親子留学先に迷ったら、とりあえずここを選んでも間違いはないというくらい、おすすめの留学先であるイギリス。ロンドンやオックスフォードなど、イギリス親子留学で選びたい都市をはじめ、イギリス親子留学のメリットやデメリット、費用などを解説します。
親子留学とは?
親子留学って何?留学先での過ごし方やおすすめの国、費用は? – 知育と幼児教育が3分でわかる|Chiik(チーク)マガジン
親子留学先にイギリスがおすすめの理由とは?
①本場のクイーンズイングリッシュが学べる
②英国文化を体験できる
③子どもに人気のキャラクター、映画が多い
イギリス親子留学のデメリット
イギリス親子留学のデメリットは、しいてあげるとしたら費用が高いこと。アメリカとは同じくらいですが、カナダのほかフィリピンなどアジア諸国、ニュージーランド、オーストラリアなどの南半球の国々に比べるとやや高く感じられると思います。
成田空港からロンドン ヒースロー空港までの平均フライト時間は現在14時間25分(ロシア・ウクライナ戦争の影響でロシア上空を迂回する飛行経由を採用しているため、飛行時間が通常の12時間25分より約2時間程延長)と長く、時差も9時間(3月の最終日曜〜10月の最終日曜はサマータイムとなり8時間)あるので、小さいお子様だと少し負担に感じるかもしれません。
また、イギリスは歴史ある大国であり、自分たちの国に誇りを持っているため、ときに日本人留学生でも「人種差別的な扱いを受けた」と感じる人がいます(もちろん、そうした意識があるのはイギリス人でもごく一部の人に限られます)。
確かにカフェなどでボソボソと注文すると露骨に嫌な顔をされることがありますが、これは英語ができないことをバカにしているというよりも、聞こえないような声で話すことが子どもっぽいことだと受け取られているように感じます。イギリス人と英語でコミュニケーションをとるときには、多少文法が間違っていようが、恥ずかしがらずにはっきりと、大きな声で話しましょう。
郊外は治安もよく穏やかに過ごせますが、最近ではロンドンなど都市部の治安の悪化が問題視されています。夜間出歩くことは避け、スリなどに遭わないように貴重品の管理はしっかり気をつけましょう。
イギリス親子留学で費用はどのくらいかかる?
航空券 | 約27万円(大人が15万円、子ども(2歳〜11歳)1人12万円程度) |
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学費 | 授業料など:1週間で2万3000円~7万円程度 |
滞在費 | ホームステイの場合:1週間で約5万円~8万円程度 賃貸アパート:1カ月で6万8000円程度~ |
生活費 | 雑費・日用品など:1週間で約4000円程度 ※賃貸アパートで自炊の場合:1週間約1万7000円程度 ランチ代(テイクアウト)親子2人分で1500円程度 |
観光費 | アクティビティに参加する場合(半日/1日)親子で6000円程度~ |
その他 | 海外旅行保険代など:1カ月1万円程度~、交通費 空港送迎費:1万~2万円程度必要 |
・航空券
ハイシーズンなどの時期や航空会社にもよりますが、目安として大人が15万円、子ども(2歳〜11歳)1人12万円程度で、親子の往復航空券代が約27万円と考えておくといいでしょう。オフシーズンに入学日を設定する、格安航空券を利用するなど、快適に、なるべく費用を抑えられるよう工夫しましょう。
・学費(授業料など)
語学学校の場合、1週間で2万3000円~7万円程度と、学校によって差があります。留学のスタイルによっても大きく異なるので、全体の予算に差がつく部分でもあります。
・滞在費(家賃など)
ホームステイの場合、1週間で約5万円~8万円程度。食費や水光熱費も含まれていることがほとんどです。アパートを借りる場合は1カ月で6万8000円程度~が目安です。
・生活費(雑費・日用品など)
日用品代やこまごまとした雑費は1週間に約4000円程度。アパートを借りて自炊する場合は食費を1週間約1万7000円程度見ておきましょう。ランチはテイクアウトで簡単に済ませれば親子2人分で1500円程度です。
・観光費
どこにどれだけ観光するかにもよりますが、半日や1日からのアクティビティに参加する場合、親子で6000円程度~と考えておくといいでしょう。
・その他(海外旅行保険代など)
いざというときの医療費などを考えると海外旅行保険は入っておくべき。1カ月1万円程度~で加入できます。また、ロンドンは地下鉄の料金が高いので、通学などに使う必要があるかどうかも確認しておきましょう。空港送迎費も1~2万円程度必要です。
イギリス親子留学で人気の都市は?
滞在先都市の選び方のポイント
ロンドン
オックスフォード
ケンブリッジ
カンタベリー
ブライトン
イギリス親子留学にはどんなプログラムがある?
教師宅ホームステイ
親子とも語学学校
親は語学学校、子どもは現地学校(サマースクール、サマーキャンプ)
イギリスの各名門校では、夏にサマースクールやサマーキャンプを開催している学校がたくさんあります。サマースクールなどの主な参加資格は、8歳(学校によっては6歳)から17歳の高校生まで。将来、お子さんの長期留学を考えている場合や、現地の学校で他の友達との交流を通して英語を身につけてほしいというときには、ぜひこうしたプログラムに申込みましょう。お子さんが学校に通っている間、親御さんは語学学校へ。お互いに成長しつつ、お子さんも親御さんがそばにいることでホームシックにならず、安心して学べます。
また、エージェントやプランによって、短期留学でもお子さんが現地のプリスクールやキンダーに通える場合もあります。お子さんが小学生や中学生での長期留学であれば、お子さんが現地の学校に通い、ママがお子さんの生活をサポートしながら語学学校に通うというケースも見られます。
イギリス親子留学中の滞在先は?
イギリス親子留学の滞在方法で、最も一般的といえるのがホームステイです。イギリスにはホームステイの受け入れ家庭がとても多く、学校から近いところなど利便性のいいステイ先が選択できます。
ホームステイで親御さんが語学学校に通っている間、保育ママと呼ばれるシッターさんを手配して、お子さんと英語のやり取りをしながら保育してもらうことも可能です。
留学が1カ月以上の長期で、朝晩はホストファミリーに気を遣うことなくお子さんとゆっくり過ごしたいという場合は、ホテルや自炊のできるコンドミニアムなども充実。留学生が多い分、さまざまな選択肢の中から親子にあった留学スタイルを選べるのがイギリス親子留学のメリットです。
イギリス親子留学で必要なビザは?
目的に合った実りの多いイギリス親子留学を
日本から遠く、移動時間や時差を考慮しなければならないこと、費用が比較的かかることなどのデメリットはありますが、それだけ保護者・お子様ともに高い効果を期待できるのがイギリス親子留学。
事前に親子でどんな留学生活を送りたいのかをよく考え、希望の街や留学スタイルを選択すれば、理想的な親子留学を経験できることでしょう。お子様の英語教育にとっても、親御さん自身のスキルアップのためにも、イギリス親子留学はきっと実り多い体験になるはず。
イギリス留学は経験者が多く、情報も溢れているので、エージェントに早めに留学相談をするなどしっかりと下調べをして、ご家庭にぴったり合った留学を実現させてくださいね。