小学校の体育には跳び箱の授業があります。幼稚園や保育園に置いてあることもありますが、なかなか上手に跳べないお子さまも多いもの。こちらでは子どもと一緒にできる、跳び箱の練習のポイントをご紹介します。コツをつかんで楽しく安全に跳べるようになりましょう。
跳び箱が飛べない理由
跳び箱が跳べない大きな理由は「恐怖心」です。ぶつかるかもしれない、落ちるかもしれないという恐怖心が身体の動きを制限してしまい、正しい姿勢が上手に取れずに跳びにくくなります。
跳び箱を跳ぶときの姿勢は独特で、日常生活にはあまりありません。体より前方に手があることや、ジャンプしたときにお尻が持ち上がる感覚などが、普段生活しているときの体のバランスとは異なるため、「怖い」という感情に繋がりやすくなります。
跳び箱の飛び方(開脚飛び)
1.助走
跳び箱を跳び越えるには、リズム感とスピードがポイントになります。跳び箱の高さが上がれば上がるほど助走が重要になるため、まずは助走の感覚を身に付けましょう。助走に勢いをつけるなら、距離をたっぷりととります。最初は10mぐらいの助走距離がとれることが理想です。
急に高い跳び箱から挑戦した場合、子どもの恐怖心につながりがち。まずは子どもが自信を持って取り組める高さに段を調整することも大切なポイントです。
2.踏み切り
踏み切りが上手にいかないと、ジャンプできずに跳び箱にお腹から突っ込んでしまうことがあります。踏み切りが弱いとジャンプしにくく飛び越えられないため、元気よく踏み切りましょう。
ロイター板(踏み切り板)は、場所によって反動の大きさが異なり、手前側はあまり反動が付きません。反動をうまく使えるように、踏み切るポイントに目印を付けておくとやりやすくなりなります。
ただし踏み切り位置を気にしすぎると、目線が下がってしまうので注意。助走の間にチェックしながら走り、飛ぶときはうつむかないように顔をあげて、視線を遠くへ向けてみてください。
3.手をつく
跳び箱を跳ぶには、手と腕で力強く身体を押し出す必要があります。できるだけ跳び箱の奥に両手をつくことを意識してみましょう。手の位置が跳び箱の手前側にある場合は、体が手の上に乗ってしまいやすく、ケガにつながる可能性があります。
4.体重移動
5.着地
跳び箱を上手に跳ぶコツは?
恐怖心を克服しよう
手で体を支える体重移動を習得
脚を大きく広げよう
リズムに乗って跳んでみよう
ロイター板の上手な踏み切り方は?
ロイター板で踏み切るときに、手前で小走りになってしまう子どもは多いもの。せっかく助走をつけても勢いが減ってしまいます。何度も練習をして、タイミングよく踏み切れるような助走を身につけましょう。
ロイター板までまっすぐ走り込んでいるか、片足だけの踏み込みになっていないかなどをパパママがチェックしてあげてください。
家庭でできる練習方法
動画でポイントチェック
動きを言葉で説明するのは難しいこともあります。大人が跳び箱のコツを一生懸命子どもに説明していても、うまく伝わらないかもしれません。
そこで体操クラブなどが公開している跳び箱レッスンの動画を、お子さまと一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか?細かなポイントを動きと言葉で見せてくれるため、動きがイメージしやすくなります。
カエルとびの姿勢で体重移動を体感
跳び箱が跳べない原因のひとつに、手で体を支えることや体重移動といった動作のコツがつかめていないケースが考えられます。そんなときにオススメなのが、カエル跳びの姿勢です。自宅の床でも簡単にできます。
床にしゃがみ、体より前に両手をついて、しゃがんだままカエルのように足でジャンプして前に進みましょう。慣れてきたら足を広げて、自分の手より前に足を着地させるようにして進みます。
馬跳びで練習を
家で跳び箱の練習をするときの注意点
家で跳び箱の練習をするときは、必ずパパママが見守り、ケガのないようにすることが大切です。周りに布団を敷きつけるほか、ぶつかったらケガをするような危険なものがないかチェックしておきます。
跳び箱の練習をしているときは、ほかの兄弟は離れて見守るというルールを作っておくのも一案です。万が一ケガや事故が起こってしまった場合、すぐに駆け込めるように医療機関の連絡先や受付時間を確認しておきましょう。
体操教室を利用するのもおすすめ
子どもだけでなく、パパママも運動が苦手という場合があるかもしれません。また、子どもに教えてあげたいけれどスペース的に難しいというケースもあるでしょう。このときは体操クラブを利用するのもおすすめです。体操クラブでは鉄棒や跳び箱、マット運動のような器械運動を中心にレッスンを行っています。
スポーツ選手を目指すようなお子さまだけでなく、体育が苦手で上達したいという子どももたくさん通っているのでご安心を。不安な場合は、まずは経験レッスンを受けてみるのもよいでしょう。多くの体操教室では、夏休みなど長期休暇期間に短期レッスンを開催しています。種目を決めて集中レッスンを受けるのもひとつの手です。

コバヤシ トモコ 





