知育玩具として、世界的に人気の高いレゴ。問題解決能力も育める「レゴスクール」が注目されているそうです。体験レッスンの内容や費用、入会して良かった点を紹介します。
2度の体験レッスンを経てわかったレゴスクールの魅力、入会を決意した理由、気になる内容を料金と併せてご紹介します。
幼少期にレゴで遊ぶことで何を学べるか、レゴスクールが気になる方、購入を検討している方もぜひ参考にしてください!
レゴ・デュプロを知育玩具として導入
2018年にレゴジャパン株式会社が調査した結果、東大生の70%がレゴで遊んでいたそうです。さらに東大受験にも必要な「集中力」が、レゴで養われたとの回答も。
確かに子どものおもちゃを選ぶ時、必ずおススメにあがるのが「レゴ」です。それにはしっかりとした理由もありました。
【1歳半】レゴ・デュプロをクリスマスプレゼントに購入
使える期間が短いからと、レゴ・デュプロを買い控えていた友人もいました。しかし、レゴブロックを簡単に扱えるようになるのは、4歳過ぎたくらいかなと感じました。
大きさもあり誤飲も防げるし、組み合わせて使うこともできます。幼稚園の間はデュプロが大活躍。じゅうぶん長い期間遊べると思います。
レゴ・デュプロの遊び方が意外と難しい
2~3歳の頃のブロック遊びは模倣から、とも聞きますが、親が苦手だと扱いに戸惑い、自由に作るという発想を伝えられずにいました。
【2歳】レゴランドに遊びに行った
ここへ遊びに行けば親も遊び方がわかるかな、楽しいと思えるかな、と思って、遊びに行きました。
遊び場としてはとっても楽しく、ちょっと大きめのブロックを使って遊べる場所もあり、何かを作るという刺激はもらえました。
ただブロック以外の遊べるエリアやアトラクションも多く、そちらの方が子どもは楽しかったようです。
【2歳】レゴスクールとの出会い
そんな頃、レゴにはスクールがあるということを偶然知りました。
ある時、幼児教育に詳しい先輩ママから「この子はしくみを知りたがるので、レゴをやらせるといい」とすすめられました。
「レゴを学ぶって何?遊び方がわかったらそれで終わりじゃないの?」と思っていた私に、レゴスクールは作り方を学ぶ場所ではないということを話してくれました。
レゴの体験レッスンに参加を決意
それに「数回通ったら家でできるのでは?」とも。
ただこうして「いい!」と言われたり、通っている人も多いのは、何かもっと理由があるはずです。
レゴスクールを調べてみると、なんと家から自転車で通える場所にありました。さらにタイミングよく体験教室が開催されていたので、興味のありそうなお友達を誘って、参加をすることに。
知育に興味があると、レゴスクールは気になる存在。ただこの時は、いいと言われる理由が知りたいという好奇心が強かった気がします。
レゴスクールで受講できる体験レッスン
体験レッスンの種類と違い
体験レッスンの受講料は?
ただ地域や時期によって異なるようですが、紹介制度がありました。お友達が通っていると、通常クラスへの体験料金が無料になるそうです!
もし興味があったら、まずは知り合いで通っている人を探してみるのもおススメです。
特典はあるの?
最初の体験の時にはミニフィグといわれる人形1体を貰いました。その後からは、レゴ・デュプロのワークショップキットとミニフィグを選べるように!
通常レッスンへの体験に参加していた人は、このプレゼントはなかったようです。新規向けのイベントやシーズンごとのレッスン特典なのかも知れません。
【2歳】レゴスクールの体験レッスンに参加①
体験でも通常と同等のレッスンが受講できる
親は教室の中でも外でも見学がOKだったので、教室の中で見学。2歳児たちは初めての楽しそうな時間に、ワクワクを隠せず集中していました。
まず、レッスンがきちんと挨拶と自己紹介から始まったのが好印象でした。そして、お片づけの場面では、ブロックを1つ1つバラバラにして、その目的ごとに決められた箱に区分けしてしまいます。
インストラクターからは、次に遊ぶときにすぐに探せるよね、という話もありました。投げてしまう子には「削れちゃうから優しくね」など声がけもあります。
小さなことですが、しつけの面でも非常に優れていると感じました。これを毎回繰り返せば、お片づけや挨拶が自然に身につくはずです。
この日のカリキュラムのテーマは「はらぺこあおむし」。ブロックに毛糸を挟んでしっぽにしたり、ブロックと違うものを組み合わせていたのには驚きました。
テキストを使った座学と机で作成、今度は床に広げて話を広げ、最後は作った目的を発表する。50分がとても濃厚な時間でした。
家庭の事情にも配慮するスタッフの対応
しかしレッスンのクオリティが高く、早く入会したほうが高度なものをできるようになるのかな、と焦りスタッフに尋ねました。すると、決してそんなことはない、とのこと。
終了後は質問ができ、たっぷりと話を聞くことができ、最後はお土産にレゴの人形をもらって満足いくレッスンでした。
最後にはアンケートを提出したのですが、そこには他のお稽古の曜日を記載する欄があります。これは新規クラスを作る際の目安にするそうで、家庭の都合に配慮してくれる雰囲気も感じました。
レッスン時に入会に関して詳しい説明は受けましたが、強い勧誘などは一切なく、その後に電話などもありませんでした。
よくある、体験から1週間以内に入会で入会金無料などという、入会期日の縛りがないのも良かったです。
これはカリキュラムやレッスンに自信がある証拠なのでは、と思いました。とはいえ、入会金2万円は高いので、割引があったらありがたかったです。
またその後はイベントの案内はがきが届いたので、必要な情報はきちんと頂けました。
体験レッスン中の子どもを見て驚いた!
体験レッスンでの息子は、好きという気持ちや次々と浮かんでくる探求心が普段と全く違いました。それを見て、本当にレゴスクールは息子に合っているんだと実感。インストラクターの、子どもの言葉を引き出すスキルが高いのが印象的でした。
息子はレッスンが終わってからもタブレットでロボットが動かせる教材を見つけ、大興奮。やりたいと言って、満たされるまで存分に体験をさせてもらっていました。
時間にゆとりがあったからではありますが、該当学年でない教材なのに触らてくれたのです。子どもの好奇心をしっかりと満たしてくれた、スタッフの対応にも魅力を感じました。
体験後、入会を断念した理由
その理由は大きく二つあります。
・スケジュールが合わなかった
子どもの反応を見て、これは無理をしてでも通わせたいと思いました。でもどうしても他のお稽古や幼稚園のプレなどと重なり断念することに。
・2歳クラスはまだ導入なので3歳からでも遅れるわけではないと感じた
次の3歳クラスから、プログラミング要素のあるカリキュラムが加わります。そこに魅力を感じたので、今無理して受講しなくても良いと考えました。
【3歳】レゴスクール体験レッスンに参加②
今回は入会はほぼ決めていたので、パパと3人で参加しました。参加者は3家族です。土曜日だったからか、みなさんパパが来ていたのが印象的でした。
新学年の入会に向けた体験レッスン
初回と違ったのは後半で、親も参加して好きな動物を作りましょう、ということに。自由に作りましょうではなくテーマがあったので、夫も私もわりと頑張れました。
他のパパは作ること自体が苦手だと話していました。しかし、我が家の作品に感嘆の声をあげ、いつの間にか親たちが夢中になっていました!
2回体験レッスンに参加してわかったこと
子どもの反応も初回とは違い、成長を感じる良いきっかけにも。扱う教材のレベルもあがったので、成長に合わせた取組みを体感できました。
我が家にとっては、国際的な感覚を養えるカリキュラムに触れることで家庭の教育方針が明確になったことも大きな収穫です。
私はお稽古事は少人数がいいと思い込んでいました。しかしレゴスクールは、新しいお友達がいます。子どもがお互いに刺激を受け合えっている風景を見て、新しいお友達とお稽古する良さがあるのだと知ることができました。
【4歳】レゴスクールに入会を決意
1回目の体験で子どもの生き生きとした姿を見て、いずれは入会したいと考えていました。さらに他にも入会を決意した、4つのポイントがあります。
・レゴで遊ぶヒントがもらえ、おうち遊びが充実すると思った。
・家から近く、交通費がかからない場所だった。
・幼稚園に入ったら新しい習い事をさせたかった。
・子どもに合っていたことと家庭の教育方針にも合っていた。
中でもレゴスクールに入会を決めた理由の1番は、その教育方針に共感したことです。
レゴスクールの教育方針が素晴らしかった
それがレゴスクールで説明を受けて、具体的に国際感覚を身につける教育がそこにあると感じました。
・デンマークにある本社が開発したグローバルカリキュラムを採用している
・答えをひとつとせず解決に制約のないオープンエンド方式を採用している
・自ら答えを導き出し、問題解決能力が高まる
・プログラミング要素
・国際的なカリキュラムで学べる
日本で暮らしながら、このような国際的な教育も受けられる。幼少期は特にとても貴重な経験ではないかな、と感じました。
入会してわかった!レゴスクールのメリットとデメリット
メリット
レゴスクールは、インストラクターとの会話のキャッチボールが多いことが特徴的です。
先生を身近な存在として感じ、レッスン内でも自分の意見を臆さず言えるようになりました。日常会話でも、なぜか、どうしてかの説明がうまくなった気がします。
また、他の生徒の作品や発想から刺激を受け、視野も広がったようです。お友達の話に耳を傾け、レッスン後、他の子どもが何をしていたかを話すようになりました。
・問題解決能力につながる忍耐力が養われた
間違えたり失敗しても放り出さず、試行錯誤して取り組めるようになりました。
つい先日、自信があったスイミングのテストに不合格になった時のことです。以前ならただ悔しくて泣くだけだったと思います。今回はその事実を受け止めて、なぜダメだったかを聞いてきたので伝えると、なんとお風呂で自主練習を始めました。
これはレゴで培われたことに通じていると感動した出来事です。
・「遊びから生まれる学び」を体感
レゴスクールの教育理念である「遊びから生まれる学び」。
スクールの日をカウントするほど、子どもが大好きな場所になっています。まさに学びに行くというより、遊びに行く感覚。レゴの取り組み方がわかったことで、おうち遊びも広がりました。
レゴは頭の中で考えていることがビジュアル化できます。作品を見ると、子どもの頭の中を覗けるように、考えていることを知ることができるのです。工夫をしたり、発想が豊かになっていく様子も体感できるのも魅力です。
デメリット
初期費用がとにかく高額で、入会金、教材費、授業料2か月分前払いなど約10万円弱しました。毎年必須で購入する教材も、2種類から選べますが、およそ4万円前後と高めです。
・家にレゴが大量に増える
毎年購入する必要がある指定教材は、かなりの量があります。元々家にあったものや、レゴスクールに通っていると話すと、おさがりやプレゼントでレゴが集まってきます。
レゴは沢山あったほうが子どもにとっては嬉しいですが、収納を考えると親としてはちょっと困ります。
・親のITリテラシーも問われる
市販のレゴでも最近はアプリで操作できる商品も増えています。指定教材もデュプロですが、アプリで電車を動かしたり指示できる、プログラミング要素のある教材を使用します。
その操作には親も勉強が必要になってきますし、今後は増えていきそうです。苦手な方は、使いこなすのに苦労しそうですよね。
【結論】レゴスクールは思考力を育む
レゴスクールで育めるのは問題解決能力やコミュニケーション能力。これはプログラミング教育の目標と方向性が同じです。。
しかもレゴは、教育の世界では35年以上の実績があります。。世界の幼稚園や学校で教材として使用され、その効果は検証されています。
幼少期にはデジタルではなく、まずは具体物からプログラミング的思考を養うことを大切にしたい。それが叶うのがレゴスクールでした。
カリキュラムも年々進化しています。小学1年生からはプログラミングのコースと分かれ、アナログとデジタルの選択もできるようです。
体験レッスンに参加をしたら、家庭での取り組み方もわかりました。そして、年上の子の反応や作品に触れ、子どもの未来の姿もイメージできました。ぜひレゴの魅力を体験してみてください!