恐竜絵本が楽しくなって、恐竜の名前を覚えたり、好きなキャラクターができたりしたら、図鑑デビューがおすすめです。「なんで?」「どうして?」と好奇心旺盛なちびっこ恐竜博士には、少し専門的な内容で応えてあげましょう!わが家の6歳&4歳のお気に入りをご紹介します。
恐竜図鑑デビューにおすすめ!『きょうりゅうの本』
著者:講談社(編)
出版社:講談社
幼児へのおすすめは、こちらの図鑑絵本です。絵も大きく説明も子ども向き。さらに紙が丈夫で長持ちします!また、カテゴリー別に恐竜が出てくるので、わが子はこの図鑑絵本を通じて「つのりゅう」「よろいりゅう」「けんりゅう」と分類することを覚えました。
わが家はこの本で恐竜図鑑デビュー。さらにそれでも足りない!と、ポケット図鑑へ移行しました(どこへでも持ち運ぶので1年たたずボロボロに……それでもまだまだ愛用中です)。その後、クリスマスには念願の大型の図鑑をプレゼントしました。図鑑によって見せ方も色遣いも違うため、どれもよく見ていますし、図鑑を並べて同じ恐竜を見つけて楽しんだりもしています。
おすすめの恐竜図鑑5選 子どもは恐竜が大好き!
どれくらい知ってるかな?力試しには『恐竜あいうえお』
著者:黒川みつひろ(作・絵)
出版社:小峰書店
アロサウルスの「あ」から、ワンナノサウルスの「わ」まで、あいうえお順に恐竜が登場します。本文には、それぞれの恐竜の基本データと特徴、名前の由来が書かれています。「~サウルス」「~ラプトル」の意味がわかるだけでも、楽しくなってきますよ。
実はこの絵本、息子が恐竜を好きになりはじめた頃に図書館で見つけたのですが、そのときはまったく興味をみせませんでした。でも、ある程度恐竜を知ってから、あらためて見た所、「あ~これ知ってる~」「こんなに恐竜っていっぱいいるんだね~」「ユタってどこ?」と夢中になり、その後はすっかり愛読書に。
絵本としても、図鑑としても、ひらがなやカタカナを覚えるための知育本としても役に立つ優秀な1冊です。
化石研究も絵本で学ぼう!『コドモザウルス』&『勇者のツノ』
化石になった恐竜の気持ちがわかる!?『コドモザウルス』
著者:土屋富士夫(作絵)
出版社:佼成出版社
ダイちゃんの化石体験を通じて、化石の発掘や調査、博物館への展示等、恐竜の研究の流れがわかるこちらの絵本。少し種明かしになりますが、作者のあとがきに「博物館の恐竜たちも、人間の間違った推測に、まゆをひそめているかもしれませんね」とあります。
実は、恐竜については、まだまだわからないこともたくさんあるのですよね。未来の恐竜博士に贈りたいチャーミングな絵本です。
化石研究のロマンに触れる!黒川みつひろさん作品
著者:黒川みつひろ(作)
出版社:こぐま社
同シリーズ『けがをした恐竜―化石が語るティラノサウルスの話』も、化石に残った骨折の跡から、ティラノサウルスが家族で助け合って暮らしていたことがうかがえる作品です。現在は絶版のため、書店では購入できませんが、図書館などで見つけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。
恐竜マンガがためになる!『恐竜世界のサバイバル』
著者:洪 在徹(文)李 泰虎(絵)
出版社:朝日新聞出版
登場人物は、度胸満点で好奇心いっぱいの男の子と、賢くて冷静な女の子。そして恐竜を愛するあまり、ときに危ない橋を渡ってしまう古生物学者の父という絶妙な組み合わせです。3人の会話は面白いのに、とっても知的。恐竜に詳しくなれますよ。
筆者のおすすめは、2巻から読むこと!子どもに人気の白亜紀からはじまるので、お話に入りやすいのです。ティラノサウルスの子育てや、テリジノサウルスの爪の謎など、親子で「へぇ~」とうなるようなシーンがたくさんありました。漫画の世界観が気に入ったら、1巻に戻ってみてくださいね。
ちなみに漫画の読み聞かせは、「ドドドドド…」「キィィ」「グルルルル」などの擬音語のオンパレードで少し滑稽です(笑)。ですが、臨場感たっぷり!オールカラーでイラストばかりなので、わが家の4歳児も十分楽しんでいますよ。
参考書的存在の『ドラえもん 恐竜大探検』
出版社:小学館
特集の内容は、恐竜や生命の誕生、種類、体の仕組み、食べ物、暮らし、発掘、そして日本の恐竜までと盛りだくさん。この1冊でかなりの知識を網羅的に学べる、優れた参考書的存在です。
解説ページの文字は細かいですが、ひとつひとつのコラムは短いので、未就学児でも大丈夫。漫画には、ドラえもんのひみつ道具もたくさん登場しますよ!
息子のお気に入りは「きょうりゅういろいろじまん」のページです。大きさや重さ、群れの数、走るスピードの1番さんが登場します。目の大きさや歯の数まで取り上げられていて、面白いですよ。ぜひ見てみてください。