2019年8月29日 公開

親子留学って何?留学先での過ごし方やおすすめの国、費用は?

親子留学をしてみたいけれど、実際どのような体験ができるのか疑問に思う方も多いはず。留学中の過ごし方や人気のエリア、留学前にしておきたい準備など、親子留学の基礎知識についてまとめてみました。お子さまに国際的な視野を持ってほしいと願うパパママは必見です。

親子留学について


「海外留学」と言えば、外国に興味をもった学生が現地で生きた英語を学ぶという印象がある方も多いでしょう。では幼少期に子連れで行う「親子留学」とは、どのように違うのでしょうか?
親子留学とは、幼少期の間に子どもに海外生活を体験させるためのもの。子どもに海外経験をさせることをメインに、心配なので子どもに親が同伴する「子ども中心」のケースもあれば、保護者が海外生活を体験することをメインにして、子どもを一緒に連れていくというスタンスの「親中心」のケースもあります。どちらに重きを置いて留学するのかは、家庭によってさまざまです。

数年かけて行うような一般的な留学とは異なり、1週間~1カ月程度を目安に短期間留学することが多く、「プチ親子留学」とも呼ばれています。つまり長期の語学留学とは異なり、特別な語学力が必要になるわけではありません。幼稚園や小学校の、夏休みのような長期休暇を利用して行う人が大半です。

親子留学の目的とメリット

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プチ親子留学はほとんどの場合、幼少期のうちに子どもに英語と触れる機会を与えることが大きな目的です。また、親子双方にとって豊富なメリットがあるのが、親子留学の魅力。留学の目的も人によってさまざまですが、ここでいくつかを紹介しましょう。

子どもにとっては異文化への興味や生活体験に

子どもにはさまざまな経験をさせてあげたいと思うパパママも多いことでしょう。その点、親子留学は、子どもにとって目に入るもの、耳に入るものすべてが新鮮で、多くのことが学べる貴重な機会。自分が日本人であることや、世界にはいろんな文化や考え方の違いがあり、それをお互いに認めることの大切さなど、たくさんのことを肌で感じ取ってくれるでしょう。

海外旅行とは異なり、親子留学では現地での滞在先にホームステイを選ぶ家族が多いのも特徴です。ホテル住まいではなく、先生の自宅に滞在するなど、実際に海外生活を体験して生きた英会話を学ぶことや、文化の違いを知り、違いを楽しむことに重点が置かれています。語学学校への参加や特別なプログラムに参加することで、現地の人々とたくさん触れ合える点が、純粋な旅行とは異なる魅力です。

英語への興味作りなど子どもの将来のため

英語学習にとって重要なのは、子ども自身が英語に興味を持ち、自分で知ろうとする意欲。英語だけが使われている環境で、英語を使っている人々との会話や、文化的な背景などのすべてを体感しながら英語に触れる留学は、英語に興味を持つためのこの上ない経験となります。

ママのスキルアップやリフレッシュ

ママが英語力を身につけ、スキルアップしたいというのも目的のひとつです。英語力だけでなく、現地で好きなことのレッスンや講習会に参加して、資格を取得することも可能。1週間~1カ月程度でのプチ留学では、アロマセラピストやフラワーアレンジメント、料理、お菓子、ダイビングなどの資格取得が人気です。

そこまで明確な目的がなくても、ママが「海外生活をしてみたかった」「新しい経験をしてリフレッシュしたい」というのも立派な理由になります。非日常の経験をすることで、日頃のストレスをすっきり解消しつつ、親子ともに得るものも大きいのが留学のメリットです。

親子留学、子どもは何歳から?

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では、実際には子どもが何歳くらいから親子留学ができるのでしょうか?

幼稚園児の3~4歳以降がおすすめ

子どもに海外生活を経験してもらうことが目的であれば、日本との違いがなんとなくでも理解できる3~4歳以降が理想。この年齢になれば、周りの大人と会話したいという気持ちも出てくるので、現地でホストファミリーとのコミュニケーションも楽しめると思います。園で集団生活を経験し、トイレや手洗いなど自分のことが自分でできるようになっていると、海外でも生活しやすいでしょう。

0歳から受け入れている国も!

ただ、英会話を学び始めるには、耳や脳が柔軟で、英語に抵抗感のない低年齢のほうがいいことは確か。小さいうちに英語学習のスタートとして集中して学ぶには、親子留学はとてもいい機会です。ニュージーランドなど、0歳から親子留学を受け入れている国もありますよ。

子どもは託児所・学校、ナニーサービスもある

親が現地の語学学校に通うことをメインの目的にしたプチ親子留学の場合、留学中、子どもはどのような生活をしているのだろうかと不安に思う方もいるかもしれません。この場合、子どもは学校のほか、託児所やナニーサービス(ベビーシッター)などを利用することも可能です。もちろん、シッターさんとのコミュニケーションも、子どもにとって貴重な異文化体験になりますね。
親が現地の語学学校に通うことをメインの目的にしたプチ親子留学の場合、留学中、子どもはどのような生活をしているのだろうかと不安に思う方もいるかもしれません。この場合、子どもは学校のほか、託児所やナニーサービス(ベビーシッター)などを利用することも可能です。もちろん、シッターさんとのコミュニケーションも、子どもにとって貴重な異文化体験になりますね。

【年齢別】現地での子どもの過ごし方

Rawpixel.com / shutterstock.com

子どもが6歳未満

子どもがまだ小さい場合は、親が語学学校へ行っている間、子どもは託児所やナニーサービス(ベビーシッター)を利用するというのが一般的です。

子どもが6歳以上

親が語学学校に行っている間、子どもは現地の幼稚園や小学校に参加して授業を受けられるようになります。現地でネイティブの子どもたちとコミュニケーションを取れるのが最大の魅力

子どもが12歳以上

親子ともに語学学校へ通うことができます。しかし1週間~2週間程度のプチ親子留学であれば、子どもは正式な学校よりも、プログラム的な語学研修などに参加するほうが楽しめそうです。

親子留学の種類、プログラム、費用


ひと口に「親子留学」といっても、いくつかの種類に分かれます。プログラムや費用についても確認しておきましょう。

親子留学は3種類

親子留学の種類は大きく分けて以下の3つ。

1:保護者と子どもが一緒に語学学校に通う

親子が一緒に語学学校に通うパターン。保護者にはフラワーアレンジメントなど語学+αのクラスを用意している語学学校もあります。

2:保護者は語学学校、子どもは現地のスクールや幼稚園に通う
保護者が語学学校に通っている間、子どもは現地の学校へ。1週間からの受け入れプログラムを用意している園や学校があるのでエージェントに問い合わせてみましょう。

3:先生の家に親子で滞在する
先生の自宅にホームステイをして、現地での生活を通して英語を学ぶというのもひとつの手段。先生と一緒に親子で周辺観光をするなど、楽しい日々を送ることでより多くを学ぶことができます。

プログラムは大きく分けて2種類

プログラムは、親子留学を単発のものと捉えるタイプと、将来留学することを踏まえたタイプの2種類に分かれます。前者では、現地での学校に体験留学したり、自然やアクティビティを楽しんだりすることがメインです。

一方後者では、のちのち本格留学するための下見としての意味合いがあります。前者の内容に加えて進学候補にしている学校の見学など、教育環境の確認などが含まれるでしょう。

留学費用は?

留学費用は、留学先に選ぶ国や期間によって異なります。どのような施設でどのような授業を受けるのか、滞在先がホームステイなのか、コンドミニアムのような施設を利用するのかによっても千差万別。同時に、その国の物価によっても大きく違ってきます。物価の安い国に行けば費用負担は減らせますし、反対に物価が高い国では費用も高くなりがちです。

親子留学で用意するべき費用は、大きく以下の3つあります。

・2人分の授業料
・家賃
・その他必要経費(渡航費や保険料、食費、通信費、娯楽費など)

これらのほかに、予備のお金を計算して留学資金を準備しましょう。

親子留学に人気のエリアは?

ここでは人気の留学先をご紹介します。旅行先としても人気のオーストラリアやハワイのほか、最近は、比較的留学費用がリーズナブルなフィリピンやマレーシアも注目されています。留学先を選ぶときは、その国の治安や日本人に対する感情、留学生に対する受け入れ体制などを考慮しましょう。どこへ行こうか迷っている方は参考にしてみてください。

治安も環境も◎:オーストラリア&ニュージーランド

比較的治安が良く安定しているうえに、自然環境も豊かでアクティビティも楽しめるとして人気のエリアです。親子留学先として人気が高く、留学生に対してサポート体制が整っているところも魅力。南半球なので日本とは季節が真逆です。

旅行先としても人気:ハワイ

アメリカのなかでも治安が比較的良いため、旅行先としても人気のハワイ。親子留学でもよく選ばれています。日本語の通じる施設や日本人スタッフがいる病院も多く、万が一のときに安心です。

フランス語を勉強したい方に:カナダ

雄大な自然や夏場に過ごしやすい点で、おすすめなのがカナダです。治安も落ち着いているため、親子留学先として人気があります。英語圏とフランス語圏があるため、フランス語を学びたい方にもぴったりでしょう。

本格的な英語を学びたい方は:イギリス

クイーンズイングリッシュを学ぶならイギリスへ。日本ではどちらかというとアメリカ英語が主流ですが、世界的に見ればイギリス英語のほうが多数派です。文法に忠実なので、ビジネスなどで使いやすい正確な英語が学べるでしょう。比較的はっきり発音するのも特徴で、日本人には聞き取りやすいと思います。

時差が少なく費用も抑えられる:シンガポール

アジア圏のなかで、治安が良い国として人気があるのがシンガポールです。教育水準も高く、費用が比較的控えめに済むことも人気の理由。日本との時差が少なく、時差ボケしにくいという特徴もあります。

親日国で教育水準が高い:マレーシア

マレーシアも英語が公用語として使われています。低コストで留学できる他、医療が発達していること、日本人になじみやすい食事などから、近年、留学先としても人気が高まっています。多民族国家なので、外国人でも居心地がいいというのも魅力です。

人気No.1の留学国:フィリピン

留学費用の安さに加え、マンツーマンの授業が主流であること、アクティビティや英語+αで学べる目的別の学校やクラスが多彩なことから、留学先として安定した人気を誇るフィリピン。親子留学に力を入れている学校も多く、安心して留学できます。滞在方法は学生寮やコンドミニアム、ホテルなどから選べます。

物価が安く生活費が抑えられる:セブ島

フィリピンの中でも人気なのがセブ島留学。治安も比較的よく、リゾートを満喫しながら、ゆったりと英語が学べます。日本から飛行機で4~5時間半程度と、子連れでも移動しやすいのもポイント。リゾートライフも英語も妥協せず、費用を抑えて親子留学できるのが特徴です。

国内留学&国内英語ホームステイ

外国人との生活で異文化交流を経験し、語学力を磨きたいけれど、海外へ行くには非常に勇気がいる……。そんな方に適しているのが、国内留学・国内英語ホームステイです。国内留学は、合宿型の語学学校が開催しているプログラムに参加すると体験できます。

一方、国内英語ホームステイとはその名の通り、日本在住の外国人宅にホームステイすることです。ホームステイの斡旋会社を通して受け入れ先を探してもらい、一般家庭にホームステイするものや、日本の米軍基地に住んでいるアメリカ人宅にホームステイするものもあります。このとき安全のためにも、ホストファミリーに関してきちんと調査及び審査をしている斡旋会社を選ぶことが大切です。

留学前にやるべきこと


せっかくの留学のチャンスを最大限に活かすため、留学前にやっておくと安心なことをまとめてみました。資料請求はもちろん、準備をしっかりして、充実した親子留学にしましょう。

英語学習

親の最優先は、ひとつでも多くの単語を使えるように勉強しておくことです。現地での生活に不自由がないよう、できる限りの語学の準備が必要になります。子どももある程度の年齢であれば、挨拶やお礼の伝え方など日常会話に必要なフレーズを使えるようにしておくと安心です。

海外で使えるお金の準備

海外では犯罪予防のためにも、現金をあまり持ち歩かないようにすることがポイントです。海外で使えるクレジットカードの準備や、海外専用のトラベルプリペイドカードを用意しておきましょう。

海外で使える携帯電話の準備

携帯電話については現地調達するか、日本で使用している携帯電話を海外でも使用できるように、プランの変更あるいは機種変更をしておきましょう。日中子どもと離れた生活をする場合は、特に欠かせません

留学先の国についての情報確認

最も重要なポイントが、留学先の国についての情報確認です。現在の治安はもちろん、日本人に対する感情や、その国の歴史的背景も知っておくのがベター。もちろん観光地や物価も忘れずにチェックしておきます。

体調管理

日本の医療は手厚く、その医療技術は世界的に見てもトップレベルに入ります。留学前には体調を万全にし、少しでも気になることがある場合は早めに治療しておくことをおすすめします。内科だけでなく歯科にも足を運んでおくと安心です。

ビザの取得

子どもが留学のメインで、親が保護者として同伴する長期滞在の場合、子どもは学生ビザを取得する必要があります。また子どもは幼稚園などに通園、親は語学学校などに通う場合、1週間~3ヵ月程度の短期間コースであれば、ビザ不要の国が多いようです。取得方法がわからないときは、ビザ手配サービスなどを使うのも一案です。

親子留学で異文化交流体験を

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長期留学よりもチャレンジしやすいプチ親子留学。一緒に留学することで、それぞれが違った刺激を受けて親子で成長できます。留学体験を通じて視野が広がり、英語や日本以外の国に興味を持つきっかけを子どもに与えてあげられるかもしれません。お子さまの幼稚園や小学校などの長期休暇を有効に活用して、親子留学にチャレンジしてみませんか?
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー