2018年9月4日 公開

願書は学校へのラブレター!「『お受験』はじめました!」vol.27

当然ですが、受験をするためにはまずは願書を手に入れ、提出しなくてはいけません。願書には志望動機や家庭の教育方針などを書く欄がありますが、何をどう書くのか、しっかりと内容を推敲しなければいけません。vol.27では願書の入手方法や書き方のコツをご紹介します。

願書は志望校へのラブレター!

志望校を決めたら、願書を書いて提出します。その願書に基づいて受験番号が発行され、送付されます。

小学校受験の「願書」は志望校へのラブレターのようなものです。相手にわが子の魅力を伝える文章を練り上げましょう!
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願書の配布日時に注意!

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願書は、学校に行って受け取ってくる必要があります。無料で願書をくれる学校もあれば有料で購入するところもあります。学校のパンフレット込みで概ね1,000円程度です。

願書入手で一番大切なのは「配布日時」を調べておくことです。願書は決められた日時のみ配布または購入可能です。それを過ぎると買うことができません。買えない=受験できないということです。

受験するしない以前の問題になりますので絶対に間違えないようにしてください。

購入はできれば2部

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制限がなければ最低2部は購入してください。万が一書き損じがあったり汚れたり破れたりしてしまったら一大事です。予備があると安心して書くことができるので、精神的なお守りとしても役立つでしょう。

願書を仕上げるための順番

願書を手に入れたら以下の順で仕上げていきましょう。

1:コピー&スキャニング

どんな願書に仕上げるかを考える前に、することがあります。それは、まっさらな願書のコピーを取ることです!そして、コピーは複数枚取っておくことをおすすめします。

さらに、そのコピーをできればスキャナで取り込み、データ化しておきます。データでも持っておくことでより安心でき、念入りに下書きができます。

2:内容を練り上げる

願書のフォーマットを確認し、記載する内容をチェックします。
何を書くかが重要なので、この後で細かくお伝えします。

3:コピーした願書に書いてみる

まずはコピーした願書に書きこみ、文字の大きさや長さなどをチェックします。

4:願書に書いていく

鉛筆で薄く下書きしてから上書きすると失敗がないです。
上書きしたあと、しばらくしてインクが乾いたのを確認してから消しゴムで少しずつ消していきます。

5:コピーをとる

仕上がった願書もコピーしましょう。面接に臨む前に何を願書に書いたかを確認するためです。できれば写真に撮ったりスキャンして、これもデータ化し、どこでもスマホで確認できるようにしておくと安心です。

願書に書く文章を練り上げる

願書に書く項目としてよくあるのは「志望動機」、「教育方針」、「子どもの長所・短所」などです。

塾に通っている場合は過去のデータなどから何を書いたら学校側にとって響く願書になるかということを徹底的に指導され、何度も修正を求められます。時間をかけて完璧な願書に仕上げていくのです。塾に通っていないママミーヤ家では太刀打ちできない領域です。

ママミーヤは何を書くかをかなり悩みました。悩みながら、自分自身が中学受験をしたときのことを思い出しました。

そして、自分で言うのも恥ずかしい話ですが、当時最大手の中学受験塾の模試を受けた際に面接の試験官をした先生から、

「面接だけならどの学校でもNo.1で合格できる」

と言われたことを思い出したのです。当時のママミーヤはどんな話をしていたのでしょう?

相手に伝わる志望動機

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ママミーヤが中学受験の面接試験のとき気をつけていたことは、「相手に自分の何を知ってもらいたいか」ということです。

読書と歴史を調べることが好きだったママミーヤは受験した学校の歴史も調べて「こんなことに興味を持った」「こんな勉強ができるので自分の好きなことにも打ち込めそうだ」という話をしたことを思い出し、要するにどれだけ「自分ごと」にもっていけるかが肝なのだと感じました。

願書も同様です。

この学校のどんなところが良いと思っているか、学校説明会やパンフレット、WEBサイトの記入事項など徹底的に調べました。結果としてきちんと調査をした学校の願書は我ながら伝わる願書になっていたのではないかと思います。逆に願書に時間をかけなかった学校は不合格でした。かけた時間というよりも、その学校に対する想いをどれだけ伝えられるかがポイントということです。

インターネットで集めるべき情報は……

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合格した学校に関しては徹底的に調べました。インターネットで検索して調べるのは口コミではありません。口コミはあくまで他人の評価です。真偽も定かではありません。

学校の内情が知りたければ、現在通っている人の感想を直接聞くべきです。学校に直接質問できる機会もあるでしょう。

ママミーヤが調べたのはその学校の教育に関する情報です。たとえばその学校の先生が何かのメディアで発言しているかもしれません。雑誌で教育について語っているかもしれません。特に校長先生はさまざまなメディアで発言する機会がありますので、そういった発言内容をすべてメモしておきました。

心がけていたこと

「多様性」を多用しない

グローバル社会に対応するための多様的な教育を施す学校も多いのですが、「多様性」を求めているということを願書に書かないようにしていました。私立も国立もそれぞれの教育方針があります。その教育方針にマッチする子どもと家庭を求めていると思うので「多様性」とは書きませんでした。本当に多様性を求めるのであれば、さまざまな家庭の子どもが集まる公立小学校の環境が最もマッチしているかもしれません。

学校の教育方針を保護者としてサポートする意思

この学校の教育方針だからわが子を入学させたいということだけではなく、保護者としてその教育を精一杯サポートしたいという想いをぶつけました。学校にお任せ、という姿勢ではなく、協力を惜しまない意志が強いということを伝えました。

「自分ごと」にする

志望動機にしても教育方針にしても、自分たちの経験の中でよく考えた上でこのようにしているという理由を明確に述べられるようにすると、願書でもそして面接でもきっと役に立ちます。ありきたりな文章ではなく自分たちの想いや経験を伝えられるように考えると良いでしょう。

対策をすれば、想いの強さは自然と現れる

たとえば志望動機で、
「御校の教育方針に感動しました。娘をぜひこのような学校で教育したいと思いました」
というのと
「私どもは娘に対して常に○○○と教えてまいりましたが、御校の学校説明会で校長先生が●●●とおっしゃっていたのを聞いて私どもが娘に伝えたかったことはこういうことだったと大変納得いたしました。さらに○☓新聞で御校○☓先生の授業について拝読し……」
などと書かれているのとでは、どちらが説得力があるでしょうか?

自分の経験に加えて、どれだけその学校について調べ、知ろうとしているか。どれだけ高い関心を寄せているかを伝えられるようにすると良いのではないかと感じます。

すぐに仕上げられるものはないので、じっくりと考え、推敲を重ねていきましょう。

次回をお楽しみに!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

ママミーヤ ママミーヤ  フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!