学習能力にも影響するといわれる子どもの姿勢。正しい姿勢を保つように声かけしても、なかなか治らず困っているパパやママも多いのではないでしょうか?悪い姿勢を続けることのデメリットをふまえ、子どもの姿勢改善におすすめのスポーツや運動をご紹介します!
子どもの姿勢が悪いとどんな影響があるの?
姿勢が悪いと、首や肩、背中がコリやすくなります。猫背の姿勢では胸が縮まるため、呼吸が浅くなり、酸素が全身に行き渡りにくくなることで、やる気や集中力が低下するといわれています。
また、机の上の教科書やノートをのぞきこむように見ることや、距離が近いことが原因で目に負担がかかり、継続して勉強することができなくなる可能性もあります。つまり、姿勢の悪さが学力の低下に影響すると考えられます。
そこで、今回は姿勢改善につながるスポーツや運動などのアクティビティをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「バレエ」で美しく正しい姿勢に!
バレエは、柔軟性はもちろん、バランス感覚を養います。バレエの基本姿勢である、かかとを上げてつま先立ちをキープするポーズは、重心ののせ方と筋力がポイントです。また、首を長くして背筋を伸ばして立つ姿勢も身に付けなければいけません。
バレエのこのような姿勢を維持するのは、最初はとても大変なことです。しかし、骨格がまだ固まりきっていない子どものうちにスタートするのは、将来において大いに役立ち、正しい姿勢が体の健やかな成長にもつながります。
自宅で独学で行うのはなかなか難しいですが、良きお手本となる先生や仲間と一緒なら続けられ、バレエで身に付いた姿勢が、日常生活でも自然とキープできるようになるはずです。
「水泳」で猫背予防!
水泳は、普段あまり積極的に動かすことのない肩甲骨(けんこうこつ)を動かします。猫背の原因の一つは、肩甲骨が開いてしまうこと。特に、背泳ぎでは広がった肩甲骨を内側に戻すことが期待できます。水泳を続ければ、正しい姿勢に導いてくれる可能性があります。
水泳は、体力づくりや心肺機能を高めることなど、成長期にある子どもにとってたくさんのメリットがあるスポーツ。子どもの姿勢が気になる方にもおすすめです。
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「武道」で体の軸を安定させよう
近年、「体幹トレーニング」が注目され、たくさんのアスリートが取り組んでいます。武道ではもともと行われてきたことで、体を支える土台を鍛えることにより正しい姿勢が身に付きます。
武道では、力みを取ることも重要なポイント。緊張して体が力むと、いざという時に力を発揮することができません。力を抜くには、肩を落として胸をゆるめ、背中をまっすぐに伸ばす必要があります。
武道には空手や剣道、柔道などがありますが、子どもが小さくても学べる空手が世界中で人気を集めています。胴着さえあれば、何歳からでもはじめられ、大人になっても長く続けることができます。心身ともに鍛えながら、正しい姿勢も身に付けてみませんか?
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「ラジオ体操」で体のゆがみを改善
そんなラジオ体操の効果の一つに、姿勢の改善もあげられます。全身を動かすことで筋肉の緊張をほぐし、体のゆがみが改善されます。その結果、姿勢が良くなることにつながるそうです。
ラジオ体操は短時間で済みますし、親子で気軽に取り組むことができます。定期的に放送されるタイミングで合わせて行っても、録画してもOK。毎日1回でも続けることがポイントです。
1日のスタートに、親子でチャレンジ、ラジオ体操
「ジャングルジム」で姿勢をコントロール
複雑な移動をすると、背骨やさまざまな筋肉を動かし、それぞれが鍛えられます。また、バランス感覚を養い、姿勢の安定やコントロールすることが自然と身に付く効果も期待できます。
普段、何気なく遊んでいるジャングルジムには、姿勢の改善や正しい姿勢へと導く効果があったんですね。公園遊びをするなら、ジャングルジムで遊ぶように積極的にお子さまに声かけしてみませんか?
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正しい姿勢はメリットたくさん!
姿勢は親から言われてもなかなか治せず、持続することもできません。楽しく過ごしながら、自然と正しい姿勢が身に付くのが理想的。子どもの姿勢が気になる場合はもちろん、予防のためにも今回ご紹介したスポーツや運動を取り入れてみませんか?