お月見は親しみのある行事のひとつ。しかし、せっかくの機会だから、お月見について子どもにいろいろ伝えようとしても、実はよく知らないという方もいるのでは? そこで、知育にも役立つ、お月見にまつわる知識をご紹介します。
お月見は十五夜だけではない?
本来「十五夜」は旧暦の8月15日の夜。それを現在の暦にあてはめると誤差が生じるため、「十五夜」は現在の9月中旬から10月上旬の間にやってくるのです。日付が固定されないと不便という理由から、新暦では9月15日に「十五夜」のお月見を行うことが多くなっています。
十五夜は「中秋の名月」とも呼ばれ、古くからお月見の行事が行われてきました。ところが実は、十五夜のほかにもお月見をする日があるのです。
十五夜とあわせて楽しみたい「十三夜」
十三夜は旧暦9月13日の夜。現在では10月13日がそれにあたるとされていますが、実際は、十五夜と同じように毎年日付が変わります。十五夜と十三夜のどちらか一方だけお月見することは、「片月見」といって縁起の悪いこととされていました。
「十日夜(とおかんや)」とは?
十日夜はお月見がメインではないため、現在は月齢に関係なく新暦の11月10日に行われることが多いようです。十五夜、十三夜、十日夜が3日とも天候に恵まれ、お月見ができると縁起がよいとされています。
子どもと楽しむお月見
美しい月を眺めながら、表面の模様がなにに見えるかクイズをしたり、月のうさぎにまつわるお話を聞かせてあげたりすると、お月見に対する興味も深まることでしょう。
家族でお月見をして季節を感じよう
理解が深まれば、季節の行事がより身近に感じられるはずです。