストに加えて「抽選」も加わってきます。筑波大附属小学校では一次選考として抽選をし、その後にペーパーテストと集団テスト、最後の三次選考としてまた抽選を行います。

慶応義塾幼稚舎と筑波大附属小学校の試験内容については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

面接で見られるポイント

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面接試験の怖いところは、その家庭の本当の姿が表れる点です。特に子どもに対する質問の中には、親の日常的な態度、子どもへの接し方、教育方針を読み取るためのものも用意されていることがあります。

たとえば、

・きょうだいでケンカしたときにお母さんからはなんと言われますか?
→親の育児の様子を知るため
・お母さんの手料理で好きなものはなんですか?
→食事への配慮や食育への取り組みを知るため
・お父さんとはどんな遊びをしていますか?
→父親の育児参加の具合を知るため

質問を受けた子どもは深読みなどせず、ありのままを答えてしまいます。親側が回答を練り、子どもにも面接の練習をしっかりさせていたとしても、たくさんの親子を面接してきた面接官には、その場を取り繕うために用意した答えなのかどうなのかは、すぐにバレてしまうでしょう。そのため、受験を決めたら早い段階から普段の親子の関わり合いを見つめ直すことが大切になります。

ドアの開け方、椅子の座り方、挨拶の仕方も見られます。言葉づかいにも注意が必要です。いつも、パパママと呼んでいると、つい面接の本番でも出てしまいます。両親も、正しい敬語が使えているか、会話のキャッチボールができているかをチェックされます。

気を緩めがちな控室での態度も見られているかもしれません。服装もチェックポイントです。

面接の内容や対策についてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので参考にしてください。

共働きだと不利になるって本当?

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母親が働いていることそのものが合格を妨げることはありません。最近では共働き家庭でも小学校受験を目指す家庭や、実際に保育園出身で私立国立小学校に通っている子どもも増えてきています。肝心なのは、働いていても、きちんと子どもの将来について考えられているか、子どもとの時間を大切にしているか、です。それを学校側は見ています。

ただ、両親ともに働いていることで時間が限られるため、受験の準備不足になることは否めません。子どもも、幼稚園であれば午後の2時や3時には帰宅し、その後に自宅学習や塾、習い事をする時間がありますが、保育園児の場合は、早くても午後4時にお迎え、遅い場合は6時を回ることもあり、平日は帰宅後に受験勉強をするのが難しいかもしれません。共働き家庭の場合、専業主婦や幼稚園児と比べて親子ともども自由時間が圧倒的に少ないのが致命的なのです。

その少ない時間をいかに有効活用できるかが、合格には欠かせないと言えます。しっかり計画を立てて学習を進めなければいけません。説明会や見学は平日の場合もあるので、仕事の調整も必要です。でも、共働き家庭であっても時間をやりくりして合格を掴んだ親子もいるので、共働きだから絶対に無理とは思う必要はありません。

ワーキングマザー&保育園児ならではの工夫はこちらを参考にしてください。

幼児教室・塾には通った方がいい?

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幼児教室や塾のメリットは、
・受験情報を共有してもらえる
・先生がつき、親子で指導してもらえる
・合格までのプランニングを立ててもらえる
・先生から客観的に子どもの能力を判断してもらえる
・わが子以外の小学校受験をする子どもたちの様子を見ることができる
ということが挙げられます。

幼児教室や塾に通ったから合格が約束されるわけではないですし、塾なしで受験を乗り切った家庭もないわけではありません。しかし、小学校受験をする子どもは大抵、幼児教室や塾に通っています。

塾の選び方

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幼児教室や塾では無料体験や見学を随時実施しています。大手がいいのか個人経営の塾がいいのか。授業中は親も同席するのか、預かってくれるのか。塾によってタイプはさまざまで、子どもに合う・合わないが必ずあります。できるなら、いくつか見学したうえで選ぶとよいでしょう。

同じ教室・塾のママ友との付き合い方

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幼児教室や塾のママは、小学校受験を共に目指す貴重なママ友です。週に1~2回は必ず顔を合わす間柄ですので、できれば仲良くなって交流を図った方が情報交換もでき心の支えになるはずです。子どもを預けるタイプの塾であれば、待ち時間を一緒に過ごすこともできますし、親同士が仲良くなることで子ども同士の仲も良くなり、教室や塾に行くのが楽しくなるというメリットがあります。

ただ、相手の子どもがどこを受験するのかについては、こちらからいきなり質問するのはやめましょう。相手は戦友でありながらライバルでもあるかもしれません。相手から話してこない限り志望校の話題はNGとわきまえておきましょう。

小学校受験の失敗例

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小学校受験は「親の受験」とも言われます。それは、志望校選びも子どもの学習も、親がリードし計画を立てて進めていかなくてはならないからです。

受験校についてよく調べることもなく、ただ学習ドリルをやらせるだけでは合格はできないでしょう。母親だけが躍起になり、自分のことのように一生懸命になりすぎるのもいけません。そして、受験は母親だけで乗り切るものではなく、夫婦で子どもの教育について、将来について同じ気持ちを持って取り組むものです。夫婦でお互い納得をして家庭で教育方針を固めていることが大切なのです。

よく言われるのは、受験を楽しんだ親子が勝つ、ということ。受験を目指し頑張りはじめたのに、なかなか結果がついてこなかったり予定通り進められず、子どもにきつくあたってしまい親が自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。子どもも楽しくない勉強ばかりで、勉強そのものが嫌いになってしまう恐れもあります。

でも、やった分だけ、頑張った分だけ、必ず子どもは成長していきます。できるようになったことやチャレンジしたい気持ちを褒め、一緒に喜び、次へとつなげる。その丁寧な繰り返しがきっと合格へとつながるはずです。

Chiik!では小学校受験の体験談を連載しています。気になるお受験情報も満載の「『お受験』はじめました!」もぜひご覧ください。
参考文献:
『日本一わかりやすい小学校受験大百科 2018完全保存版』(2017年) プレジデント社
『2019年度 首都圏 私立・国立 小学校合格マニュアル 入試準備号』(2018年) 伸芽会
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

Akari Itoi Akari Itoi  フリーのエディター、ライター、イベント/セミナー運営のディレクターとして活動中。夫と娘2人、東京在住。石川県出身。得意な分野は食・子育て・ママライフ・学び。 調理師/パンコーディネーター取得。