当然ですが、受験をするためにはまずは願書を手に入れ、提出しなくてはいけません。願書には志望動機や家庭の教育方針などを書く欄がありますが、何をどう書くのか、しっかりと内容を推敲しなければいけません。vol.27では願書の入手方法や書き方のコツをご紹介します。
願書は志望校へのラブレター!
小学校受験の「願書」は志望校へのラブレターのようなものです。相手にわが子の魅力を伝える文章を練り上げましょう!
願書の配布日時に注意!
願書入手で一番大切なのは「配布日時」を調べておくことです。願書は決められた日時のみ配布または購入可能です。それを過ぎると買うことができません。買えない=受験できないということです。
受験するしない以前の問題になりますので絶対に間違えないようにしてください。
購入はできれば2部
願書を仕上げるための順番
1:コピー&スキャニング
さらに、そのコピーをできればスキャナで取り込み、データ化しておきます。データでも持っておくことでより安心でき、念入りに下書きができます。
2:内容を練り上げる
何を書くかが重要なので、この後で細かくお伝えします。
3:コピーした願書に書いてみる
4:願書に書いていく
上書きしたあと、しばらくしてインクが乾いたのを確認してから消しゴムで少しずつ消していきます。
5:コピーをとる
願書に書く文章を練り上げる
塾に通っている場合は過去のデータなどから何を書いたら学校側にとって響く願書になるかということを徹底的に指導され、何度も修正を求められます。時間をかけて完璧な願書に仕上げていくのです。塾に通っていないママミーヤ家では太刀打ちできない領域です。
ママミーヤは何を書くかをかなり悩みました。悩みながら、自分自身が中学受験をしたときのことを思い出しました。
そして、自分で言うのも恥ずかしい話ですが、当時最大手の中学受験塾の模試を受けた際に面接の試験官をした先生から、
「面接だけならどの学校でもNo.1で合格できる」
と言われたことを思い出したのです。当時のママミーヤはどんな話をしていたのでしょう?
相手に伝わる志望動機
読書と歴史を調べることが好きだったママミーヤは受験した学校の歴史も調べて「こんなことに興味を持った」「こんな勉強ができるので自分の好きなことにも打ち込めそうだ」という話をしたことを思い出し、要するにどれだけ「自分ごと」にもっていけるかが肝なのだと感じました。
願書も同様です。
この学校のどんなところが良いと思っているか、学校説明会やパンフレット、WEBサイトの記入事項など徹底的に調べました。結果としてきちんと調査をした学校の願書は我ながら伝わる願書になっていたのではないかと思います。逆に願書に時間をかけなかった学校は不合格でした。かけた時間というよりも、その学校に対する想いをどれだけ伝えられるかがポイントということです。
インターネットで集めるべき情報は……
学校の内情が知りたければ、現在通っている人の感想を直接聞くべきです。学校に直接質問できる機会もあるでしょう。
ママミーヤが調べたのはその学校の教育に関する情報です。たとえばその学校の先生が何かのメディアで発言しているかもしれません。雑誌で教育について語っているかもしれません。特に校長先生はさまざまなメディアで発言する機会がありますので、そういった発言内容をすべてメモしておきました。
心がけていたこと
「多様性」を多用しない
学校の教育方針を保護者としてサポートする意思
「自分ごと」にする
対策をすれば、想いの強さは自然と現れる
「御校の教育方針に感動しました。娘をぜひこのような学校で教育したいと思いました」
というのと
「私どもは娘に対して常に○○○と教えてまいりましたが、御校の学校説明会で校長先生が●●●とおっしゃっていたのを聞いて私どもが娘に伝えたかったことはこういうことだったと大変納得いたしました。さらに○☓新聞で御校○☓先生の授業について拝読し……」
などと書かれているのとでは、どちらが説得力があるでしょうか?
自分の経験に加えて、どれだけその学校について調べ、知ろうとしているか。どれだけ高い関心を寄せているかを伝えられるようにすると良いのではないかと感じます。
すぐに仕上げられるものはないので、じっくりと考え、推敲を重ねていきましょう。
次回をお楽しみに!