2018年11月09日 公開

「ミッフィー・ミュージアム」現地リポート!体験型遊具がいっぱい

世界中で人気のキャラクター【ミッフィー】。日本でもアニメやグッズのほか、「うさこちゃん」の名前で知られる絵本が有名です。オランダのユトレヒトには、体験型知育施設のミッフィー・ミュージアムがあり、観光客にも地元民にも愛されています。内部を詳しくご紹介します。

世界中で人気のキャラクター【ミッフィー】。日本でもアニメやグッズのほか、「うさこちゃん」の名前で知られる絵本が有名です。オランダのユトレヒトには、体験型知育施設のミッフィー・ミュージアムがあり、観光客にも地元民にも愛されています。内部を詳しくご紹介します。

うさこちゃんでおなじみ【ミッフィー】はオランダ発!

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ミッフィーミュージアムの入口にオランダ語・英語と並び、次に日本語表記が!日本からも毎年5万人以上が訪れているそうです。といっても、スタッフは日本語は話せませんが(英語は通じます)。
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ミッフィーは1955年、オランダ人作家であるディック・ブルーナ氏の手によって生まれた、うさぎのキャラクターです。ディック・ブルーナ氏が描いた124冊の絵本のうち32冊が、ミッフィーが主人公として登場する絵本です。

ミッフィーはオランダ語ではNijntje(ナインチェ、小さなうさぎの意)と呼ばれ、親しまれています。2015年はミッフィーが誕生してから60周年。さまざまな特別イベントも行われました。

残念ながらディック・ブルーナ氏は2017年に89歳でこの世を去りましたが、彼の作品は50カ国語に翻訳され、世界中で楽しまれています。

作者が生まれ、生活し、作品を生み出した土地であるオランダ北部の町ユトレヒトに、今回ご紹介する公式のミュージアム”Nijntje museum”(ナインチェ・ミュージアム)もあります。ユトレヒトはミッフィー像やミッフィー公園、ミッフィーの信号機もあるなど、町のあちこちにディック・ブルーナのデザインが使われています。

2016年にリニューアルオープンしたミッフィーミュージアム

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ミッフィーの愛らしい像が目印です。
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ユトレヒトは首都アムステルダムから電車で30分ほど。さらにユトレヒトの駅から美しい街並みを抜け、徒歩20分ほど(バスでもアクセス可能)でミッフィーミュージアムに到着します。

こちらは2006年に「ディック・ブルーナ・ハウス」としてオープンしましたが、その後10年目を機に2015年7月で閉館。改装し、2016年2月6日に子ども向けのNijntje museum”(ナインチェ・ミュージアム)としてリニューアルオープンしたばかりです。

館内に入ると、そこには安全に遊び、学ぶことのできる空間が広がっています。

館内はオランダ語、英語、日本語で表示がされてあることからも、日本人に人気が高いことがうかがえます。

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入口にはバギーが停められ、大きな荷物は預けられます。ディック・ブルーナ氏のデザインが盛りだくさんの館内ですが、ロッカー(無料)もかわいいです!
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子ども向けの施設なので、子ども用トイレやおむつ替えコーナーももちろんあります。飲食は持ち込み可能で飲食できる場所も用意されているので安心です。

幼児から楽しめる知育おもちゃや遊具がいっぱい

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体験型遊具がたくさん。大人は写真を撮ったり、座って待っていたり、一緒に遊んだり……。それぞれの過ごし方をしています。
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館内にはベビーカーや抱っこの赤ちゃんから、小学生くらいまでの子どもたちがいましたが、主に3歳前後くらいのお子さまをターゲットにしているようです。

博物館という名前ですが、大人がゆっくり展示を見るような場所ではなく、実際に触って楽しんで遊ぶ、学びのある遊び場としてつくられているので、子どもたちは飽きずに長い間遊んでいます。

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ブルーナ氏デザインの服を着て、ごっこ遊びができます。
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「病院は怖くないよ」というメッセージが伝わる、「うさこちゃんのにゅういん」という絵本に基づいた遊びも楽しめます。
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交通安全のアクティビティは特に人気!信号、横断歩道、踏切などの交通ルールが学べます。
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ドライブシュミレーターで、ドライバー目線で交通安全も学べます。
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パズル、ボタンを押す、比べる、など、知育おもちゃがいっぱい。床にある黄色い表示にはオランダ語で「ここは読書スペースです」と書かれています。
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色鉛筆や絵の具で塗り絵を楽しめるコーナーや、動物をテーマにしたお部屋なども。
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子どもたちが「開けて見られる」展示も並んでいます。こういった仕掛けがたくさんあちこちにあるのです。
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ミッフィー・ミュージアム詳細

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ミュージアムカードmuseum kaarは、ナインチェ・ミュージアムやユトレヒト・セントラル・ミュージアムはもちろん、オランダの400以上の美術館、博物館で利用できる共通入場チケットパスです。大学の附属博物館や科学館、子ども向けの図書博物館などでも使えます。
大人:64.90ユーロ
13歳以下:32.45ユーロ
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ナインチェ・ミュージアムの向かいに位置する「ユトレヒト・セントラル・ミュージアム」の受付で入場券の購入ができます。大人は付き添いなので子ども料金より安いのが特徴です。

できれば事前にオンライン購入をしておいた方が、時間指定と1ユーロの割引が受けられるのでオススメです。当日売り切れで入れないこともあるからです。

またオランダ全土の美術館・博物館で使用できるミュージアムカード”museum kaar”を購入するのもおすすめです。オランダ滞在中に複数訪れる予定のある方は、こちらの購入がお得です。

ちなみに「ユトレヒト・セントラル・ミュージアム」はオランダの市立で一番歴史ある博物館ですが、ミッフィーグッズの販売や、ミッフィーパンケーキが食べられるカフェもあります。館内にはディックブルーナ氏の仕事場の再現や、ミッフィー以外の作品の展示もあるので、ぜひあわせて訪れてみてくださいね。大人はこちらの方が楽しいかもしれません!

Nijntje museum (ミッフィー博物館)

【営業時間】
午前10時〜午後5時
【入館料】
入場料:2〜12歳 8.5ユーロ、13歳以上 3.5ユーロ
【休館日】
月曜定期休館、1月1日、4月27日、12月25日
【所在地】
Agnietenstraat2 3512XB Utrecht
【アクセス】
ユトレヒト中央駅から徒歩20分またはバス2番Centraal museum下車徒歩1分。

最後に

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50カ国の言葉に翻訳された書籍の展示の下です。
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オランダらしい元気な色使いと、知育遊びが楽しめる、子ども向けミッフィー・ミュージアム。ミッフィーが好きならいつか一度は訪れたい憧れの地ではないでしょうか。オランダやヨーロッパの近隣国を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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