2018年03月20日 公開

子どもと自然で遊ぼう!つくしの採り方と遊び方

子どもが自然に親しみ、遊び方を知る機会は大切にしてあげたいものです。今回はつくしの採り方や遊び方などをまとめてみました。春の訪れを感じるつくしを親子で見つけに行ってみてはいかがでしょうか。つくしに関する絵本も読むと、より一層親しみを感じることができますよ。

子どもが自然に親しみ、遊び方を知る機会は大切にしてあげたいものです。今回はつくしの採り方や遊び方などをまとめてみました。春の訪れを感じるつくしを親子で見つけに行ってみてはいかがでしょうか。つくしに関する絵本も読むと、より一層親しみを感じることができますよ。

つくしとは

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つくしといえば、春の風物詩の1つ。薄茶色の茎に、茶色の輪状の葉「袴(はかま)」がついています。

実は、つくしというのは、「スギナ」という植物の一部。スギナが胞子をまくために伸ばす茎の部分です。

スギナとは、緑色で松の葉のような棒状の葉を生やす植物で、見かけはつくしとまったく違います。つくしが成長して、葉をつけて10~40cmほどに大きくなった状態がスギナです。

つくしは食用とされ、アクを抜いた後、佃煮や煮物にして食べることができます。てんぷらにしたり、たまごとじにしたりしても美味しいですよ。

つくしを採ってみよう

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道具

つくし採りに行くときに必要なものは、採ったつくしを入れる袋です。摘み取るのは手でできますが、軍手や濡れぶきんなども用意するといいでしょう。

場所

つくしは生命力が強く、空き地や田んぼのあぜ、マンションの植え込みなど、いろいろな場所に生えています。ひょんなところに顔を出していることもあるので、注意深く探してみてください。

春夏の間にスギナ(つくしの成長したもの)が生えているところをチェックしておくのもいいでしょう。スギナが生えているところには、来年の春にふたたびつくしが生えてきます。

時期

春の訪れを感じる時期がつくし狩りのシーズン。地域によりますが、東京都内なら3月から4月の中旬です。

見つけ方

つくしは1本だけでなく、何本も密集して生えていることがほとんどです。もし子どもが見つけられないようであれば、「ここに1本見つけたよ」と隅のほうのつくしを指さして教えてあげましょう。

つくしを採るときは、「こうして根元から採るといいよ」と伝え、実際に1本採って見せましょう。上手に採れるようになります。

つくしの遊び方

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つくしは食べても美味しいですが、子どもにとっては素敵な遊び道具。いろいろな遊びのアイデアを試してみましょう。

・胞子で遊ぶ
つくしのような胞子は、ほかの草花ではあまり見かけません。かさが開いてくると、緑っぽい胞子が出てきます。
白い紙につくしの先端をポンポンと叩きつけて、胞子を出し、それを集めて観察してみましょう。

・ちぎったり、並べたり、形を作ったり
袴の部分を引っぱると、プチっとちぎって遊べます。ちぎったつくしを長さ順に並べてみてもいいですね。四角や三角、顔などいろいろな形を作るのも楽しいですよ。

・どこで切れてる?当てっこ遊び
節のどこかを1か所引っ張ってちぎってから、茎をそっとつなぎなおします。どこが切れているか当てっこしましょう。

・おままごとの具材にも
砂遊びでのおままごとに使うのはいかがでしょう。料理のトッピングにしたり、中に具材としてまぜこんだりして使いましょう。砂のケーキの上にろうそく代わりに立てるなど、楽しみ方もいろいろです。

おすすめ絵本

Amazon | ころわんがはるみっけ! | 間所 ひさこ, 黒井 健 | 絵本 (75400)

タイトル:ころわんがはるみっけ!
著者  :間所ひさこ(作)、 黒井健(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド

子犬のころわんが、ちょうちょに「はるは、いいこと、いっぱいよ」と教えてもらいます。春のいいことってどんなことだろう?と、ころわんは野原に春を探しに出かけることにしました。

ころわんがつくしをはじめ、オオイヌノフグリやテントウムシなど、さまざまな春に出会うストーリーです。

読んでいると楽しくて、ついころわんと一緒に春を探しに行きたくなります。

季節を感じながら楽しもう

つくしを子どもと一緒に探していると、春の草花やちょうちょにも出会うはず。春の空気をたっぷり感じることができるでしょう。図鑑を片手に探検するのもおすすめです。

ぽかぽかの日差しのなか、子どもと一緒におでかけしてみませんか?

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター