お子さまのファーストブックとしても人気の「だるまさんシリーズ」。「だ・る・ま・さ・ん・が」に続く言葉とイラストがほんわか優しく、おちゃめで楽しい絵本です。絵本のストーリーに親しんだら、今度はお子さまと一緒に続きなどを考えて、言葉遊びをしてみませんか?
わが子が絵本作家に!だるまさんの続きを考えよう
今回のだるまさんシリーズは、まさにわが家でそんな存在。おしゃべりをするようになった2歳の息子はもちろん、字が読めるようになった4歳の息子にとっても大切な絵本です。普通に読む以外にも、今は親子で続きや〇〇編を考え、お話の世界に一層親しんでいます。
気軽に楽しめて親子の会話が弾む、言葉遊びを紹介します。
だるまさんが……何する?何する?
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
何度も何度も読んでいると、擬態語などという難しい言葉を使わなくても、子どもたちには感覚で絵本のルールがわかるもの。
絵本を読み終えたあとで「だ・る・ま・さ・ん・が」と問いかけると、替え歌のように「ぱくぱく」「ぽいぽい」「ゆらゆら」「にょろり~」などと言いはじめます。ぜひ体をいっぱい使いながら、自由に表現してみてください。
もしなかなか出てこないようなら、「クッキング」「運動会」「お風呂に入る」などテーマを設定するとよいでしょう。すると、「こねこね」「ジュージュー」「ぱんぱかぱーん」「ずるっ」「ごしごし」など、出てくる出てくる……。
知らず知らずのうちに、たくさんの擬態語を子どもが習得していることに気づかされます。
だるまさんの……どのパーツに注目?
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
身体にはいろいろなパーツがありますよね。そんな名前を覚えつつ、親子で交代でやってみましょう。
「だ・る・ま・さ・ん・の」の掛け声に続いて、「みみ~」「あし~」「せなか~」など大きなパーツから、「おやゆび~」「かかと~」「おへそ~」「みぎて~」というように細かい分類まで、指で指すと分かりやすいですよ。
慣れてきたら文字数を決めるのが上級編。
2文字しばりで「みみ~」「めめ~」「かた~」。3文字だと「おみみ~」(「お」をつけると文字数の調整が簡単です!)「あたま~」「てあし~」(セット!)、4文字だと「おやゆび~」「ふっきん~」「ふともも~」など。長い言葉シリーズでは、「弁慶の泣き所~」「けんこうこつ~」「うしろがみ~」など……。
このゲームで優位に立とうと、兄弟で競うように「身体のここはなんて名前?」と聞いてきたり、パパにこっそり「難しいのを教えて」と仕込んでは披露する息子たちです。
だるまさんと……だれ?だれ?
著者:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
こちらはぜひお子さまを登場させてみてください。〇〇ちゃんと「ねんね」、「手でたっち」「なかよしぎゅー」など、誰かと一緒にできる行為をたくさん表現してみましょう。ぬいぐるみなどを用意して、パパママの掛け声でお子さまに演じてもらうのもよいですね。
テーマを設定すると最後の「ぱっ」の部分がうまくいきます。例えば、動物園、水族館、運動会、など。
イルカショー好きのわが家では、バンドウイルカと飛んだりくぐったり最後にみんなでジャンプするという展開が人気です。お風呂でやられると水しぶきが大変ですが、素直な子どもたちの発想力には楽しませてもらっています。
わが子のアイデアには大げさに反応して盛り上げよう!
褒めるといっても、笑う、「すごーい、よいねえ」とまねる、手をたたく……など何でもよいのです。
だるまさんシリーズで、お子さまの発想力や表現力が豊かになり、またご家庭に笑顔があふれれば何よりですね。