2017年11月22日 公開

イヤイヤ期の言葉がけはタイプ別に!江藤コーチの子育てアドバイス①

多くのパパママが夜泣きの次にぶち当たる子育ての壁、それはイヤイヤ期かもしれません。「でもね、親の言葉がけ次第で意外とスムーズにいったりするんですよ」と語るのは、マザーカレッジを主宰する子育てコーチングのプロ、江藤真規さん。そのコツをたっぷりとお伺いしてきました!

<江藤真規さんプロフィール>
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via photo by サイタコーディネーション
東京都生まれ。教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表。マザーカレッジ主宰。お茶の水女子大学卒業後、東京電力株式会社に入社。結婚後に退職し、娘二人を出産後、夫の仕事に伴い、アメリカ合衆国に7年間滞在。帰国後は主婦業の傍ら、英語講師として100人以上の親子に英会話を指導。2006年、長女が東京大学医学部に現役合格。2008年、次女が東京大学文学部に現役合格。自身の子育ての経験からコミュニケーションの重要さを実感し、コーチングの認定資格を取得。2010年に「マザーカレッジ」を創立し、家庭におけるコーチングの指導、母の社会的役割を広げる活動や講演、執筆活動を行っている。現在、東京大学大学院教育学研究科博士課程在学中。主な著書に『勉強ができる子の育て方』『思春期の女の子の育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『“ほめすぎる”くらいほめると本当に子どもは変わる!』(PHP研究所)、『「心が折れない子ども」の育て方』(祥伝社)など多数。

イヤイヤ期は変化球で切り抜けよう

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katarinag / Shutterstock.com
朝の忙しい時間に着替えをぐずったり、なかなかご飯を食べてくれなかったりすると、親もついイライラして「早く○○しなさい!!」となりがちですよね。

でも、子育てコーチングのプロである江藤さん曰く、「そんな直球では、イヤイヤ期の子は動かないんですよ」とのこと。

ポイントは「何をやらせるか(what)」ばかりにこだわるのではなく、「どうやったらやりたくなるか(how)」を考えること。たとえば、「7時半までにご飯を食べたら、○○ちゃんの好きなイチゴを食べよう」と言ってみる。

どうしたら自分の子をその気にさせることができるのか、それを考えるのが親の知恵だ、と江藤さんは言います。

さらに、子どものタイプに合わせてかける言葉を変えるのが、イヤイヤ期にはすごく効果的なんだそう。

結果型・経過型・こだわり型―うちの子はどのタイプ?

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ESB Professional/shutterstock.com
講演会やマザーカレッジの講座で多くの親子を見てきた江藤さんは、子どもは幼い頃から、かなり明確にタイプが分かれていると言います。実際、筆者の娘たちは、石橋を叩いて渡るタイプの姉と、橋がなくても飛び越えるタイプの妹と、全く違います。

タイプが違えば、当然、言われてうれしい言葉も違ってきますよね。親はほめているつもりでも、子どもはそう思っていないという可能性も……。

そこで江藤さんに、タイプ別に効果的な言葉がけを教えていただきました。

「結果型」の子は、競争心に火をつけよう

勝ちたい、もっと上にあがりたいという気持ちが強いのが「結果型」の子ども。いわゆる勝気なタイプですね。

こういう子には「競争しよう!」「○○できるかな?」というように、競争心をあおるような言葉を投げかけると、「よし、やってやろう!」と乗り気になりやすいそう。たとえば「どっちが早く食べ終わるか、ママと競争しよう」などと言えば、朝の忙しい時間もゲーム感覚で切り抜けられそうですね。

「経過型」の子は、努力をほめてあげよう

勝ち負けはあまり気にしない、穏やかなタイプの子どもは、人に勝つことより、自分が何かをできるようになったことがうれしい、楽しいと感じるそうです。

だから、「できるようになってきたね」とか「○○してくれてありがとう」などと声をかけると、それまで駄々をこねていた子がケロッと機嫌を直したりするんだそう。「昨日より早く食べられたね」「お箸を持ってきてくれてありがとう」などと、ちょっとした行為をこまめにほめてあげると、スムーズに動いてくれそうですね。

「こだわり型」の子は、その子らしさを認めてあげよう

自分らしさ、自分なりのこだわりを追求していくのが好きな「こだわり型」の子どもには、「面白いやり方だね~」「へ~っ、そんなの見たことない!」などと言ってあげるのが効果的だそう。

「ご飯にマヨネーズをかけるなんて面白いね」「ご飯より先に果物を食べたいんだね」というように、親の価値観やルールからちょっと外れていても、思い切って認めてあげると、意外と子どもも素直になってくれるかもしれません。大らかな目で子どものこだわりに寄り添ってみたら、自分の常識とは違う新たな世界が見えてくるかも!?

親もストレスをためず、上手に「イヤイヤ」と向き合う

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Billion Photos / Shutterstock.com
「イヤイヤ期は親のストレスも大きいと思いますが、『イヤ!』というのは子ども自身の意思が出てきて、それを発信できるようになった、つまり成長の証なんです。だから『ああ、うちの子も大きくなったなあ』とプラスの目で見てあげることが重要です」と江藤さん。

そう考えると、親の意思に従わせるだけでなく、子どもの意思を尊重する大切さがわかりますよね。

しつけも必要だけど、しつけと子どもの意思をうまく両立させる、そのためにどうアプローチしていくか。そこが親の知恵の見せ所なんですね。タイプ別の言葉がけを上手に利用し、うまくいかなくても「じゃあ、次はこうしてみよう」と別の角度から攻めてみる。親もトライ&エラーの精神で楽しめば、余裕を持って子どもと向き合えそうです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

YUZU YUZU  フリーライター。東京都在住。出版社で書籍編集の仕事をしていましたが、夫の仕事の都合で2009年より台湾・台北へ。6年間の駐在生活中は娘二人を日本人学校に通わせながら、台湾師範大学の語学センターで中国語を勉強。帰国後はライターとして、主に台湾や子育てに関する記事を書いています。