2018年02月19日 公開

子どもの絵や工作作品の飾り方・保存の仕方【イクロク】第2回

保育園や幼稚園、小学校などから持ち帰ったものをはじめ、日々増えていく子どもの絵や工作などの作品。どれも愛おしくてなかなか捨てられないものの、全てを取っておくのは大変です。そこで、子どもの作品の保管方法から撮影方法、整理術、飾り方のアイデアをご紹介します。連載【イクロク】第2回です。

保育園や幼稚園、小学校などから持ち帰ったものをはじめ、日々増えていく子どもの絵や工作などの作品。どれも愛おしくてなかなか捨てられないものの、全てを取っておくのは大変です。そこで、子どもの作品の保管方法から撮影方法、整理術、飾り方のアイデアをご紹介します。連載【イクロク】第2回です。

まずは作品保存の「おうちルール」を決める

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ノートやスケッチブックに描いたものは、なるべく日付スタンプを押し、いっぱいになったら表紙に期間を書いて保存。
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「できる限り全部取っておきたい!」「なるべく省スペースに」など、家の事情(収納スペースがあるかどうか)やパパママの性格(マメな方か時間をかけたくないか)などを考慮して、まずは方針を決めましょう。

「できる限り全部取っておきたい!」なら段ボールや衣装ケースなど企画を決め、日付を入れて物置などに保管する、という方法もあります。

選択肢を知ってから「おうちルール」を決めておくと良いですよ。

わが家でも、さまざまな整理収納の本やwebサイトの記事を見て、基本的な流れを決めました。それぞれ細かくコツとポイントをお伝えします。

子どもの作品を記録・撮影する

1:作品に日付スタンプを押す

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いつの作品かわからなくなると整理が大変です。わが家でも、オシャレで作品の邪魔をしない日付スタンプを探して購入しました。

園で持ち帰ってきた作品や、家で作ったもので取っておきたいなと思ったものにはとりあえずこのスタンプを押しておきます。

2:作品を撮影する

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壁に飾ると同時に撮影できればベスト。
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次に撮影。できるだけ作品がきれいな状態の時に撮影します。たまには子どもに持たせるのも良いですね。どのくらいの時にどんな気持ちで作ったのか分かりやすくなります。

壁に吊り下げるか、床に置いて撮影します。ポイントはなるべく昼の光で撮ること。歪まないように、また余計なものは映らないように撮ること。立体作品は、白い紙などをレフ板代わりに使うと綺麗です。

平面作品をキレイに残したい場合、スキャンアプリを使ってスマホで撮る、スキャナーでスキャンするのも良いですね。ただし、クレヨンの作品などはスキャナーに汚れが付着しやすいので気を付けましょう。

3:作品についてのメモを記録

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子どもの作品のみのアカウントを作るのもオススメです。
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子どもから作品の説明、意図、気持ちなどを聞いてみましょう。園の作品なら、先生にコメントを聞くのも良いですね。作品の裏などに書いてメモしておくか、付箋に書いて貼っておくのも◯。

InstagramなどのSNSやアプリで、作品についてのコメントをメモ記録しておくのもオススメです。専用ハッシュタグ(#●●ちゃんの作品記録 など)を付けて後で整理するのも良いですよ。

子どもの作品の飾り方

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親子共によく見やすい場所に作品コーナーを。季節ごとに変えてもいいですね。
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子どもの作品でよくできたもの(子ども自身が気にいったものでも、親が好みのものでも)はどんどん飾りましょう。自信につながります。

わが家も、専用スペースを決めました。立体作品ギャラリーと壁の一部です。ピクチャーレールから毛糸やテグスを吊るして、洗濯バサミで作品を止めて吊るしています。

額に入れて飾ったり、マスキングテープで止めて飾ることもあります。特に期間は決めませんが、新作で良いものとどんどん交換しています。

マグネットボードに止める、コルクボードに画鋲で止めるなどさまざまな方法があると思います。

子どもの作品の保管の仕方:現物の保存

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作品一時保存ボックスは棚に入れて整理しています。
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忙しい時や判断に迷う時は、一時保存用のボックスを作って入れておきます。2箱用意し、園用、1箱は家庭・その他用などと分けています。

箱がいっぱいになったら、あるいは1、2カ月に1度、1年に1度など定期的にチェックし、永久保存と処分に分けます。

わが家では、永久保存するものはA4クリアファイル(100円ショップの40ポケットタイプ)に入る平面に限定しています。顔写真、手形付き、本人の成長がわかりやすいもの優先。

処分すると決めたもので子どもが遊べる工作などは、子どもが手の届く箱に入れて、好きなだけ遊ばせます。ボロボロになったらこっそり(本人に許可を取る場合も)処分。捨てる際は、外からは見えないように色付きのゴミ袋に、本人がいない時に入れて捨てます。

作品も写真アルバムかフォトブックに

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育児記録も兼ねて毎月1冊フォトブックを。作品の写真も混ぜてあります。
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可能な限り、全ての作品は写真撮影しますが、データとして残しておく以外に決めたルールは二つ。

幼稚園(保育園、習い事)での作り物は、プリントして園専用アルバムに入れて保管します。それ以外はフォトブックや家族アルバムに混ぜます。

作品だけのフォトブックを作ってみたいとも思っています。まとめてキレイなポスターにする、カバンやTシャツにプリントするのもステキですね。

最後に

0-2歳くらいまでは、なぐりがきのような絵や作品、一時保育先で作ってきたものも大半は先生の手助けがされているもので、それほど保存に悩みませんでした。が、幼稚園や保育園でも3歳くらいからは工作が増え、小学校でもたくさん持ち帰ってくると思います。

大切に扱いつつも、その家にあった飾り方・保管の仕方のルールを決めておくと悩まずにすみそうですね。

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この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。