子どもが自然に親しみ、遊び方を知る機会は大切にしてあげたいものです。今回はつくしの採り方や遊び方などをまとめてみました。春の訪れを感じるつくしを親子で見つけに行ってみてはいかがでしょうか。つくしに関する絵本も読むと、より一層親しみを感じることができますよ。
つくしとは
実は、つくしというのは、「スギナ」という植物の一部。スギナが胞子をまくために伸ばす茎の部分です。
スギナとは、緑色で松の葉のような棒状の葉を生やす植物で、見かけはつくしとまったく違います。つくしが成長して、葉をつけて10~40cmほどに大きくなった状態がスギナです。
つくしは食用とされ、アクを抜いた後、佃煮や煮物にして食べることができます。てんぷらにしたり、たまごとじにしたりしても美味しいですよ。
つくしを採ってみよう
道具
場所
春夏の間にスギナ(つくしの成長したもの)が生えているところをチェックしておくのもいいでしょう。スギナが生えているところには、来年の春にふたたびつくしが生えてきます。
時期
見つけ方
つくしを採るときは、「こうして根元から採るといいよ」と伝え、実際に1本採って見せましょう。上手に採れるようになります。
つくしの遊び方
・胞子で遊ぶ
つくしのような胞子は、ほかの草花ではあまり見かけません。かさが開いてくると、緑っぽい胞子が出てきます。
白い紙につくしの先端をポンポンと叩きつけて、胞子を出し、それを集めて観察してみましょう。
・ちぎったり、並べたり、形を作ったり
袴の部分を引っぱると、プチっとちぎって遊べます。ちぎったつくしを長さ順に並べてみてもいいですね。四角や三角、顔などいろいろな形を作るのも楽しいですよ。
・どこで切れてる?当てっこ遊び
節のどこかを1か所引っ張ってちぎってから、茎をそっとつなぎなおします。どこが切れているか当てっこしましょう。
・おままごとの具材にも
砂遊びでのおままごとに使うのはいかがでしょう。料理のトッピングにしたり、中に具材としてまぜこんだりして使いましょう。砂のケーキの上にろうそく代わりに立てるなど、楽しみ方もいろいろです。
おすすめ絵本
著者 :間所ひさこ(作)、 黒井健(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド
子犬のころわんが、ちょうちょに「はるは、いいこと、いっぱいよ」と教えてもらいます。春のいいことってどんなことだろう?と、ころわんは野原に春を探しに出かけることにしました。
ころわんがつくしをはじめ、オオイヌノフグリやテントウムシなど、さまざまな春に出会うストーリーです。
読んでいると楽しくて、ついころわんと一緒に春を探しに行きたくなります。
つくしの登場する絵本で春の息吹を見つけよう! – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
季節を感じながら楽しもう
ぽかぽかの日差しのなか、子どもと一緒におでかけしてみませんか?