こどもと過ごす、夏休み。
海にプール、旅行に帰省…楽しいイベントが盛りだくさんという方も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方でおうちで子どもと過ごす時間が長いのもまたこの季節。
今日はそんなおうち時間を楽しく過ごすための、工作アイディアをご紹介したいと思います♪
夏休みは家の中での過ごし方がワンパターンになりがち
皆さんはおうちでの時間をどのように過ごされていますか?
学校の宿題をこなしたり、一緒にお料理をしてみたり…
と、なんだか日々のルーティーンの中で毎日が同じような過ごし方になってしまうな~とお悩みの方もいるかもしれませんね。
お庭プールをしたり、お菓子やジュースを用意しておうち映画館を楽しんだり…
普段はしないような特別感のある遊びを取り入れてみるだけでも、子どもにとっては嬉しいものです。
無理なくできる範囲で取り入れてみるのはいかがでしょか。
また、我が家は工作が大好きなので、牛乳パックやトイレットペーパーの芯、プリンのカップなど…使えそうな廃材をストックしておく箱があり、子どもが使いたいタイミングで自由に工作ができるようにしています。
夏休みだと時間が長く取れる分、普段はなかなか作ることができないような超大作を作るチャンス!
工作もおうち時間にはもってこいの過ごし方です。
工作は手先と頭の運動に最適!?
工作まさにトライ&エラーの繰り返し!
大人では当たり前にできてしまうちょっとした作業でも、子どもが行うと失敗してしまうことってありますよね。
例えば、のりを塗る時に はみ出してベタベタになってしまったり、ハサミが斜めに傾いてしまい上手に切れなかったり…と、なにげない一つ一つの作業に「コツ」が必要なものなのだと、私自身も子どもに付き添うことで気付かされました。
我が家の場合、物と物を接着する時にうまくいかず泣かれることが多々あり、なかなか苦労しました。
接着面が少なかったり、接着する資材が不向きな物だったりしてポロっと取れてしまうんですよね。
「ここはのりだとくっつかないから、セロテープをこうやって貼るといいよ」「セロテープは輪っかにしても使えるよ」と大人がアドバイスしてあげることで、少しずつ「成功するパターン」を学んでいきました。
失敗の先にある「できた!」という達成感の繰り返しで、子どもの手先はどんどん器用に、そして考える力が育まれていくのだと思います。
材料は身近な廃材でOK!子どもは閃きの天才
工作をさせたいからと、無理にあれこれ材料を買い揃える必要はありません。
先ほどご紹介した通り、我が家ではトイレットペーパーの芯などの廃材をストックしておいて、その中から自由に工作を主に楽しんでいます。
例えば、牛乳パックは厚紙の代わりになりますし、水にも強いのでお風呂で遊ぶ作品にも使用できます。
縦に半分に切断して装飾すれば立派な船の完成です。
ペットボトルは透明感があり丈夫なので、素敵なランプや小物入れになりそうですね。
そして、何より子どもは閃きの天才!
廃材を漁りながらパッと閃いて夢中で作り出すことも多いです。
何を作ればいいのかわからない時はネット検索に頼ろう!
それでも何を作ったらいいかわからない~という時は、気軽にネット検索を利用してみましょう。
「ペットボトル 工作 かんたん」などと入力するだけで、たくさんの作品やその作り方が出てきます。
動画でわかりやすく説明してくれているものも多く、子どもと一緒に見ながら工作を進めるにも便利です。
子どもと一緒に作りやすそうな内容を探してみて下さいね♪
更に手軽さを求めるなら、ショッピングサイトに様々な種類の工作キットも販売されています。
材料や説明書が揃った状態で自宅に届くという手軽さが魅力ですね。
おうちのスタイルに合った形で工作に取り組んでみて下さい。
簡単楽しい!「夏祭り」をテーマにしたゲーム工作を紹介!
ここからは、実際に我が家で7歳の子どもと作った この夏おすすめの工作を2種類紹介していきます。
「金魚すくいゲーム」と「たこ焼きポイポイゲーム」です。
2つとも作る過程だけではなく作った後も楽しく遊べるゲーム形式の工作です。
おうち縁日にもぴったりなので、是非材料や作り方などを参考にしてみて下さいね。
「金魚すくいゲーム」の作り方
ひらひらと鮮やかで可愛い金魚をすくうゲーム工作です。
複数人で対戦すると更に盛り上がりますよ♪
・ティッシュ
・カラーセロハン
・はさみ
・輪ゴム
・油性マジック(黒・水色)
・丸シール(白)もし無ければ用紙+両面テープで作れます
・紙コップ
・ビニールテープ
【作り方】
①金魚を作ろう
ティッシュを一枚ふんわり丸めて、折り紙程度のサイズのカラーセロハンで包みます。
この時のセロハンの余分は尾びれの部分になるので、切ったりはせず残してくださいね。
くびれを作るように輪ゴムで留めましょう。
丸シールは金魚の目に使います。
好きな表情を描いて金魚の顔にペタッと貼りましょう。
色々な表情があると、見ていて楽しい作品になります。
②ポイを作ろう
金魚をすくうポイは紙コップをハサミで切って作っていきます。
写真のように持ち手の部分を残して、底から2cmくらいの外周をぐるっと切ていきます。
持ち手の部分を軽く外側に折り曲げると、ポイの形になります。
あとは水色の油性マジックで中を塗り、周りをビニールテープで張り付けていけば完成です!
箱や洗面器に入れて金魚すくいをしましょう。
ポイの持ち手が少しグラグラするので、丁寧にすくわないと金魚が逃げてしまったりと、一筋縄ではいかない所がゲームを盛り上げます。
「たこ焼きポイポイゲーム」の作り方
タコ鉄砲でたこ焼きを入れ物に向かって飛ばすゲーム工作です。
さぁ何個入るかな?
・ティッシュ
・クラフトペーパーや茶封筒などの色付き紙
・セロテープ
・はさみ
・絵の具
・液のり
・色画用紙(赤・緑)
・ホチキス
・トイレットペーパーまたはキッチンペーパーの芯
・風船(赤)
・ビニールテープ(赤)
・丸シール(白)もし無ければ用紙+両面テープで作れます
・油性マジック
・卵パック
【作り方】
①たこ焼きを丸めよう
ティッシュを二枚合わせて固めに丸めたらクラフトペーパーで包み、余分ははさみで切り落としてください。
仕上げにセロテープで十字に留めましょう。
たこ焼きのサイズの目安は、ペーパーの芯の中をスムーズに転がるくらいです。
大きく作りすぎると、遊ぶ時に上手く飛ばなくなってしまうので要注意!
②トッピングをつけよう
たこ焼きに茶色の絵の具(ソース)を塗ります。
色画用紙は紅生姜と青のりに見立て細かく切り、ソースの上から液のりで貼ります。
これでたこ焼き玉の完成です。
③舟(入れ物)を作ろう
クラフトペーパーを長方形に切り、両サイドに5センチほどの切れ込みを2ヶ所ずつ入れます(写真参照)
切れ込みの両外側を内側に折り込んでホチキスで留めると、船の形になります。
④たこを作ろう
ペーパー芯の外側全体を赤の絵の具で着色します。
キッチンペーパー芯の場合は半分に切ってトイレットペーパー芯くらいの長さに揃えます。
ペーパー芯の縁から4~5cmはさみで切れ込みを入れていき、脚を8本作ります。
軽く広げ整えましょう。
⑤たこを鉄砲にしよう
風船は口をしっかりと結び、写真のように切ります。(結んだ側を使用します)
たこの上部分に風船を帽子のように被せ、ビニールテープてぐるりと一周巻いて固定します。
仕上げに目を描いた丸シールを貼ったり、顔や吸盤を描くなどして仕上げましょう。
たこ焼を鉄砲の中にセットし、風船の結び目部分を引っ張って離すと、ポーンと勢いよくたこ焼き玉が飛び出します!
卵のパックがそのまま的になるので、勢いを調節しながらいくつ入るか挑戦してみましょう♪
我が家ではこんな風にアレンジ!
我が家では2つのゲーム工作こんな工夫をしてみました。
金魚すくいゲームではティッシュの代わりに飴玉を入れて包みました。
お友達と遊んだ後は袋に入れてお持ち帰り♪
こうすると本当のお祭りの金魚みたいで雰囲気が出ますし、お家に帰ってからのお土産にもなり、楽しみが増えます。
たこ焼きぽいぽいゲームは屋台も作成し、雰囲気アップ!「あたり穴」も設置しました。
家にあった4つ切りの画用紙がちょうどよいサイズだったので、卵パックのサイズに合わせて切れ込みを入れ、折り曲げて屋台風にしてみました。
子どもには好きに絵を描いてもらい、折り曲げ後はホチキスで固定しています。
こうすると、雰囲気が出るだけでなく後ろや横に壁ができることでゲームのやりやすさも格段にアップします!
画用紙に限らず、段ボールなどのいらない箱などを活用しても作れますので余力があれば是非作ってみて下さい♪
また、余った丸シールを利用して「あたり穴」も作りました。
通常1ポイントのところ、シールが貼られている穴にたこ焼きが入ると、場所に応じて2~5点の高得点がもらえます!
「最後の1球で大逆転」というケースもあり、最後までハラハラドキドキ…楽しく遊べるゲームになったと思います。
「できた!」の達成感を大切に
「丸める」「包む」「切る」…今回ご紹介した工作にも、たくさんの手や頭の運動が含まれています。
子どもが楽しんで作業できる範囲のお手伝いをしてもらいながら、無理のないペースで進めてみましょう。
子どもは誰かの役に立ったり褒められたりすることが大好き。
自分が作ったゲームで楽しそうに遊ぶ周りの人の姿が嬉しくてたまらないのです。
「作って良かった!」と達成感を感じる経験から物作りが好きな気持ちを育んでいけたら素敵ですね。