2018年05月17日 公開

日本&アメリカ、子どものなりたい職業ランキング!

日本でも今と昔ではなりたい職業にずいぶん違いが出てきているようです。では、アメリカの子どもたちと比べたらどうでしょうか。将来の夢に大きな違いはあるのでしょうか。日本とアメリカ、それぞれのランキングをご紹介します。

日本でも今と昔ではなりたい職業にずいぶん違いが出てきているようです。では、アメリカの子どもたちと比べたらどうでしょうか。将来の夢に大きな違いはあるのでしょうか。日本とアメリカ、それぞれのランキングをご紹介します。

日本の子どもたちが将来なりたい職業は?

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Andrey_Popov / Shutterstock.com
日本の子どもたちが憧れる将来の夢にはどんなものがあるのでしょうか。毎年、日本FP協会が発表している、小学生が「将来なりたい職業」ランキングの2017年度版を見てみましょう。

【男子のなりたい職業ランキング】
1位:サッカー選手・監督など(1)
2位:野球選手・監督など(2)
3位:医師(3)
4位:ゲーム制作関連(4)
5位:建築士(5)
6位:ユーチューバー(14)
7位:バスケットボール選手・コーチ(6)
8位:大工(11)
8位:警察官・警察関連(8)
10位:科学者・研究者(17)
出典:日本FP協会『将来なりたい職業』ランキングより。( )内は2016年度

男の子は1位がサッカー選手・監督など、2位が野球選手・監督などと、スポーツ選手が相変わらず上位に。でも「ユーチューバー」が6位にランクインしたことが話題になりました。筆者が小さいころには「ユーチューバー」自体が存在しませんでしたので、時代の変遷を感じます。

【女子のなりたい職業ランキング】
1位:看護師(4)
2位:パティシエール(3)
3位:医師(2)
3位:保育士(1)
5位:ファッション関連(デザイナー等)(8)
6位:獣医(6)
7位:薬剤師(5)
8位:美容師(9)
9位:教師(7)
10位:漫画家(11)

一方、女の子は、1位看護師、2位パティシエ、3位医師、保育士と、上位3位にランクインした職業を見ると、男の子よりも手堅い印象を受けます。続く職業も、6位に獣医、7位薬剤師など、国家資格が必要で、”手に職を付けられる”仕事がランキングを占めているのが、とても興味深いです。小さい子どもと触れ合う機会が多く、身近であることでイメージしやすく、憧れやすいこともあるかもしれませんね。

アメリカの子ども版【なりたい職業ランキング】

実は、アメリカで同様のランキングを探してみたものの、ほとんど見当たりませんでした。日本と違い、毎年調査して発表されていて、ニュースになるようなデータがないということ自体が面白いですね。

2015年10月にFatherlyというWebサイトで調査されたものが話題になりましたので、ご紹介します。こちらは1歳から10歳まで500人の子どもを対象にしているため、先ほどの日本の小学生がなりたい職業ランキングとは、若干比較対象は異なります。

【「将来なりたい職業」ランキングTOP10】
1位:プロスポーツ選手
2位:医師
3位:わからない
4位:教師
5位:獣医
6位:消防士
7位:科学者
8位:宇宙飛行士
9位:エンジニア
10位:警察官

【男の子のなりたい職業TOP5】
1位:プロスポーツ選手
2位:わからない
3位:消防士
4位:エンジニア
5位:宇宙飛行士

【女の子のなりたい職業TOP5】
1位:医師
2位:教師
3位:わからない
4位:科学者
5位:シェフ / パン屋

フォーブズでは、このランキングで、STEM系(理工系)の職業を希望した女の子が41%にのぼり、男の子の32%を上回ったことを伝える記事を出しています。

1-2歳へ聞いた回答の1位は「わからない」だったようです。

人気職業ランキング

一方で、毎年US News新聞社が発表している、「The 100 Best Jobs」という職業ランキングはよく知られています。2018年度版も発表されたので紹介します。

1位:ソフト開発者
2位:歯医者
3位:医師アシスタント
4位:ナース・プラクティショナー(特定看護師)
5位:矯正歯科医

アメリカの幼稚園児がなりたいものは……

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AlexLMX / Shutterstock.com
ハワイに住む筆者の娘の幼稚園では、卒園する際一人一人に何になりたいかをインタビューして、それをビデオにまとめてくれた鑑賞会があったのですが、【医者】【科学者】【先生】が圧倒的に上位を占めていた印象です。

中には【大統領】といった子も数人いて、保護者たちはそれを聞くと大変な盛り上がりを見せていました。日本では「総理大臣になりたい」と胸を張っていう子は少ないのではないでしょうか。

最後に

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Monkey Business Images / Shutterstock.com
日本とアメリカの子どもたちの、なりたい職業を比較してみると、「国が違えど、子どもの頃抱く夢はあまり大きくは変わらないのだな」と思う一方、アメリカでは、宇宙飛行士と科学者が上位にランクインしていて、これは3歳からプリスクールで行なわれているサイエンスの授業の影響もあるのではという気がしました。

また、日本の「ユーチューバー」のように、明らかに時代の移り変わりを反映している職業もありました。
人工知能・AIの発達などにより、最近ではよく将来無くなる職業も話題になりますので、今後は大きくランキングも変わっていくのかもしれませんね。

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この記事のライター