簡単に作れる折り紙工作「パクパク(パックンチョ)」のご紹介です。パクパクは両手の人差し指と親指を入れてパクパク動かして遊ぶおもちゃ。短い工程で完成するので、折り紙が苦手なお子さまにもおすすめです。占い・人形遊びなど、いろいろな遊び方で楽しめます。
遊び方いろいろ「簡単・手作りおもちゃパクパク(パックンチョ)」の作り方
パクパク(パックンチョ)は幼児にも作れる「おりがみおもちゃ」です。上手に折るコツは一つだけ。「角同士をきちんと合わせて折る」ことです。できあがったら両手の人差し指・親指を入れて、縦横に動かして遊びます。幼児期の巧緻性・集中力のトレーニングにもおすすめです。
乳幼児期はパクパク動かすだけでも楽しめます。シンプルなおもちゃだけに、工夫次第で遊び方は無限大。色を塗る、文字・イラストを描く、表に数字・裏に占い結果を書いた「パクパク占い」を作る、動物・人の顔を描いて表情の変化を楽しむなど、自由な発想ができます。子どもの想像力・創造力を伸ばしてくれるでしょう。
準備するもの
折り方
1.色のある面を表にして置きます。
2.横半分に山折りしましょう。
3.折り目をつけて戻します。
4.縦半分に山折りしてください。
5.白い面を表にして、ひし形の向きに置きます。
6.折りすじに沿って、上下左右の角を中心に合わせて折ります。写真のように三角が4つあるような形になりました。
7.裏返します。
8.真ん中に向かって上下左右の角を折りましょう。
9.縦半分に谷折りします。
10.元に戻します。
11.横半分に谷折りしてください。
12.写真のように内側から手を入れて、袋を膨らませるようにして立ち上がらせます。
みんなで楽しめるパクパク(パックンチョ)占い
幼児はもちろん、小学生以上のお子さまも楽しめるパクパク占いを作ってみましょう。
【準備するもの】
折り紙 1枚
ペン
【作り方】
1.8の工程まで折ったら、数字を書きます。果物・動物のイラストなど好きな絵を描いてもOK。
2.いったん広げて、写真のように占いの結果を書いていきます。ここに書くことで、数字をめくった部分が占い結果になります。「今日のおやつはホットケーキかも」「夕ご飯はハンバーグかも」など実現可能な占い結果を入れておくと盛り上がりそうです。
3.もう一度折り直します。内側から手を入れて、袋を膨らませるようにして立ち上がらせたら完成です。
パクパク占いの遊び方
1.占う人の名前の文字数ぶんだけパクパクして、開いた状態のままストップします(例:ヤマダタロウならパクパクする回数は6回)。そのときに見えている数字から好きなものを選んでもらいましょう。
2.選んだ数字の裏側の占い結果を伝えます。
親子で遊ぶ場合、子どもにとって身近で具体的な占い結果を書くのがおすすめです。「今日のラッキーカラーは青」「忘れ物に注意」「好きな子とお話できるかも」など、お告げ風なもの・注意喚起を促すもの・わくわくするものいろいろ混ぜて書くと喜ばれます。
子どもにパパママ用の占いを作ってもらうのも面白いです。大人には思いつかない斬新な占い結果が書かれていることも。占い結果を考えることで発想力・文章力も鍛えられます。
表情が変わるパクパク(パックンチョ)折り紙人形
動物・人・お子さまの好きなキャラクターなどをパクパクに描いて、表情の変化・変身を楽しみます。
【準備するもの】
折り紙 1枚
ペン
【作り方】
1.完成したパクパクに目・鼻・口を描きます。
2.縦開きして口の中を描きましょう。
3.横開きして1とは違う顔を描きます。
パクパクさせて表情の変化を楽しんでみてください。写真のパクパク人形は「口を開けたら怖いくまちゃんとそれを見て泣いている人」をイメージしました。パクパクに描くものは、顔以外でも大丈夫です。それぞれの面がまったく違うキャラ、関係ないイラストでもOK。自由に描いて楽しみましょう。
自由に遊んで創造力を伸ばす
折り紙一枚で簡単に作れるパクパク。たくさん作っていろいろな遊び方を試してください。パクパク占い・パクパク人形のように「パクパクする動き」を活かした遊びがメジャーですが、ほかの遊び方をする子も多いかもしれません。
切込みを入れて形を変える、裏返しにしておままごと遊びの食器として使う、真ん中に穴を開けて人形のスカートにする……。大人から見ると「せっかく作ったのに、なぜその遊び方なの?」と思う遊びをするかもしれませんが、ぜひそのまま自由に遊ばせてあげましょう。自分で考えて楽しむことが創造力を育みます。