子どもが大好きなアイスやハンバーグが科学実験の題材に!?書籍『「食べられる」科学実験セレクション』には、身近な食材、調味料、料理をテーマにした科学実験がたくさん紹介されています。書籍の紹介と、親子で実験に取り組んでみた様子をレポートします。
子どもウケ間違いなし!食べられる実験がたくさん!
著者:尾嶋 好美
出版社:SBクリエイティブ
混ぜて状態が変わるところを見たり、パチパチ、ジュー、など普段聞き慣れない音を聞くのが子どもながら楽しいようです。子どもは本当に好奇心旺盛ですね!
たとえば、
・ブドウジュースで色変わり実験
・しゅわしゅわラムネを楽しもう
・チーズを作ろう!
といった内容は、親子でも楽しみながら取り組める実験だと思います。
本を読んで、筆者も娘と何か作りたくてウズウズ。ちょうど暑い日だったので、手短にできる「1分でなめらかアイス」にチャレンジしてみることにしました。
材料と道具はこれだけ!
<材料>
・牛乳
・砂糖
・バニラエッセンス
<道具>
・ボウル
・ジッパー付きポリ袋
・氷
・食塩
・大人用Tシャツ
たったこれだけです。
とにかく振り回す!親子でブンブングルグル!
牛乳、砂糖、バニラエッセンスを混ぜてアイスの素を作り、袋に入れて密閉します。もう一つの袋に、氷と塩と、そしてアイスの素を袋ごと入れて、密閉します。それをTシャツに包んで、両端を持ってグルグル振り回します。
さて、アイスができているかな……?
解説を読んで素早く凍る原理はわかっているのですが、たった1分で固まったことに筆者も思わず「おぉ!」と声をあげてしまいました。娘も「わー、ほんとにアイスになってるーー!なんでなんで?」と驚きを隠せないよう。
ちなみに、同じ時間、牛乳を冷凍庫に入れてみましたが、当然凍っていませんでした。作ったアイスと冷凍庫にただ入れておいただけの牛乳を並べると、娘は「不思議だねぇ!」と言いながら見比べていました。
いざ試食タイム♪振り返りと次の約束
書籍には、写真や図入りで実験結果の解説が書かれています。子どもの年齢によると思いますが、実験終了後は「なぜ」をきちんと科学的に説明をしてあげるとよいと思います。わが家の娘はまだ4歳なので、難しい説明はあえてしませんでした。そのかわり、使った材料や道具、手順の振り返りを行い、次は自分で用意するところからお手伝いする、という約束をしました。
実験を成功させるには?失敗したらどうする?
忠実に再現しても、失敗することもあります。そんな時は、どうして失敗したのか、原因を探ることが大切です。書籍には、実験ノートを作っておくと振り返るときに役立つ、と書かれていました。写真を撮っておくのもいいですね。ここまでくると、遊びの延長ではなく、正真正銘の科学実験と言えそうですね!