お子さまが恐竜の魅力に目覚めたら、ぜひたくさん絵本を読んであげてください。わが家でも3~4歳で驚くほどの集中力や記憶力を見せ、恐竜へのこだわりを持ちました。中には未就学児には難しい絵本もありますが、今回は特に恐竜ビギナーにおすすめの5作品を選んで紹介します。
お砂場から恐竜誕生『どろきょうりゅう』
著者:中川ひろたか・鈴木翼(作)、市居みか(絵)
出版社:世界文化社
とても身近な設定なので物語にも入りやすく、恐竜に興味を持ちはじめたお子さまに、ぜひ手にとっていただきたい作品です。
ぼくと恐竜ママの探検『きょうりゅうのたまご』
著者:なかがわちひろ(作・絵)
出版社:徳間書店
途中から自分ごとのように一生懸命卵を探す、主人公の「ぼく」。読み終えると、なんだか心地よい達成感と喜びに包まれます。恐竜もショベルカーも大好きなわが家の息子が、愛してやまない1冊です。
恐竜世界にワープしちゃう!『ぼくがきょうりゅうだったとき』
著者:まつおか たつひで(作) まつおか たつひで(絵)
出版社:ポプラ社
見るものすべてが新鮮で、特別で、楽しい、1日限りの素晴らしい恐竜世界への旅。色鮮やかでイキイキとした挿絵を追うだけでも、主人公のうれしくて仕方ないという気持ちが伝わってきて、何度見てもわくわく心躍る絵本です。
かんたろうが恐竜を育てる!『ぼくんちのティラノサウルス』
著者:のぶみ(作)
出版社:講談社
おうちの中で恐竜を飼ってみるという設定が子どもらしく、素直でひたむきな姿に思わず応援したくなるような作品です。
ユーモアたっぷりの『きょうりゅうオーディション』
著者:たしろちさと
出版社:小学館
劇団ベナートルの新しいメンバーを選ぶオーディションが開かれ、いろいろな恐竜たちが順番に特技を披露していきます。なんだか面白おかしな参加者ばかりで、司会のフクイベナートルの突っ込みが、物語をテンポよく進めていきます。楽しみながら恐竜の種類や大きさ、チャームポイントを学べるこちらの絵本、結末はいかに!?
独特なイラストの風合いは、版画のコラージュだそう。著者のこだわりを知りたい方は、ぜひ後書きをも読んでくださいね。
絵本で恐竜に親しもう!
また、こういった平和で温かいストーリーがお好みの方は、他にもおさるのジョージやわんぱくだん、かいけつゾロリなどのシリーズ絵本に出てくる恐竜のお話もおすすめですよ。