中秋の名月、お月見は今でも日本人に大切な風習ですね。でもその由来やお団子・ススキなどをお供えする理由をご存知でしょうか?ここではお月見についてご紹介します。お子さまと一緒にお月見について知り、素敵な月を眺めましょう。
お月見をする日はいつ?
お月見の由来は?どうして始まったの?
またそれだけではなく、これまで命をつないでくださったご先祖さまを偲ぶ日でもあります。
お月見はもともと中国から伝わったという説もあります。
お月さまへのお供えの準備をしましょう
「月見だんご」
月見だんごは十五夜にちなんで一寸五分(約4.5cm)のだんごを15個お供えします。真ん丸ではなく、少しつぶした形にします。真ん丸のだんごは死者にお供えするだんごと同じ形になってしまうためです。だんごの数は、省略して5個にする場合や一年の満月の数12個にする場合などもあります。15個の場合は下から9個、4個、2個の順に並べ、一番上の2個は正面から見て縦方向に並ぶように置いてください。だんごは先に食べてしまうのではなく、お供えしてからそれをお下がりとしていただいてください。
「ススキ」
作物の成長や子孫の繁栄を見守ってくださる月の神様への「依り代」と考えられています。本来は稲穂をお供えしたいのですが、この時期まだ稲穂は収穫できないため、見た目の似ているススキをお供えするとも言われています。
このほかに、果物やサトイモなどの野菜もお供えします。
月見だんごやススキはお月さまから見える場所か床の間に置きます。お月さまから見て左側にススキや収穫した野菜、右側に月見団子を供えるのが良いとされています。
お月見の風習「おつきみどろぼう」
日本以外の国でもお月見をするの?
また台湾や香港でも同じような習慣があり、月餅を食べます。韓国では松方(そんぴょん)という三色団子を作ってお供えします。
太平洋の島々の中にも、サトイモやタロイモなどをお供えし、秋の収穫祭をする国もあるそうです。
お子さまと一緒にお月見について知りましょう
お月見が近づいてきたら、お子さまと一緒にお月見に関する絵本などを読んでみてもいいですね。
また旧暦9月13日のお月見は十三夜といわれ、十五夜に続いてお月見をする日とされています。
今年のお月見には、美しいお月さまが見られますように。