2020年1月29日 公開

【2020年版】シンガポールの親子留学丸わかり!かかる費用も解説!

世界トップレベルの教育水準を誇るシンガポールは、日本から近く、気軽にチャレンジできる親子留学先として近年、注目が高まっています。シンガポール親子留学のメリットやデメリット、人気のプランと費用などを詳しくご紹介します。

親子留学とは?

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親子留学とは、文字通り親子で一緒に語学留学をすること。子どもにとって、吸収力が高い幼少期における留学は、将来の英語学習の基盤となる体験となります。また、語学だけでなく、異文化体験を通して視野を広げるすばらしい機会となることでしょう。親御様がスキルアップのための留学を実現させる手段として、親子一緒に留学をするケースもあり、親子留学の目的やスタイルは人それぞれ。特に、1~2週間や1カ月間など、短期間で行う「プチ親子留学」が人気です。

親子留学先にシンガポールがおすすめの理由とは?

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①世界トップクラスの教育水準

OECDが15歳児を対象に3年ごとに実施している国際学力テスト(PISA)では、2015年度、シンガポールが科学的リテラシー、読解力、数学的リテラシーの3分野すべてで世界首位。2018年度では、同じく3分野すべてで北京・上海・江蘇・浙江に次ぐ2位となりました。日本は読解力が15位、数学的リテラシーが6位、科学的リテラシーが5位と、大きく差をつけられています。また、2017年に発表された英国の教育専門紙による「世界大学ランキング」では、シンガポール国立大学は46位の東京大学を上回る22位とアジア首位。そのため、シンガポールを子どもの留学先として選ぶ富裕層がアジアはもちろん世界的に増えています。語学学校の質も高く、カリキュラムも信頼できます。

②治安がよく、街がきれい

親子留学では、英語を学べるだけでなく、お子様と一緒に安心して行動できるということが重要です。その点、シンガポールは路上でのポイ捨てだけでなく、地下鉄やバスでの飲食にも罰金が課せられるなど、厳しい取り締まりによって美しい街が保たれている「クリーンアンドグリーンシティー」です。また、イギリスのエコノミスト紙による2018年の世界平和度指数では、シンガポールは8位だったのに対し、日本は9位。犯罪発生率も低く、日本より安全な国だとみなされています。スリや置き引き対策など、当たり前の安全対策を怠らなければ問題ないでしょう。

③英語と中国語が同時に学べる

多民族国家であるシンガポールの公用語は、英語、中国語、マレー語、タミル語の4つ。英語と中国語のバイリンガル教育が一般的で、語学学校でも一部で英語と中国語を同時に学びたいというニーズに対応するコースが豊富に用意されています。学校では英語だけを学ぶ場合でも、生活の中で中国人や中国語に触れる機会が多いため、自然に中国語に親しむことができるというメリットがあります。

④多民族国家のため、さまざまな文化に触れられる

中華系やマレー系、インド系など複数の民族の人が暮らす多民族国家であるシンガポールでは、一つの国でさまざまな文化に触れることができます。さらに人口の約1/3は外国人で、世界中からの留学生はもちろん、日本や欧米から仕事で訪れたり移住したりしている人も多く、英語や中国語をはじめフランス語やドイツ語も飛び交う真にインターナショナルな環境。互いの違いを認め合う国際感覚や広い視野が身につきます。

⑤日本と近い(時差が少ない)

特に短期留学では、時差があるとお子様の生活リズムを整えるのが少し大変な場合もあります。その点、シンガポールと日本との時差はわずか1時間。フライト時間も7時間ほどなので、お子様連れでも比較的ラクな気持ちで挑戦できます。

シンガポール親子留学のデメリットは?

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シンガポールの英語は、「シングリッシュ」と呼ばれる訛りがあります。「Ok, lah」、「No, lah」など、語尾に中国語で強調を意味する「了(ラ)」という言葉から影響を受けたという「lah」がよくつくなど、かなり特徴的ではありますが、いくつかのポイントを理解すればすぐに慣れるでしょう。もちろん、語学学校では先生がきちんとした英語を教えてくれますよ。

また、アジアは留学費用が安いイメージがありますが、シンガポールは学費や滞在費(居住費)が比較的高いので、アジアの中では最も費用のかかる留学先といえるでしょう。とはいえ、渡航費や食費などが抑えられる分、イギリス・アメリカやカナダ、オーストラリアなどに比べればやや安く、効果の高い留学が実現できます。

シンガポール親子留学でかかる費用は?

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シンガポール親子留学でかかる費用の目安は、1~4週間で40-70万円。長期の場合、1年間で400-500万円です。内訳は以下。
1週間の親子での留学費用目安
航空券親子で10万円程度
学費1週間に2人で15万円程度
滞在費ホテル代(2人1室)など:1週間に親子で10万円程度
生活費1週間に3万円程度
観光費1週間に2人で1〜2万円程度
その他海外旅行保険代:1週間に2人で3〜5千円程度
・航空券
シーズンや航空会社にもよりますが、飛行機代は親子で10万円程度。日本から近い分、航空券代も無理なく抑えられます。

・学費(授業料など)
学校によって差がありますが、語学学校であれば1週間に1人6万円程度から。期間が長くなると割引が得られることもあります。

・滞在費(家賃など)
ホテルに宿泊する場合、2人1室で1万円程度から。シンガポールは面積が狭い分、滞在費は高くつきますが、街の中心地から離れた場所にある学校とその近くの宿泊先を選べば節約できます。

・生活費(食費・日用品など)
食事は麺類などのお手頃な屋台からカフェ、レストランまで選択肢が豊富。ランチは簡単なテイクアウトなども利用して、1週間に2人で3万円程度からが目安です。

・観光費
シンガポールは地下鉄が充実しており、タクシー料金も比較的リーズナブル。国内であれば観光費はそれほどかかりません。2週間の滞在で休日のみと考えれば、2人で2、3万円程度みておけば大丈夫です。

・その他(海外旅行保険代など)
いざというときのために海外旅行保険は必須。2週間であれば1人3500円程度から用意されています。

シンガポール親子留学で人気のプランは?

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親は語学学校、子どもはサマーキャンプに参加

シンガポールには上質なインターナショナルスクールが数多くあり、それぞれにサマーキャンプやサマースクールなどのホリデースクールを開催しています。5日間や1週間程度の参加しやすいプログラムが多く、3歳から18歳など幅広い年齢の子どもを受け入れているのが魅力。内容も料理やサッカー、バスケットボールといったスポーツなど多彩です。お子様にとっては、世界各国から集まった、さまざまな文化的背景を持つ同世代の子ども達と触れ合う、すばらしい経験となるでしょう。プログラム費用も5日間で5万円程度とお手軽なので、近年、日本人にもとても人気があります。お子さんがサマーキャンプに参加している間、親御さんは語学学校で集中して勉強できます。

親子とも語学学校

留学時期が夏以外である場合など、親子ともに語学学校に通うことも可能です。語学学校のキッズクラスは、学校によって4歳以上や6歳以上と決められているので、お子様の年齢に応じた学校を選びましょう。英語力に不安があるというお子様も、同世代の各国からの子どもたちとともにイチからしっかり勉強できます。午前中はそれぞれのクラスで英語を学び、午後は親子一緒に観光やアクティビティを楽しむことも可能です。

子どもだけ現地の学校(インターなど)

お子さんがインターナショナルスクールで現地の生徒たちと一緒に学んでいる間、ママは英語でならいごとをしたり、買い物を楽しんだりと自由に過ごすこともできます。ローカルの幼稚園やナーサリー(保育園)は主にシンガポール人を対象にしているので、インターナショナルスクールのほうが入学しやすく、ビザの取得もスムーズになります。シンガポールでは、小学生のお子様とお母様による長期母子留学も人気です。

留学中の滞在先は?

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シンガポールのホームステイは6カ月以上の契約が必要とされているので、短期留学の場合はホテルかサービスアパートメント、バジェットホテルに滞在することになります。サービスアパートメントとは、キッチン付きの宿泊施設のことで、自炊したい場合などにおすすめ。バジェットホテルとは1泊1万円以下のリーズナブルなホテルのことで、比較的立地もよく便利に利用できます。費用だけでなく学校からの距離や希望のスタイルに応じて、自分たちに最も合った滞在先を選びましょう。

シンガポール親子留学で必要なビザは?

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  親子とも学校に通う場合 親のみ通う場合 子ども(6歳以上)のみ通う場合
30日以内ビザ不要
※ただし有効期限が6カ月以上残っているパスポートと
シンガポール出国時の航空券が必要
30日超学生ビザ学生ビザロングタームビジットパス
学生ビザ観光ビザ学生ビザ
・30日以内の短期留学の場合
日本人であれば、30日以内の滞在であればビザは不要。ただし、有効期限が6カ月以上残っているパスポートと、シンガポールから出国するときの航空券が必要です。

・30日を超える留学の場合
学生ビザの申請が必要です。両親のいずれかがシンガポール就労ビザ(EP)を持たない場合、子どもにも学生ビザが必要になります。学生ビザを持つお子様にお母様などが保護者として同行する場合、ロングタームビジットパスの手配が必要です。

ビザの取得には変更が出ることもあるので、事前に留学エージェントなどに最新情報を確認することをおすすめします。

まずは夏休みのサマースクールなどから

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先進国の中でも高い教育レベルを誇るシンガポールは、将来、お子様に国際社会で活躍してもらいたいと願うご家族には最適な留学先といえるでしょう。小学校や中学、高校で欧米への長期留学を検討されているご家庭が、その最初の一歩として日本人にとってより住みやすいシンガポールでの短期留学を選択する場合もあります。お子様は周りの優秀な友人たちに刺激され、英語だけでなくさまざまな能力を養い、国際人として成長してくれることでしょう。

特に、5日間5万円程度~とリーズナブルに参加できるシンガポールのサマースクールは、生きた英語が使われる環境を体感し、海外の学校の様子を知るためのお試し親子留学としてもぴったり。時差も1時間で日本から近いので、お子様にとっても欧米に留学するような大きな決断は必要なく、気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。お母さんにとっては、子育ての息抜きに、リラックスして生活することができますよ。この記事を参考に、シンガポールならではの親子留学を楽しんでみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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suna suna  ライター/エディター。東京で出版社に勤務後、フリーランスに。結婚を機に広島県に移住し、男女男の3人育児と仕事との両立に奮闘中。子育て、旅、グルメ、住宅、動物など幅広いジャンルで編集・執筆を担当。イギリス、アイルランド等に留学経験あり。