2020年1月30日 公開

カナダの親子留学丸わかり!人気の都市は?かかる費用も解説!【2020年版】

偏りの少ないきれいな英語が身につけられて、フランス語にも親しめる移民国家カナダは、親子留学にも人気の留学先です。カナダ留学のメリット・デメリットや人気のプラン、おすすめの都市、留学費用とビザの種類など、カナダの親子留学について詳しくご紹介します。

親子留学とは?

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親子留学とは、文字通り親子で一緒に語学留学をすること。子どもにとって、吸収力が高い幼少期における留学は、将来の英語学習の基盤となる体験となります。また、語学だけでなく、異文化体験を通して視野を広げるすばらしい機会となることでしょう。親御様がスキルアップのための留学を実現させる手段として、親子一緒に留学をするケースもあり、親子留学の目的やスタイルは人それぞれ。特に、1~2週間や1カ月間など、短期間で行う「プチ親子留学」が人気です。

親子留学先にカナダがおすすめの理由とは?

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国連によるランキング「世界で一番住みやすい国」でも常に上位にランクインしているカナダ。人々も穏やかで生活しやすいカナダは、海外生活に慣れていない人にも安心な、親子留学にぴったりの滞在先です。主なおすすめポイントはこちら。

自然豊かな環境

お子さまと学びながら暮らすなら、できるだけ環境のいいところを選びたいですよね。その点、カナダは環境保護に対する国民の意識が高く、都市部でも緑に囲まれたきれいな空気の中で生活できます。アウトドア文化が根づいているため、休日には大自然の中でのトレッキングやカヌーを楽しむことも可能。オーガニックフードも広く普及しているので、ヘルシーな親子留学ライフが送れます。

教育水準が高い

カナダの教育水準は世界でもトップレベルといわれています。また、移民国家で、英語が母国語ではない国民や留学生も多いことから、公立学校でもESL(English as Second Language)と呼ばれる、英語を第二言語とする生徒に向けた英語習得カリキュラムやサポート体制が用意されているのが特徴。語学学校はカナダ全土に300以上あるといわれ、いずれもレベルの高い英語教育が行われているため、お子様のはじめての留学先としても最適です。

治安が良い

カナダは先進国の中でも治安がいいとして知られ、銃規制もしっかりなされているので子供連れでも安心です。もちろん、貴重品は必ず肌身離さず持っておく、ベンチなどに荷物を置いたまま離れない等、最低限の安全対策は必要ですが、日頃からきちんと注意できていれば大丈夫。危険な目にあうことは少ないでしょう。

フランス語も学べる

カナダの公用語は英語とフランス語。街の看板などでも、フランス語と英語の2ヵ国語で表記されていることが多く見られます。なかでも、日本の5倍の面積を持つケベック州は、フランス語のみを公用語とし、学校教育は英語とフランス語で提供されているという特殊な環境。英語コースのあとにフランス語コースを受講するなど、英語とフランス語を両方学べる語学学校も多く、一度の留学で2ヵ国語を身につけられます。さらにカナダは、訛りの少ないきれいな英語が身につけられることでも定評があります。

カナダ親子留学のデメリットは?

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カナダ留学では、全体の費用はアメリカやイギリスに比べるとやや抑えられますが、カナダの物価は決して安くはありません。特に中長期的な留学で、ホームステイではなくアパートを借りたりすると、その影響を強く感じることでしょう。外食しようとすると、ファミリーレストランのようなカジュアルな店のランチでも一人1500円程度はします。普段の食事はできるだけスーパーなどで食材を買って自炊するなどの工夫が必要です。

カナダというと寒そうという印象があるかもしれませんが、西海岸のバンクーバーは東京と似たような気候なので心配はいりません。ただ、東部のモントリオールやトロントは、冬にはマイナス10℃以下になり、10月から4月頃まで雪が降るなど、お子様連れでは移動などもやや大変かもしれません。寒さが気になる人は、冬や寒い都市を避けるようにしましょう。

カナダの親子留学で人気の都市は?

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滞在先の選び方のポイント

バンクーバーやトロント、モントリオールなどの都市部では、交通の便もよく、ショッピングモールや病院施設なども充実しているのでお子様同伴でも生活しやすいでしょう。カナダならではの雄大な自然の風景に触れたいなら、カルガリーへ。コンパクトで居心地のいい英国情緒漂う港町、ビクトリアもおすすめです。大人も子どもも楽しめる、主な親子留学先の都市をご紹介するので参考にしてください。

バンクーバー

カナダ西海岸に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな都市・バンクーバー。トロント、モントリオールに次ぐカナダ第三の都市であり、利便性のいい都会でありながら、規模が大きすぎない、とても生活しやすい街です。世界中から移民や留学生が集まるインターナショナルな雰囲気で、日本人でも居心地がいいのが特徴。休日には対岸のノースバンクーバーで渓谷にかかるスリル満点の吊り橋などが楽しめます。関西空港からも直行便があるなど日本からのアクセスがいいこともあり、日本人留学生にも人気。レベルの高い語学学校が多数あるため、学校選びには困らないでしょう。

トロント

カナダの首都はオタワですが、最大の都市はこのトロントです。カナダ東部にあり、高層ビルが建ち並ぶ大都会である一方、オフにはたくさんの人々が緑の公園やオンタリオ湖を見渡すウォーターフロントでくつろいでいる風景が見られるなど、自然と都市が融合した魅力あふれる街です。移民が多く、アジア人でも人種差別を感じることがないため、日本人留学生にも人気。トロント大学をはじめ、カレッジや語学学校がたくさんあり、学生の数も多い、英語学習に適した環境です。ナイアガラの滝にも電車やバスで2時間ほどと、週末にはカナダの雄大な自然も観光できます。

カルガリー

世界遺産であるカナディアン・ロッキーの一部であり、美しい湖と山々が織りなす風景や、1万年の歴史を持つコロンビア大氷原などの雄大な自然を体感できるバンフ国立公園。カナダ屈指の観光名所として知られるこのバンフの玄関口として、数多くの観光客が訪れるのがカルガリーです。カウボーイ文化を伝える街でもあり、夏の祭典「スタンピード」では、世界各国から集まったカウボーイたちによるロデオ大会や馬車レースが約1カ月間にわたり開催されます。語学学校の数は多くはありませんが、大自然に囲まれて、フレンドリーなカナディアンたちと触れ合いながらゆったりとした気分で英語を習得できます。

モントリオール

ケベック州最大にして、カナダ第2の都市、モントリオール。都会でありながら歴史ある建造物や石畳の道が残る、「北米のパリ」と呼ばれる美しい街です。街の人のほとんどは英語とフランス語が堪能であり、自然と2つの言語に親しめるのがメリット。日本でも人気が高いシルク・ド・ソレイユ発祥の地であり、モントリオール国際映画祭やモントリオールジャズフェスティバルが開催されるなど、文化芸術の都としても知られています。バンクーバーなど他の都市に比べると日本人留学生は少ないですが、世界展開している語学学校などが複数あり、あえて日本人の少ない環境で、日本語をシャットアウトして英語を学びたいという人にはおすすめ。物価が比較的安いので、滞在中の生活費を抑えられます。

ビクトリア

カナダ西部のバンクーバー島にあり、ブリティッシュ・コロンビア州(BC)の州都であるビクトリア。「花の都」とも呼ばれ、春や夏にはダウンタウンが手入れされた花々で美しく彩られます。インナー・ハーバーは街の象徴的な存在で、夏にはマーケットやパフォーマンスを楽しみながらのんびり散策が楽しめます。赤や黄色のカラフルな家が建ち並ぶフィッシャーマンズワーフで、名物のフィッシュアンドチップスを食べることもできますよ。治安がよく、夏は暑すぎず冬は寒すぎないため、過ごしやすいのが魅力。他の都市に比べると移民が少ないため、発音がはっきりしたきれいな英語が学べます。日本人留学生は少なめですが、その分、英語漬けの留学生活が送れるでしょう。

カナダ親子留学のプログラムは?

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カナダには未就学児のお子様と保護者がそれぞれ学べるプログラムが充実しています。主な内容は以下の3つ。

親は語学学校、子どもは保育ママ

カナダは有資格者の自宅に子どもを預ける小規模デイケアサービスが充実。小さなお子様や、お子様の英語力に不安がある場合も、少人数でしっかりお世話してくれるので気軽に安心して預けられます。お子さんを預けている間、親御さんは語学学校へ。語学学校はフルタイムや午前パートタイムなどが選べます。

親は語学学校、子どもはサマープログラムに参加

お子さんが5歳以上であれば、現地の教育委員会などが主催する子ども向けのサマーキャンプやサマースクールなどのプログラムに参加できます。同世代の子どもたちとスポーツやダンスなどのアクティビティを楽しみながら、自然に英語に触れられる特別な経験となるでしょう。その間、親御さんは語学学校で集中して勉強できます。最初はデイケアなどで英語に慣れてもらい、サマープログラムを組み合わせることもできますよ。

子どもだけ現地の学校に通う

短期でも、お子さんが現地の保育園や幼稚園に通えるプランもあります。現地の子どもたちと同じクラスで日本の幼稚園のように絵を描いたり、言葉を学習したりしながら社会性を身につけられます。親御さんは語学学校に通うこともできますし、英語学習の必要がない場合はフリープランにするパターンも。現地のスタジオで英語でヨガのレッスンを受けたり、大人向けのカルチャープログラムに参加したりと、興味に合わせたカナダ生活を満喫できます。

お子さんが小学生で、1年間やそれ以上の長期留学の場合、現地の留学生枠のある小学校に入学することもできます。カナダではカナダ人または永住権を持つ外国人の場合、公立の小学校~高校までの授業料が無料となるので、現地の子どもたちは公立学校に通うのが一般的ですが、一部の富裕層は私立学校を選択しています。

カナダ親子留学中の滞在先は?

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カナダではホームステイの受け入れ先が充実しており、目的や希望に応じたステイ先が選択できます。お子さんの偏食が気になる場合や、留学期間が比較的長く、朝晩はホームステイ先のホストファミリーに気を遣わずに自分たちだけで過ごしたいというときには、キッチン付きのコンドミニアムやホテルを選ぶことも可能。大学主催のサマースクールなどの場合、キャンパス内の寮やアパートなどが提供される場合もあります。エージェントに相談して、家族のスタイルに合った滞在方法を検討しましょう。

カナダ親子留学で費用はどのくらいかかる?

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カナダ親子留学の相場は、1~4週間で50-80万円
1週間程度の2人分の留学にかかる費用の内訳は以下になります。
1週間の親子での留学費用の目安
航空券親子で10~15万円
学費親は語学学校、子どもは現地幼稚園の場合:10~20万円
滞在費家賃など:5~10万円程度
生活費2、3万円程度
観光費3~5万円程度
その他海外旅行保険代:2万円程度。その他雑費、お土産代など
・航空券
日本からカナダへの航空券代は時期にもよりますが親子で10~15万円。費用を抑えたい場合はオフシーズンや格安航空券を探すなどして節約しましょう。

・学費(授業料など)
親は語学学校、子どももデイケアや現地幼稚園などに預ける場合は1週間に10~20万円が目安。子どもがサマーキャンプなどに参加する場合は、プログラムによって異なります。

・滞在費(家賃など)
1週間に親子で5~10万円。食費なども合わせて考えると、ホームステイのほうが費用を抑えられます。

・生活費(食費・日用品など)
コンドミニアムなどで自炊を中心に、ときどきテイクアウトなどを利用する場合は親子で1週間に2、3万円程度。ホームステイの場合はランチ代のみ別途用意する必要があり、サンドイッチなどのテイクアウト中心なら2人で一食1500円程度みておけばいいでしょう。

・観光費
観光場所や内容によって大きく異なりますが、近場を中心に回るのであれば1週間に2人で3~5万円。少し遠出も楽しみたい場合はもう少し余裕を持って予算を立てておきましょう。

・その他(海外旅行保険代など)
保険会社や内容によって異なりますが、短期であれば1人1万円程度から用意されています。もしものときの非常事態に備えて、ぜひ加入しておきましょう。通学にかかる交通費なども確認しておくと安心です。

カナダ親子留学で必要なビザは?

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カナダ親子留学に必要なビザは滞在期間によって異なります。
        
  親子とも学校に通う場合 親のみ通う場合 子ども(6歳以上)のみ通う場合
6カ月未満ビザ不要
※ただし親子共にeTAの申請が必要
6カ月以上学生ビザ学生ビザ観光ビザ
6歳以上:学生ビザ
6歳未満:観光ビザ
観光ビザ6歳以上:学生ビザ

6カ月未満の親子留学の場合

日本人がカナダに入国する場合、事前の観光ビザの手配は不要。ただし、親子共に、オンラインなどによるeTA(電子渡航許可証)の申請は必要です。

6カ月以上の親子留学の場合

親御さんのみが学校に通う場合、親御さんは学生ビザの手続きが必要。お子さんが6歳以上で、親子ともに学校に通う場合は親御さんのほかお子さん自身にも学生ビザを手配しましょう。

2018年12月31日以降の申請から、カナダの学生ビザの取得にはバイオメトリクス登録(個人識別情報の提供・登録)が必要になっています。ビザの費用はカナダドルで学生ビザ150ドル+バイオメトリクス申請費85ドル(2020年1月現在)。カナダの学生ビザは取得条件などによく変更点が出るので、事前によく確認してください。

後見人とは?

カナダでは、未成年の子どもが一人で留学する場合、後見人(カストーディアン)が必要となります。後見人はカナダ国籍か永住権を持つ19歳以上のカナダ居住者であることが条件となっており、現地のホストファミリーや留学エージェントの現地スタップなどに依頼するのが一般的です。短期の親子留学の場合は、基本は必要ありませんが、ビザ申請時や入国時にひっかかる可能性があるため、なるべく後見人の手続きはすませておくといいでしょう。

豊かな自然に恵まれたカナダで親子留学を成功させよう

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豊かな自然と澄んだ空気に恵まれたカナダは、小さなお子様が勉強する環境として最適。穏やかで優しい人が多いといわれるカナダ人たちと触れ合い、偏りのないきれいな英語を身につけながらフランス語にも親しめる、メリットの多い親子留学となるはずです。上記のように教育レベルが高いカナダは、高校留学などお子さんの将来の長期留学先としてもお勧めの国。付き添いのママやパパも、カナダならリラックスして生活を楽しめることでしょう。プチ親子留学を通して親子でカナダが好きになったら、将来のプランも具体的に計画できそうですね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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suna suna  ライター/エディター。東京で出版社に勤務後、フリーランスに。結婚を機に広島県に移住し、男女男の3人育児と仕事との両立に奮闘中。子育て、旅、グルメ、住宅、動物など幅広いジャンルで編集・執筆を担当。イギリス、アイルランド等に留学経験あり。