「指編み」は編み針・編み棒を使わず「指」だけで編む編み物。指で毛糸をひろうので、小さな子どもでも作ることができます。どんな編み目の作り方でも様になるのが嬉しいポイント。子どもの小さい手でも失敗しない、ざっくり風合いがおしゃれな簡単・可愛い指編み小物の作り方をご紹介します。
指編みとは
指で毛糸をひろうので、子どもの小さな手でもすいすい編めます。指先の感覚を鍛え、巧緻性を高めるので知育にもおすすめです。
細編み・長編み・リリアン編みなどのおなじみの編み方も、指編みだとざっくりとしたおしゃれで優しい風合いに仕上がります。手の大きさ・指の太さで編み目が変わるので、編んだ人の個性が出るのも楽しいです。
上手に仕上げるコツ
【毛糸をできるだけ太いものにする】
細い毛糸だと編み目の不揃いさが目立ちますし、仕上がりも遅くなります。太い毛糸でふんわりもこもこさせて、粗を隠しましょう。
【毛糸を引き締め過ぎない】
毛糸を引き締め過ぎ、ゆるく編むことでざっくりとしたおしゃれな風合いの編み地になります。
すぐ編める可愛い「ふわもこマフラー」
指に交互に毛糸を通し、渡した毛糸を指で順番にすくっていきます。簡単な作り方なので、小さい子どもでもマフラーを編むことができます。毛糸の渡し方をパパママが何度か教えれば、2歳くらいから挑戦可能です。
毛糸を引き締め過ぎると、編み目が狭くなり丸まりやすくなります。できるだけざっくりとした編み目になるように編むと柔らかい風合いに仕上がります。
材料
・はさみ
(2)人差し指前→中指後ろ→薬指前→薬指後ろの順に毛糸を渡します。
(4)人差し指から小指に毛糸を渡します。
(6)すくった毛糸を後ろにおくります。
(8)毛糸を小指から親指に渡します。
(10)(1)~(9)を繰り返し編み進み、好みの長さまで編みます。
編み終わりの処理
(2)編み終わった側の指から毛糸を渡し、指をくぐらせます。
(3)毛糸を引き抜いて指から編み地をはずします。
(4)小指~人差し指まで(1)~(3)を繰り返します。
※ポンポンをつける場合は、ポンポンの中心部分の毛糸を編み地にくぐらせてから結びます。
ゆっくり 指編み つくり目
ゆっくり 指編み とじ方
ガーター編みのマフラーの編み方 ④ボンボンの作り方【©毛糸ピエロ♪】
ざっくり編んでおしゃれにきまるニット帽
極太の毛糸を使えば短時間で大人可愛いニット帽が完成します。鎖編みができれば、小さい子どもでも編むことが可能です。
鎖編みを好みの頭周囲で作り、そこから編み目を減らしながら頭頂部まで編み上げます。はじめの鎖編みを頭周囲より長めに作ると被りやすい帽子になります。
材料
・はさみ
作り方
(2)輪から毛糸を引き出して指を通す輪を作ります。
(4)かけた毛糸をすくい輪に通し引き出します。
(6)頭頂部の穴が約5cmになったら毛糸を引っ張り、穴を閉じます。10cm程残して毛糸を切り、編み地にくぐらせます。
(7)裏返したら完成です。お好みでポンポンをつけても可愛いですね。
ちょっぴり適当に編んでも完成度が高いのが指編み帽子の利点です。
細編み
ニットシュシュでまとめ髪を華やかに
細編みを繰り返すだけの、簡単な作り方のシュシュです。10分くらいで編めるので、ちょっとしたプレゼントやバザーにもおすすめ。
ボリューミーでふんわりとした質感のニットシュシュを作るコツは「編み目を大きく作ること」と「編んだらその都度編み地を後ろにぎゅっと送ること」です。
材料
・ヘアゴム(毛糸と合わせたときに目立たないもの)
・はさみ
作り方
(2)巻き取った毛糸の輪に長い方の毛糸をくぐらせ引き出します。
(4)毛糸の輪に人差し指を通し、ヘアゴムにくぐらせます。
(6)指にできた2つの輪に毛糸を通します。
(8)(3)~(7)を繰り返します。編みながら生地を後ろにぎゅっと送ることでボリューム感がアップします。
簡単ふわふわ・ボリュームのあるシュシュの作り方・編み方♪ 100均の毛糸を使用♪ 初心者さんOK!指編みでかぎ針不要!DIY scrunchie tutorial
育脳効果もある指編み
指編みは、簡単な編み方の繰り返しで、小さな子どもでも完成度の高い作品が作れるのが良いですね。1つ作品を完成させるたびに達成感・充実感も味わえます。お子さまと一緒にぜひ挑戦してみてください。