2018年12月27日 公開

保育園や幼稚園の写真はどうする?データ化されない写真の整理法

幼稚園や保育園、小学校などで買ったプリント写真、大型の集合写真などをポケット型アルバムにまとめて収納する写真整理術を紹介します。1年に1度の写真整理で1年分を1冊のアルバムに収める方法です。写真や絵など育児の記録を模索する連載「イクロク」12回目です。

幼稚園や保育園、小学校などで買ったプリント写真、大型の集合写真などをポケット型アルバムにまとめて収納する写真整理術を紹介します。1年に1度の写真整理で1年分を1冊のアルバムに収める方法です。写真や絵など育児の記録を模索する連載「イクロク」12回目です。

1年に1冊のみ!ポケット式アルバムの整理方法

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忙しいパパママはなかなかゆっくりアルバム作りをする余裕がない方も多いと思います。そんな方は、1年1冊分だけでも作るのがオススメ(数年分まとめて作ってもOK)。

データから自動で写真を抽出して1冊のフォトブックにまとめてくれるサービスもあり、大変便利です。私も時間が無いときはとにかくフォトブックが良いと思っていました。が、今回紹介するのは、プリントした写真をポケットタイプのアルバムに収納していく昔ながらの方法です。

そんなアナログなアルバム作りを選んだのには理由があります。

データが無い写真はどう整理する?

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子どもが1歳の時までは、昔ながらの分厚いアルバムに写真を切り貼りしてコラージュしてフリー台紙に貼るアルバムも作りました。でも時間がかかるのはもちろん、場所も取るので、毎年は続けられません。
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毎月少しずつ作るアルバムやフォトブックなど、家族写真の整理の仕方や、アルバムの作り方、保存の仕方を連載でさまざまに紹介してきました。

しかし、今まで紹介した形では、漏れてしまう写真があるのです。

それは、幼稚園や保育園、習い事やイベントの写真。データで購入できるなら良いですが、印画紙に焼いた写真でしか受け取れない場合がありますよね?

さらに集合写真など大型の記念写真。遊園地や水族館などで撮ってもらえる大型写真もサイズはまちまち。スキャナーでスキャンしたり、撮影したりしてデータ化するのも良いですが、それで現物を処分してしまうのはもったいない……という悩みがありました。

とりあえずの収納箱に入れっぱなしにしておいた写真を眺めて迷っていましたが、色々模索してこの方法にたどり着きました。

今回は、そんな「手元にあるプリント写真」を優先した、1年に1冊アルバムの作り方と写真整理術についてご紹介します。

年度ごとに1冊にまとめる

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このアルバムはオシャレさよりも検索性を重視。年度と子どもの年齢、学年などをわかりやすくラベリング。目的の写真も探しやすくなります。
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4月はじまり、3月終わりで1冊分とすることにしました。幼稚園や保育園、小学校の写真は年度区切りが多いからです。

<ルール>
●1年で1冊分にまとめる(多すぎたら似た写真は重ねて同じポケットに入れる)
●基本は日付順に収納。多少ランダムでもOK
●大型写真はシートポケットに収納

<作り方>
1:既に手元にある印刷写真を日付順に振り分ける。
2:イベントごとに1スペースあけて、そこにイベントの詳細を書いたメモカードを入れる。
3:空いたページはそのままでもOK。または全体のバランスをみて、余ったページやスペースがあれば、その枚数分のみ、未印刷のデータから写真を選んでプリントし、補充。
毎月6枚か12枚とルールを作っても。
4:背表紙にラベリングして完成。

<アルバム>
無印良品のポリプロピレンアルバムを使用しました。

1冊にL判を264枚収納でき、前後のシートポケットに大型写真も収納可能なものです。安い、軽い、シンプル、見やすく、背面が15mmと省スペース、高さがA4と同じで便利、大手メーカーの定番商品であることが理由です。割引のある時にまとめて購入するのがオススメです!

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おじいちゃんおばあちゃんからプリントして送ってもらう写真、行事などで多めに印刷して余った写真も一緒に収納しても○。
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記録カードの作り方

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イベントごとに、写真スペースを一つ空けます。そこにイベントの日付や場所、その時の印象や思い出などを書き入れたカードを収納。運動会なら参加したプログラム、遠足なら行った場所、発表会なら演じた演目なども書いてあると良いですね。

見開きで1イベント(写真は11枚まで)と決めて、最初のスペースに入れても見やすいでしょう。

パソコンで作り、プリントしても良いですし、可愛くデコレーションするのもステキです。市販のオシャレな専用カードも販売されています。

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L版試し刷り用紙かB7サイズの紙がぴったりの大きさ。どちらも100円ショップで手に入ります。ステンシルやスタンプ、折り紙やマスキングテープなどでデコレーションを楽しむのも◎。時間が無いときはとりあえずの走り書きメモを差し込んでおきます。そのままになってしまうことも多いですが…。
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大型の集合写真はどうする?

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バースデーカードや手形カードなども一緒に保存できます。量が多い場合は、A4の薄いクリアファイルに入れて一緒に並べて保存します。
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幼稚園や保育園、小学校の集合写真は通常大型プリントで、ポケット型のアルバムには収納できません。

大型写真の専用アルバムにまとめて保存する方法も考えられます。

わが家では、上記の無印のポリプロピレンアルバムの前後ページにそのまま入れることにしました。幼稚園の集合写真は薄いビニールシート袋(100均一で買ったB5サイズの袋)に入れました。時間に余裕があるときに、台紙にレイアウトして両面テープかフォトコーナーシールで固定したら見やすいかなと思っています。

1年に1冊アルバム作りのメリット

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同じような写真、または気に入った写真は複数枚プリントして同じスペースに収納。子どもの作品作りや宿題などで写真を使った課題が出たときにも便利です。
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この写真整理法は、年末年始や年度が変わったタイミングでまとめて作った方が効率が良いです。それまでは専用ボックスを決めておき、もらったり届いたりした順に入れておけばOK。

今回もまとめて2、3年分一気に作りましたが、1冊1時間でざっくり整理はできました。とりあえず溜まった写真はそれぞれの場所に落ち着いたので、今度は空いたスペースにカードや他の写真をプリントして入れていきたいと思っています。

ちなみにリング型やリフィル型など、写真ページの入れ替えや継ぎ足しが可能なアルバム利用も考えましたが、高価になり、厚みが出るので収納がかさばるので見送りました。

最後に

無印良品のこのアルバムは透明なので、その年のメイン写真か、コラージュ写真で表紙を作ってもステキですね。インデックスをつけるとさらに写真を見やすく、探しやすくなります。

1年1冊でまとめましたが、量次第で、幼稚園・保育園・小学校別にまとめて作るので充分という場合もあるでしょうし、逆に1年に2冊になっても、あるいはお子さま別に1冊ずつ作るのも良いと思います。

最後に、これまでのわが家の写真整理の方法をまとめました。ちょっと多すぎるのですが、いずれかでも参考になれば幸いです。

わが家の写真整理まとめ

基本的に、以下の4つの方法に決めています。

【1】アプリから作る正方形アルバム:ALBUS(アルバス)
目的:毎日の日々を共有し、楽しむ 頻度:毎月1冊
行った場所・交流した人の顔がわかるものや日常写真を中心に、毎月定期的に決まった数を注文。1年1冊として家族アルバムを作る。時間効率と見た目も重視。リフィル型/年度区切り/正方形

【2】フリー台紙(写真が劣化しにくい)
目的:特別な瞬間を記念に残す 頻度:1年1、2冊
記念行事やイベント(マタニティ、最初の1年、七五三など)を凝った手作り記念アルバムに。美しい写真を大事に残したいときに。

【3】フォトブック
目的:手軽に思い出を共有・記録 頻度:1年1、2冊
パーティーや集まりなど、短時間に多くの枚数を撮影する時はフォトブックに。参加している友人や家族や友人と共有できて便利。旅行、子どものお絵かきなどもフォトブックにまとめる。サイズやサービスはなるべく統一した方が規格が揃って収納しやすい。

【4】ポケット式アルバム
目的:買った・もらった写真を整理収納 頻度:1年に1冊
園や習い事など、自分で撮った以外の写真を中心に、資料も含めて、年度でポケットタイプのアルバムにまとめるもの。記録・保存重視のアルバム。今回紹介したのはこちら。

【データ】クラウドとHDD利用でまとめて保管する。

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この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。