雨の日や梅雨の時期の工作にオススメ!『折り紙の傘』を作っておうち時間を過ごしませんか?
傘の形に見えるというだけでなく、実際に開閉できるので、子どもたちは興味津々になることでしょう。
折り紙の色や柄を変えるだけで、雰囲気を変えることができるので、男の子・女の子問わず、子どもが楽しめる折り紙工作です。
おうちの中のデコレーションはもちろんのこと、ごっこ遊びやお人形遊びの傘としても利用できます。
材料は紙(A4用紙と折り紙)、マスキングテープ、それから普段お家にあるものだけで作れます。
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傘を閉じたり開いたりできる珍しい工作
複雑そうに見えますが、実はほとんどの工程はとても簡単です。傘の内側は一部コツをつかむ必要がありますが、ビデオで解説しますので、ご安心ください!
一度作ってしまえば、量産できるほどシンプルな構造です。
では、さっそく材料と作り方をご紹介します。作り方動画もあるので簡単にできますよ。
開閉できる折り紙の傘【材料・道具】
制作に必要な材料と道具はこちらのみ! 特別な材料は要らないのですぐに始められますよ。
・のり
・マスキングテープ
・ハサミ
・ペン
開閉できる折り紙の傘【作り方】 動画あり
開閉できる折り紙の傘。ここからは作り方をご紹介します。作り方動画もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
傘のがら(模様)部分の作り方
傘のがらに使いたい折り紙を用意します。
まず、上の写真のように三角を2回折ってください。それから、一度開きます。
次に、下の写真のように長方形になるよう半分に折り、さらに半分の正方形に折ったら、もう一度開きます。
上の写真のように折り目ができているので、角2か所を手で持ち、中央へ寄せて、十字になるように折りましょう。
続いて、下の写真のように平たくして机の上に置き、輪の部分(角になっている部分)を4か所開いて折ります。(中央の縦ラインが一直線に合うように意識すると、きれいにできます。)
4か所すべて開いて折ったら、上の写真(左下)のようになるので、カーブ(円弧)の線を書いて、ラインに沿って切り落とします。
傘の内側(開閉の仕掛け)部分の作り方
傘の内側に入れる折り紙を用意します。
先ほどの『傘のがら部分の作り方』と、途中まで手順は同じです。(カーブに切り落とすところまでが同手順。)
アイスクリームコーンのような形ができたら、高さ約半分のところで、上の写真(右下)のように切込みを入れます。(傘の内側用の折り紙のみ)
切込みをいれたら、ゆっくり開いて裏返しましょう。
裏返したら、ひとつの切りこみから隣の切込みまでを『直線で繋ぐように折る』のを一周ぐるっと繰り返し、下の写真のように八角形の折り目をつけます。
さて、ここからの工程が一か所だけコツがいるところになります!
切り目が入っているところの外側(外周)は、折り目の上を山折りにします。そして、切り目の内側から中心点までのラインの上は谷折りにします。
その隣の、切り目が入っていないところの外側と内側のラインの折り方は、その逆(外側が谷折り、内側が山折り)になります。
これをぐるっと一周繰り返します。
ポイントは、まず、外周の山折りになる部分のみに集中して折っていくことです。下の写真のように次々と折っていったら、最終的に星のような形に縮みます。
ここまでの工程を動画にしてみました。写真で分かりにくい場合はご参考になさってください。
ここまでで、2つのパーツができていると思います。
先ほどの星のような形を裏返したのが、下の写真の左。こちらが傘の内側に入る部分です。この内側のパーツが傘の開閉の仕掛けとなる重要なパーツです。
傘のがらの部分になるのは下の写真の右側です。
では、この2つのパーツを合体させていきます。
外側(がらになる方)の外周にのりをつけて、内側(星のような形)を少しずつはめ込んだら、のりを指でなじませてください。
2つのパーツが固定されたら、ハサミで上部と傘内部の尖った部分を、ほんの少しだけ切ります。
傘のがら(模様)部分の作り方
傘の持ち手部分に使う折り紙を用意します。
端から7㎜幅の長方形を3本切って、とっておきます。(後ほど1~3として解説します。)
残りの折り紙部分をストローを作るような要領で、細い筒状に巻いてください。(竹串のような棒があると作りやすいでしょう。)
ストロー状のものができたら、傘に通してセットします。
1. 7㎜幅で切っておいたもの1本目を、傘の上部に突き出したストロー部分に巻きつけてのりで固定します。
2. 同じように、2本目の7㎜幅の折り紙を、傘の下の部分に巻いて固定しますが、このとき、傘を一度閉じておき、その下部から7㎜間を空けたところに、切っておいた2本目の折り紙を接着するようにしてください。
3. 3本目は、傘の下の部分を少し絞るようにしながら巻きつけます。(傘の下の部分に、少しのりをつけておく)傘の方には接着しますが、持ち手(ストロー状の部分)には固定しないように注意しましょう。
傘の上部・下部ともに、のりだけで固定が難しい場合は、マスキングテープを利用して補強すると傘が安定します。(セロテープよりもマスキングテープの方が柔軟性があり、固定しやすいです。)
最後に、傘の持ち手部分(ストロー状の部分)の下の方を、くるっと傘の持ち手らしくJの字に曲げたら、完成です!
今回は普通の折り紙を使って作りましたが、セロハン風の半透明な折り紙を使ってみたり、ユニークな材料を利用しても楽しいと思います。
意外とスムーズに動かせて、びっくり!
傘の形の折り紙は時々見かけますが、本当に開閉できるものは珍しいので、きっとお子さまも喜んでくれると思います。小学校中学年までのお子さまだと、大人のお手伝いが必要かもしれません。しかし、中学年~高学年以降のおさまであれば、コツをつかむと意外と簡単に作れることに驚くでしょう。
ぜひお子さまと一緒に、雨の日や梅雨の時期も楽しめる『折り紙の傘の工作』を楽しんでみてくださいね!