もうすぐクリスマスですね。イギリスではクリスマスに対する人々の意気込みがスゴイです!日本から移住した筆者が、その特徴や習慣など、現地のクリスマスの様子をお伝えします。
クリスマスツリーは圧倒的な存在感!
クリスマスと言えば「クリスマスツリー」が欠かせないアイテムですね。イギリスのクリスマスも、ツリーのセットアップとデコレーションから始まります。
伝統的にはクリスマスツリーを飾るのは、クリスマスの12日前からとされています。しかし必ずその伝統に沿わないといけないわけではなく、現代では12月の第一週目など、各家庭で毎年の習慣の時期があるようです。
我が家は12月1日に出すという夫家族側の習慣があるので、その日にツリーを箱から出して、子どもたちと一緒に飾りつけをします。
しかし、ここ数年で11月中にクリスマスツリーを飾る家庭も見かけるようになってきました!(しかも年々増えている気がします…)クリスマスをイメージした店頭ディスプレイやテレビコマーシャルを見かける時期が11月なので、きっと楽しみで待てない気持ちになるのでしょうね。
イギリスの家庭に飾るクリスマスツリーは、大きいものが主流です。だいたいが180cm以上はあります。家庭によって、造木のものと生木のものどちらにするか好みが別れるところですね。よく見ると枝のつき方がかなり違うので、同じデコレーションを使ってもそれぞれ違った雰囲気に仕上がります。
みなさんは、どちらがお好みですか?
クリスマス時期には、造木・生木どちらもスーパーマーケットで変えるほど流通しています。スーパーマーケットの生木は少し小ぶりで、サイズや状態にこだわって購入したい場合は専門の苗木屋さんに出かけます。
オーナメントの種類も大変豊富で、11月頃からあらゆるお店でクリスマスのデコレーションを見かけます。おすすめはガーデンセンターです。洗練されたおしゃれなデコレーションが揃っています。
一ヶ月ほど飾り続けるツリーなので、サイズ・飾り(テーマや飾りの色合いなど)に各家庭のこだわりが見られるのが楽しいですよ!
12月の朝はアドベントカレンダーと小人探し♪
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さて、アドベントカレンダー以外でも、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむアイデアがあります。それがエルフ・オン・ザ・シェルフ(Elf on the shelf)の人形です。
赤い帽子に赤い洋服を着た細長くて可愛い顔のエルフは、昼間はただの人形なのに、夜になると勝手に動き出していろんなところに隠れたり、いたずらをして子どもたちを楽しませると言われています。
だいたいは夜のうちに、ビックリするような場所に隠れていて、それを子どもたちが朝から探すという流れです。子どもたちは朝起きると、「エルフはどこかな?」と、シリアルの箱の中やマグカップの中、カーテンの隙間などをさがして盛り上がります。
Facebookでも、朝からこんなところにエルフがいました!という面白い投稿がフィードに上がってきて、いろいろな隠れ場所やイタズラアイデアを見るのが楽しいです。
このエルフ・オン・ザ・シェルフの人形(商品)はアメリカが発祥ですが、今ではイギリスでも定番となっています。オリジナルのアイデアは、カナダ発祥のようです。
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良い子にしていないと、プレゼントの代わりに…
日本でも「良い子にしていないと、サンタさんが来てくれないかもしれないよ!」という親子のやり取りを、クリスマス近くにしたことがあるママパパも多いのでは?
イギリスも同じで、着替えない・歯を磨かないなど、子どもの困った行動に対して、同じようなプチ脅しを使うイギリス人ママパパも多いです。
子どもはそれをきいて、「サンタが来ないとプレゼントをもらえない!大変だ!」と頑張ってくれるわけですが…
実はイギリスでは、サンタさんが来ないよと言うだけではなく、「おもちゃの代わりに、チャコール(炭)を靴下の中に入れられちゃうよ!」と言ったりもします。
もちろん実際に炭をもらうケースは、私の周りでは聞いたことがありませんが…
(それは、子どもたちが良い子だったからですよね!?きっと。)
しかし、イギリス人のママパパの中には、実際に子どもの頃に炭をもらったという経験がある方もいらっしゃるようでした!(脅しだけではなかった…ということですね。)
家族親族で集まって、にぎやかなクリスマスを過ごす
クリスマスは、日本のお正月に似ています。それは、年賀状の代わりにクリスマスカードを送り合うこと、実家に帰省したり、家族親族で集まってお祝いをすること、伝統料理を当日に食べること、お年玉の代わりにプレゼントを家族からももらうことなどから、そう感じます。
一年の労いと、新しい一年の希望を語ったりして、おいしい食事を囲みながら家族で語らいます。とてもあたたかい気持ちになれる素敵な時間です。
今年も、もうすぐクリスマスがやってきますね。日本や世界中にお住いの読者の皆さまお一人お一人が、素敵なクリスマスを迎えられますように!