小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.13では保育園児が小学校受験をする場合の時間の有効活用について工夫したことをお伝えします。
お受験準備は毎日の積み重ね
毎日少しずつでも積み重ねていくことで、それが当たり前となり、本番でもしっかりと成果を発揮できるようになります。
親の計画がすべてといっても過言ではない!
今何が必要か、何が不足しているかなどを客観的に分析し、子どもに最適な1日のスケジュールを立てるのは親の大切な仕事です。
保育園児の自由時間は少ない
ママミーヤ家の場合は、基本は18時30分のお迎えでした。しかし、繁忙期には20時30分までの延長保育を依頼することもたびたびありました。夕食まで食べさせてくれてありがたかったですが……帰宅後から寝るまでの時間がとにかく短いことが悩みでした。
ママミーヤ家ではどうしていたか?
ゴールをイメージする
約半年あまりしか残されていません。どこまでのレベルを求められるかを知るためにさまざまな学校の過去問を見てみました。
また、すぐに複数の幼児教室の模試を受けはじめました。できるところとできないところをはっきりさせ、勉強の計画作りのマイルストーンとして活用するためです。
親も覚悟して仕事の調整をする
ペーパーは朝の時間を活用する
出かける時間は決まっているのでダラダラと間延びすることがなく、メリハリが付けやすいです。子どもによって違いはあると思うのですが、ミヤピーの場合は起床→着替え→冷たい豆乳(またはヨーグルトドリンク)を1杯飲んだあと、ペーパーに取り掛かっていました。朝食はペーパーが終わってからのほうが本人的には良かったそうです。
1日の課題として用意したのは20枚のペーパーです。取り掛かるまでの時間を短縮できるよう、前日の夜のうちにセットしておきました。
20枚できない日もあると思いますが、ママミーヤ家では、できなかった分は帰宅してからのスキマ時間を使ってやってもいい、ということにしていました。
帰りの時間は遊びを兼ねて・・・
→考査の対策を兼ねた遊び方は前回の記事をご参照ください。
とにかく体を動かすことが大好きなミヤピーは、ママと一緒に公園で遊んでから帰った!という満足感が高く、私自身も体を動かすことでストレスを発散できたと思います。学習を意識させずに、「毎日の遊び」という感覚で楽しく繰り返したことが定着に繋がったと確信しています。
帰宅後はスキマ時間を活用「ながら学習」
夕食の準備中
たとえば
・紙をちぎる
・モールをねじる
・テーマに沿った絵を描く
・朝のプリントの続き
など、やり方をわかっているものに関してはこの時間を使っていました。
食後
・食器を片付けてテーブルを拭く
・洗濯物をたたむ
などのお手伝いですが、ミヤピーは最初はうまくできないことが多かったです。大人が1人でやったほうが断然早く終わりますが、毎日一緒に繰り返すことで、だんだんポイントを掴んで上手になっていきました。
言われたことだけではなく、経験を積んだことで自主的に判断してやれることも増えていきます。うまくいかないとつい口や手を出したくなるのですが、しばらく辛抱してみてください。お手伝いは「行動観察」において家でできるお勉強の最たるものだと思います。
ごほうびタイム
(参考:よく出る物語)
ももたろう・きんたろう・かちかち山・舌切りすずめ・ぶんぶく茶釜・さるかに合戦・ねずみの嫁入り・赤ずきん・シンデレラ・白雪姫・人魚姫・おやゆび姫・裸の王様・ねずみのすもう・おおかみと7匹の子やぎ・3匹のくま・かさじぞう・つるの恩返し など
お風呂の時間も使う!
ミヤピーと一緒にお風呂に入り、お風呂で描けるクレヨンを使って絵画の練習をよくしました。いくつかの種類を使ってみましたが、一番書き味がよく、簡単に消せるのはこちらでした。
販売元:日本理化学
販売元:日本理化学
寝る前の本読みは「お話の記憶」対策に!
以前この連載でもご紹介したことがありますが、こぐま会の『話の内容理解 口頭問題集』を読み聞かせの代わりにしていました。
→こぐま会の問題集については、こちらの記事にも書きました。
受験に取り組むことで、子どもも時間の使い方が上手に
どういう風に時間を効率よく使いゴールに向かうか、ぜひ一度しっかり考えてみてください。
1日の時間は誰にでも平等に流れていきます。その時間をどう使うかは自分次第。限られた時間の中で楽しく受験勉強に取り組んだという経験は、子どもが小学校に入ってから、有益な時間の使い方を子ども自ら編み出していくことに繋がるとママミーヤは思っております!