日本でも手に入れやすくなった英語絵本。母語と同じく乳幼児期に他言語を学ぶには絵本の読み聞かせがとても大事です。今回は、イギリスの児童書出版社リトルタイガー(Little Tiger Press)の日本担当の方に乳幼児期のお子さんにおすすめの英語絵本を聞いてきました!
イギリスの絵本出版社、リトルタイガー
今回コメントを下さったのは児童書で日本を担当されているAude LavielleさんとMyrto Dimitrakouliaさん。「日本のプレスクールの子供たちが読むならこれ!」と、おすすめの5冊を教えてもらいました。
1:Tree – Seasons Come, Seasons Go
著者 :Patricia Hegarty(文)/Britta Teckentrup(絵)
出版社 :Little Tiger Press
絵本で季節を学べる1冊
大きな木と周りの自然を中心に春夏秋冬を描いたこの作品。口ずさめるような文章なので、読み聞かせだけでなく、お子さんと一緒に読んでみるのも楽しいと思います。
2:Nibbles The Book Monster
著者 :Emma Yarlett(作)
出版社 :Little Tiger Press
童話を食べちゃうモンスターを捕まえろ!
切り抜きやめくる仕掛けのついたこの絵本は、きっとお子さんのお気に入りになるでしょう。「赤ずきんちゃん」や「ジャックと豆の木」「3びきのくま」といった有名なお話が散りばめられているのも特徴です。この本は日本語訳も出ていますので、読み比べてみるのも面白いかもしれません。
3:The River – An Epic Journey To The Sea
著者 :Hanako Clulow(絵)/Patricia Hegarty(文)
出版社 :Little Tiger Press
日本人イラストレーターが描く水の世界
イラストレーターのハナコ・クルローさんは日本人。歌うような文章と魔法のような魚たちの絵に、何度も何度も読み返したくなる1冊です。
4:Feelings
著者 :Libby Walden(作)/Richard Jones(絵)
出版社 :Little Tiger Press
「あなたの気持ちがあなた自身」
副題に「Inside my heart and in my head」とあるように、絵本中央の「主人公」はお子さん自身。この絵本は、心や頭の中を飛び交うさまざまな感情と向き合うきっかけになる1冊かもしれません。
5:Above and Below
著者 :Hanako Clulow(絵)/Patricia Hegarty(文)
出版社 :Little Tiger Press
生き物たちの暮らしを覗いてみよう
こちらも日本人イラストレーター、ハナコ・クルローさんの作品。熱帯雨林から海、マクロ世界からミクロの世界まで、めくる仕掛けの下には自然の不思議がたくさん詰まっています。英語で動物の名前を覚えるにも最適の1冊です。
日本でも手に入れることができます!
今回後紹介した本は、いずれも日本でも手に入れることが可能です。お子さんが英語に慣れ親しむ第一歩として、リトルタイガーの絵本を本棚に加えてみてはいかがでしょうか?
著者:エマ・ヤーレット(作)/蒲池 由佳(訳)
出版社:ワールドライブラリー