2016年6月9日 公開

知能の発達にも効果大!東大生の半数以上が習ったスイミング

東大生の子ども時代、スポーツの習い事としてもっとも多いのが、実はスイミングなんです。意外かもしれませんが、スイミングが脳・心・体に与える効果を考えれば、納得できます。お子さまの習い事を検討中のパパママ注目のまとめです。

スイミングと知能発達の深い関係

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「うちの子は運動が得意だけど、勉強の成績は……」。それは思い違いかもしれません。運動と知能の発達には相関関係があることが、多くの研究で明らかにされています。

スイミングのように同じ動作を反復する運動を継続すると、脳内のグリコーゲン貯蔵量が増えます。グリコーゲンは、脳が働くために大事なエネルギー。グリコーゲンが少ないと脳はすぐに疲労してしまうので、勉強も続けにくくなってしまいます。

とあるアンケートで、東大生全体の約60%が、子ども時代にスイミングを習っていたという事実があります。これは、偶然の結果ではないのかもしれません。

またオーストラリアのグリフィス大学の教授らが行った、5歳以下の子ども約7000人を対象の調査によると、スイミングに通う子どもは同年代の子に比べ、親の収入などに関係なく成績がよかったというデータもあります。

いろいろな角度から「スイミング」と「子どもの頭のよさ」についての研究が行われ、子どもの早期教育に関心を持つ子育て中のパパママにとって、とても興味深い調査結果となっています。

心を鍛え、我慢強い子どもにするスイミング

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「うちの子はどうも辛抱が足りない」とお悩みのパパママにこそオススメしたいのが、スイミングです。

子どもは心肺機能が未発達な状態なので、呼吸法をマスターするまでは激しい疲労感におそわれます。しかし、その壁を越えると「苦しい練習を乗り越えて強くなれた」という自信が身につきます。これは我慢強さに直結するので、少しくらい嫌なことがあっても文句や弱音を吐かなくなるのです。

また、スイミングのような反復運動にはストレス解消効果があります。ストレス過多な大都市で育つお子さまには、ぜひオススメしたい習い事です。

何歳から習いはじめた方がいい?

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Evgeny Atamanenko / Shutterstock.com
スイミングは、0歳からはじめることが可能です。子どもは成長するにつれて、水に対して恐怖感を持ったり、緊張したりして体が動きにくいこともあります。スイミングは、早くはじめる方が水慣れが簡単で、スムーズかもしれません。

しかし、1人で泳ぎを練習するようになると、コーチや先生の指示を理解する必要があります。その点では、小学校入学以降にはじめた方が、級の進むスピードが速いという見方も。

とはいえ、指示を理解して覚えるよりも、時間がかかっても繰り返し復習して体で覚える方が、しっかりとした泳ぎの土台ができ、早いうちから心身ともに鍛えられるといえるでしょう。

また、子どもに喘息やその傾向がある場合には、スイミングが症状改善に有効だと期待されています。水中では水圧もかかり、呼吸に制限がかかるため、心肺機能が高まるからです。克服や予防のために、幼少期や幼児期からはじめるのも一つの方法です。

スイミングで長時間の勉強に耐えられる体力をつけよう

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スイミングは、水中で浮力が働くので、運動神経や能力に不安のあるお子さまでも、楽に継続できます。また、スイミングを続けていると心肺機能が大幅に向上。酸素摂取量と血液循環が改善されます。

その結果、疲労感が減少するので、自然と持久力を高め、授業中の集中力や長時間の勉強を持続できる体力が身につきます。さらに、バランスよく全身が鍛えられるため、姿勢もよくなります。

スイミングの魅力は世界的アスリートのお墨付き!

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世界的スイマー北島康介さんの場合、スイミングをはじめたきっかけも、つらい練習を耐えられた理由も「友だちの存在」でした。

子どもの体力や知能を育てるだけでなく、人間関係を豊かにはぐくむ魅力もスイミングにはあるのかもしれませんね。
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Chan-Fan/CC BY-SA 4.0
水泳界のニューヒロイン渡部香生子さんは、病弱だった身体を強くするためにスイミングをはじめました。

スイミングは心肺機能や筋力を向上させ、全身の血液循環を改善させます。健康に不安を持つお子さまにぜひオススメしたいですね。

実はあの人も!スイミングで育った芸能人

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Giorgio Montersino/CC BY-SA 2.0
モデルの蛯原友里さんは、お父さんがスイミングの選手だったため、幼少時からスイミングに取り組んでいました。大会では入賞の常連だったそうです。エビちゃんの美しいスタイルは、スイミングのおかげかもしれませんね。

女優の石田ゆり子さんは、おっとりした魅力とは対照的にスイミングの元ジュニアオリンピック選手。あの清潔感あふれる魅力は、水の中ではぐくまれたのかもしれません。

アナウンサーの山岸舞彩さんも、元ジュニアオリンピックの選手。あだ名の「肩さん」は、スイミングで培った見事な肩が由来だそうです。

水泳を習うならスイミングスクールがおすすめ

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Pressmaster / Shutterstock.com

スイミングスクールに通うメリット

スイミングは全身運動のうえ、左右対称の動きを繰り返すので 、バランスよく筋肉が付き、体を鍛えることができます。たとえば陸上の場合、重力で足に負担がかかりますが、スイミングは浮力が働くため、関節や骨などに負担をかかりません。

また体力が低下している近年の子どもたちとって、スイミングによって基礎体力がつくのは、成長の著しい子どもにとって大きなメリットです。

冷たい水が刺激となり、皮膚感覚や免疫力を強化してくれます。その結果、抵抗力がアップし、風邪などの病気になりにくい丈夫な体になります。ただし、プールに含まれる塩素の影響で皮膚を刺激しないように、よくシャワーを浴びて塩素を洗い流しましょう。

これらのさまざまなメリットを得るためには、パパママが教えるだけで難しいといえます。本業の仕事である指導者のもと、定期的に通い、周りの友だちと楽しむことを大切にし、ライバルとして意識しながら長く続けることが必要です。

それにはスイミングスクールに通うのが一番。スクールバスが運行している場合も多いので、パパママの送迎の負担も軽く済みます。

スイミングスクールの内容・コース

スイミングは、年齢別に大きく4つに分けられます。1つめは、0~2歳ころまでのベビースイミング。親子で一緒にプールに入り、スキンシップを通して水に親しむ経験を積んでいきます。

2歳後半~3歳になるとパパママから離れ、子ども1人でプールに入ります。スクールによりますが、4歳~5歳くらいまでは幼児クラスとして、もぐったり、バタ足や背浮きをしたりなど、基本となる泳ぎ方のベースを学んでいきます。

幼稚園後半から小学生、中学生ころはジュニアスクールとして、級が設けられ、段階的に泳ぎを学んでいきます。集団行動でのルールも教えてくれます。また、進級テストに合格することを目標とし、努力して達成感を味わうようになります。

4泳法(クロール・平泳ぎ・バタフライ・背泳ぎ)を習得した後は、選手育成コースとして、さらに正しいホームを身につけるとともに、タイムを上げることに注力されます。

スイミングは大きくなってもクラブ活動と掛け持ちすることや、成人になっても継続できます。

月謝の相場

スクールによって月謝には幅があり、週および月に通う回数によっても違いがあります。ベビースイミングはリーズナブルな場合が多く、約5,000円程度。幼児やジュニアの場合は、6,000~8,000円くらいが多いようです。選手育成コースになると、通う回数が増えることもあり、10,000円を超える場合もあるでしょう。

月謝は、ホームページに掲載されている場合が多いので、情報を比較してチェックしてみてください。無料体験や短期の水泳教室に参加するのもいいでしょう。

子どもがスイミングを嫌がる場合は?

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Zurijeta / Shutterstock.com
はじめての環境で泣いてしまう子どもは、多いものです。最初は泣いていても、回を重ねるごとに泣き止むことや、プールに入ってしまえばケロッとしている場合もあります。

泣き叫ぶ子どもを連れてくるのは大変ですが、いつかは慣れると信じてがんばってみてください。プールサイドでコーチに安心してお任せするために、コーチと信頼関係があると安心です。レッスン中はどのような様子かも含めて、相談してみるのがおすすめです。

水がこわいという気持ちが強いなら、自宅のお風呂で遊びながら顔にシャワーをかけてみるなど、水慣れを促してみてください。週に1~2回通うだけでは、なかなか克服できません。毎日のお風呂対策で、少しでも嫌がることがなくなったら、思いっきりほめてあげれば自信がつき喜びを感じます。

最初は本人が好きで通っていても、ある時点で行きたがらなくなる時期もあります。その場合は、嫌がる原因を見つけましょう。コーチがこわい、日々のトレーニングが退屈だと感じるなど問題点がわかったら、コーチに相談してみてください。無理強いせず、その子どものペースに合わせて、指導法や対応を検討してくれることが多いです。

また、壁にぶつかったときは、子どもと話し合い、スイミングを習う目的を明確にしてみるのもよいでしょう。

スイミングで子どもの脳・心・体を鍛えよう!

最近では、子どもたちに人気の習い事は、サッカーや野球、ピアノ、体操などをはじめ、他にもたくさんあります。その中でも、スイミングは知能発達にとても関係が深いようです。

スイミングを続けていくことで、将来、東大生や憧れのアスリートに仲間入りができるかもしれません。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

Kayoko* Kayoko*  千葉県在住。9歳と6歳の男児を持つママライター。得意ジャンルは育児、料理、ディズニー、ときどきお酒。大学では心理学を専攻。ただいま、スムージーダイエットに奮闘中!