2018年06月14日 公開

カブトムシを飼うなら!おすすめの飼育ガイドと絵本5選

夏の風物詩といえば、カブトムシ。自宅で飼うのは、とても貴重な経験になります。インターネットを使えば準備から飼育方法まで簡単に調べられますが、おすすめは本を手元に置いておくこと。子どもの自主性がぐーんと高まって、楽しみも学びも広がりますよ。

夏の風物詩といえば、カブトムシ。自宅で飼うのは、とても貴重な経験になります。インターネットを使えば準備から飼育方法まで簡単に調べられますが、おすすめは本を手元に置いておくこと。子どもの自主性がぐーんと高まって、楽しみも学びも広がりますよ。

手元に置きたい子ども向けの飼育ガイド!

カブトムシを飼うなら、写真やイラストの豊富な飼育本をお手元に置かれることをおすすめします。ビジュアルが多いと、子どもでも相当な情報を得ることができるんですよ。字が読めなくても大丈夫!

わが家でも、2歳の息子が「カブトムシに必要だから!」と、公園に枝を探しに行ったり、霧吹きを用意するなど、準備やお世話も積極的に関わるようになりました。また、腐葉土をケースに入れた際も、見様見真似でぎゅっとかためており、大人が調べて指示を出すよりも何倍もの効果があるようでした。

今回は、筆者おすすめのカブトムシ飼育方法の本を2冊、絵本を3冊ご紹介します。

カブトムシとクワガタ 飼いかた&図鑑

カブトムシとクワガタ飼いかた&図鑑―カブ&クワのオールカラー図鑑 | 安藤 アン誠起 |本 | 通販 | Amazon (98916)

タイトル:カブトムシとクワガタ 飼いかた&図鑑
  著者:安藤“アン”誠起
 出版社:実業之日本社
わが家がお世話になったのは、こちらの本。厚さ1cmほどですが、カブトムシとクワガタムシの捕まえ方からお世話の仕方まで、十分に概要をつかめます。絵本と図鑑、参考書のいいとこどりのような存在のため、飼育方法の確認以外にも、読み聞かせや図鑑として興味や知識を広げるのもよいでしょう。

カブトムシに愛着がわく!愛と勇気の成長物語

 (98553)

タイトル:かぶと3兄弟 五十郎・六十郎・七十郎の巻
  著者:宮西達也(作・絵)
 出版社:教育画劇
こちらは、カブトムシが“お侍”という設定の「かぶと三十郎」シリーズの3作目。夏に産み付けられた3つの卵が翌年成虫になり、1人前のカブトサムライを目指して奮闘する成長物語です。

卵が“ぱかぱかっ”とかえったり、たくさん食べてたくさんうんちをする姿など、飼育していると出くわすシーンには思わず共感してしまいます。また、体つきやツノの長さなど、3匹の個性の描写が面白く、ご自宅のカブトムシ観察のヒントになるかもしれません。

最後は、互いの長所を生かしながら立派に成長する3匹……。作者の宮西達也さんらしい、ユーモアと優しさのつまったストーリーもぜひ味わってください。

生命の神秘を臨場感たっぷりの写真絵本で味わおう!

うまれたよ! カブトムシ (よみきかせ いきものしゃしんえほん7) | 小杉 みのり, 新開 孝 |本 | 通販 | Amazon (98556)

タイトル:うまれたよ!カブトムシ
  著者:新聞 孝(写真)、小杉みのり(構成・文)
 出版社:岩崎書店
「カブトムシは、どうやって今の姿になったのだろう?」
物語だけでは飽き足らない!という本物志向のお子さまには、こちらの写真絵本がおすすめです。

飼育をしていても見ることができない貴重なシーンが、多く掲載されています。画面いっぱいに拡大された迫力ある写真には、驚きと感動がいっぱい。思わず見入ってしまうほどです。

最初は「幼虫が気持ち悪い……」と思っていた筆者ですが、卵から一生懸命かえる姿に胸を打たれ、今ではわが子のように(?)、愛おしくてたまらなくなってしまいました。

説明文に一切、専門用語はなく、子どもにもわかりやすい言葉で、写真に意味を添えて紹介してくれています。

卵や幼虫から育ててみたい!初心者にはこの1冊

 (98558)

タイトル:はじめてのカブトムシ飼育BOOK
  著者:哀川翔(監修)
 出版社:ブックマン社
数ある飼育本の中でも、ひときわ個性的な1冊がこちら。監修はなんと、ギネス級カブトムシの飼育経験もある、俳優の哀川翔さんなのです!

“飼育歴15年の哀川アニキに学ぶ、虫が苦手なママでも30分でわかるカブトムシ飼育の心得とコツ“というコピーの通り、初心者にうってつけの内容です。

飼育方法がカレンダー仕立てになっていて、月ごとにやることがまとまっています。他の本では、静かに見守る時期と手をいれる時期の記載が、意外と分かりにくく、不安になることもあったのですが、こちらの本はその点でもとても便利でした。

初心者に心配はつきものですが、哀川さんの軽快な語り口調に励まされつつ、カブトムシの飼育が楽しめますよ。

夏の思い出がぎっしりつまった絵本で締めくくろう

カブトムシのなつ (えほんのもり) | いしい つとむ |本 | 通販 | Amazon (98917)

タイトル:カブトムシのなつ
  著者:いしい つとむ
 出版社:文研出版
楽しかったカブトムシとの生活も、いつかは終わりを迎えます。『カブトムシのなつ』は、主人公の兄弟が、カブトムシに出会ってからさようならをするまでの物語です。

カブトムシが家にやってきた喜び、恐る恐る触ったり、名前をつけたり、遊んだり……。そんなシーンすべてが自分たちと重なるようで、わが家の息子たちはいつになく真剣に聞いていました。

等身大の子どもならではの素朴な表現がグッとくる、夏の終わりに手に取りたい絵本です。わが家も、カブトムシにお墓を作った日に読んで、数々の思い出を心に刻みました。

カブトムシの飼育には本がおすすめ!

生き物を飼うというのは、本当に特別な体験だと感じます。そこに、素晴らしい書籍が加わると……お子さまの興味や感動はさらに増すものです。カブトムシと一緒に、親子でひと夏成長できたらいいですね♪

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

福岡すみれ
福岡すみれ

東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。