おうちで英語学習をすすめる上で最大の問題点はゴールが見えなくなることです。
我が家では学習の目標に「英検」を利用することで効果的に英語を学べるようになりました。
今回は小学3年生までに「英検3級」まで英語力を伸ばす方法をご紹介します。
小学校3年生までに英検3級の理由
私立だけではなく公立の中高一貫校受験も含め、中学受験をする場合多くの場合は学習塾に通います。
中学受験のスタートは小4からになります。正確に言うと小3の2月からスタートです。
その後は国語・算数・理科・社会の4教科を学ぶ必要があり、英語をやる時間を確保することが難しくなります。
そのため、ある程度の英語力を小3までに身につけておくと、小学校での外国語授業と中学校に入ってからの英語の授業に取り組みやすくなります。
小3までの時間の使い方についてはこちらもご覧ください
英検3級のレベル感
英検公式サイトによると英検3級に求められる英語力は
・中学卒業程度
・身近な英語を理解し、また使用することができる
ことが目安となるそうです。
英検3級試験の特徴
英検3級では5級・4級と同様に語彙・長文問題とリスニング問題が出されますが、それ以外に「英作文(ライティング)」と「面接」が加わり、英語教育で求められる
- リーディング
- リスニング
- ライティング
- スピーキング
といった「4技能」が初めて揃った試験となります。
小1からスタート!小3までに合格するスケジュールとは?
目標を立てたら大まかでもいいのである程度のスケジュールを立てましょう。
小3までに中学終了までの英語力?と聞くと無謀に感じてしまうかもしれませんが、急がず、
1年に1級ずつ進級
していくイメージならば無理はないでしょう。
小1で5級・小2で4級、小3で3級ならば十分に狙えます。
(ちなみにミヤピーの英検歴です)
小1:英検5級・4級合格
小2:英検3級・準2級合格
小3:英検2級合格
小4:英検準1級合格
ミヤピーもまともに学習を始めたのは小1から。
それまで英会話教室に週1回通っていましたが、アルファベットも読めませんでした。
ただ、英語の音声だけはかけ流し続けていた状態です。
発話はほとんどありませんでした。
学習の進め方
おうち英語の場合、何から手を付けたらいいのかわからないという問題があります。
私自身もいろいろと試行錯誤しましたが、最も習得に時間がかかるものから始めると良いでしょう。
過去問などに手を付ける前に英語に慣らしていくために以下の4点が重要になります。
1.リスニングから始める
まず重要なのがリスニング力です。
子どもが英検を合格しやすいのは耳の良さがあります。
英語をよく聞いている子供はリスニングで大人より高得点を取ります。
これはできるだけ早くから始めることをおすすめします。一朝一夕では身につきません。少し時間がかかります。
お勉強は小学校に入ってからもでもいいですが、もしも英語教育に興味があればリスニングだけでも先に始めると良いでしょう。
どんなものでも構いませんが、歌などより日常会話が含まれているものがいいです。
2.映像も併用する
かけ流しだけではなく、映像もうまく利用するとより効果的です。
日本語はなしで英語だけで見せるのがポイントです
3.アルファベットを学ぶ際に必ず「フォニックス」を学ぶ
アルファベットを単に学ぶだけではなくフォニックス読みができるようにならないと英語が読めるようになりません。
4.英語の読書をはじめる
読む力を増していくために英語の本を少しずつ読むようにします。
絵本アプリを利用するのもおすすめです。
ベースとして以上の4つを並行しつつ、小1の1年間でまずは英検5級合格をめざしましょう。
英検公式サイトで過去3回分の過去問を無料でダウンロードできますので、ある程度学習が進んだと感じたらトライしてみると良いでしょう。
意外とできるので驚くと思いますよ。
★5級の過去問
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/solutions.html
英検Jr.もおすすめ
英検の学習の前に、どのように英語を学ばせたらいいか悩んでしまう場合は英検Jr.がおすすめです。
ママミーヤはその存在を知らず、利用しなかったのですが、存在を知っていたら多分利用していたと思います。
学習ツールも提供されているので、取り組みやすいと思います。
英検3級というと子どもにはハードルが高いと思ってしまいますが(私もそうでした)、計画を立てて順番にこなしていけば合格できる可能性は高いのではないかと思います。
3級まで取得していると中学受験のときに加点されるなど有利になる学校もあります。
本格的な中学受験の準備が始まる前に、先々のことを考えた学習プランを建てることをおすすめします。