2022年07月14日 公開

【体験談】小学校の夏休み自由研究ってどんな感じ? 「中学年・高学年の実例&ポイント紹介」

親にとっても悩ましい「夏休みの自由研究」。子どもが楽しめるテーマを探すことで、楽しみながら知的好奇心を伸ばせます。現在小学6年生の筆者の娘が取り組んできた自由研究を基に取り組み方、まとめ方をご紹介いたします。取り組むことで伸びた力、親のサポートについても書いていますので、参考にしていただければ幸いです。

           
[no_toc]

子どもだけではなく、親も悩ませる夏休みの自由研究。
実験の準備、毎日の観察の声がけ、模造紙やレポート用紙の使い方の指導・・・親の出番が思いのほか多く、ママパパのサポート力が問われる宿題かもしれません。低学年のうちは、親子で取り組む体験学習のつもりでいると良いでしょう。

自由研究で取り上げるような植物や虫の観察、自然現象の研究などは、短時間でできることではなく、時間と手間がかかります。子どもからは面倒臭がられがちな自由研究ですが、知的好奇心を高め、自ら学ぶ力を養う効果が高いです。

夏休みは学校や塾では難しい「知りたいことを自分の力で掘り下げていく学習」に、じっくり取り組むチャンスです。将来に備えた自学力を培うなら、低学年時に力を入れて取り組むことをおすすめします。計画性、忍耐力、論理的思考力、文章力、表現力などが高学年時に大きく開花するはずです。

この記事では、小学6年生の娘を持つ筆者の実体験に基づいた「小学校中学年・低学年の自由研究の取り組み方」と「自由研究の親のサポート法」をご紹介いたします。
親子で楽しく自由研究に取り組むヒントになれば嬉しいです!

開講時だけの特典です!

まずはご体験ください!

自由研究の目的

1947年の学習指導要領学習指導要領 (一般編‐試案‐(抄)(昭和二十二年三月二十日):文部科学省 )では、自由研究は教科でした。
児童の個性や特性を伸ばす学習活動を、「自由研究」として国語、算数などと同じ教科として設けていました。

児童の個性の赴くところに従って、それを伸ばして行くことに、この時間を用いて行きたいのである。だから、もちろん、どの児童も同じことを学ぶ時間として、この時間を用いて行くことは避けたい。こうして、児童青年の個性を、その赴くところに従って、のばして行こうというのであるから、そこには、さまざまな方向が考えられる。

引用:学習指導要領 一般編‐試案‐(抄)(昭和二十二年三月二十日)、文部科学省

その後5年ほどで教科としての自由研究はなくなりますが、「子どもの知的好奇心を高める学習活動」の役割はそのまま、夏休みの定番課題となっていきました。

ママパパ世代、さらに祖父母世代からあった夏休み自由研究。夏休み終了間際まで手をつけられずに、苦しんだ思い出がある親御さんもいらっしゃるかと思います。
「先生に褒められるよう教科学習に結びつくテーマにしなくては。」
「毎日観察日記をつけて、ページ数を増やさないといけない。」
などと、追い込まれてしまうと自由研究は楽しめません。

まずはお子さまの好きなこと、興味のあることからテーマを探しましょう。もっと知りたいと思うことを、自由研究のテーマにすることで楽しく知的好奇心を伸ばせます。

自由研究の傾向「娘の小学校の場合」

筆者の娘は現在、小学6年生で首都圏の公立小学校に通っています。
夏休みの宿題は国語の学習プリント、算数ドリル、タブレット学習、そしてさまざまなコンクールに出展する作品を1つ以上制作することです。
コンクールの種類は作文、絵画、科学、工作、書道、硬筆。主催は教育委員会、公益社団法人、一般企業です。
複数応募する子もいれば、1つのジャンルに全集中する子もいます。中には全てのコンクールに提出する作品を作ってくる猛者も!
コンクールの中には校内選考があるものも多いので、得意なジャンルでのコンクール出展を勝ち取るべく、低学年から気合の入った作品が目立ちます。

小学1年生でも
「書道作品2点、硬筆1点、身の回りの廃材で作ったからくり貯金箱」
「交通安全ポスター、川で取ってきた微生物の観察記録」など、複数応募かつ手間のかかったオリジナリティのある作品が目立ちます。

小学3年生以上になると、「カブトムシの成長記録」、「家族旅行で行った姫路城をスケッチ&割り箸で再現」、「ノンフィクション作品(ある地域の食生活と歴史)を読んでの考察」など、自分の興味のあることにじっくり取り組む子が増えてきます。

娘は小1から一貫して「科学展」

筆者の娘は現在小学6年生ですが、夏休みの自由研究1年生~5年生まで一貫して「科学、自然事象の観察」でした。
応募するコンクールは理科教育研究会が主催する科学展(科学教育振興展覧会中央展)です。これは科学教育の振興策の一環で、地域内の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童生徒の科学的研究物を展示するものです。

なぜ科学展を選んだのか?

学校や習い事では規則に従っていますが、基本「フリーダム」な我が娘。作文、絵画などで、あらかじめテーマが決められていると嫌になるタイプです。

小学1年生の「夏休みの自由研究の手引き(学校から配布されるもの)」を見て、感じたことは「嫌々やるのだろうなー。親が口も手も出す必要があるなぁ。」でした。
絵画、作文、手紙、工作ほとんどのものが「この夏、心に残った○○市の風景」、「下水道の日にちなんだポスター」、「身近な材料だけで作ったからくり貯金箱」などテーマが決められていました。

しかし科学展は「科学的研究」であれば、テーマは自由。
過去の作品を見てみれば、昆虫の観察、星の観察、砂糖と塩の結晶の研究、河川の生き物の調査、カビの研究、温度による洗濯の汚れ落ちの変化・・・と、自由で楽しそうなものばかり。
「興味のあることなら何でもOK」な感じが、娘にピッタリではないか!と思いました。
作文や絵の方が早く終わりそうなので、正直そちらにして欲しい気持もありましたが、本人に聞くとまったくやる気がなかったので諦めました。

科学展について娘に説明すると「やる!」と即答。

楽しみながら知的好奇心も伸びそうだったので親子で頑張ることに決めました。

小1の時に選んだテーマは「金ぞくにカミナリがおちやすいってほんとう?」でした。
「雷が落ちやすい=電気を通しやすい」と仮定して、家にあるもので電気を通しやすいものを探しました。電池と電力計を使って、食器、コイン、おもちゃなどに電気が通るか実験。写真やイラストを加えて、模造紙3枚にまとめました。

模造紙に「人に見せられるように」書くことが、かなり難しかったようで、「もうやりたくない。」と言っていました。
しかし、夏休み明けに先生や友達から「頑張ったね。」「面白そう!」と好評だったことが、かなり嬉しかったようで、2年生も自由研究は「科学展」になったのでした。

科学系自由研究のまとめ方

娘の通う学校では科学展に応募する場合、模造紙またはA4レポート用紙に研究のまとめを書くことがきまりです。
低学年~中学年の子は「模造紙に手書き」が多いです。
高学年になるとパソコンやタブレットで作製したしたものを、A4レポート用紙に印刷する子が増えてきます。

模造紙、レポート用紙どちらも、まとめ方に学校既定のルールがあります。
ルールは科学展を主催している科学教育振興展覧会中央展(日本学生科学賞地区展覧会)の「研究のまとめ方」に則ったものです。

入れる項目

研究のまとめ方のコツ
1.タイトル、題名

・何について調べたのかわかるようなタイトルにします。

・模造紙に書く場合は大きく、はっきりした文字で書きましょう。

・文字を色画用紙に書いて貼るのもおすすめ。

・長くなってしまいそうな場合はサブタイトルをつけて、1行を短く
簡潔にします。
2.研究の概要(埼理研では「なくてもいいです。」としています。)・研究の要点を書きます。
3.研究の目的、きっかけ
・この研究をしようと思ったきっかけ、どんな目的で行うのかを書きます。
今までの経験、学んできたことに関連づけると良いですね。

・仮説や予想があれば、ここに書きます。
4.研究の方法、観察・実験の計画
・研究の目的を達成する方法、手順を書きます。
観察、実験は何のために、どうやって行うのかを明確に。
「何を知るために観察、実験をするのか?」を考えましょう。
5.観察・実験の結果・数値・記録などの”情報”を書きます。
6.結果から考えたこと、考察
・予想・仮説と比べてどうだったのかを書きます。
結果から予想できることが、他にあるようであれば書いておくと良いでしょう。
7.まとめ、結論、研究してわかったこと・研究全体を通してわかったことをまとめます。
自分の予想についても触れます。

・今後の研究課題について書いてもOK。
8.参考文献・参考文献・資料のタイトル、著者名、掲載誌名、発行年度
インターネットで調べた場合はURLを書きます。
9.おわりに、最後に(埼理研では「なくてもいいです。」としています。)・研究の時に工夫したこと、大変だったこと、驚いたこと、などを書きます。

・協力してくれた方に感謝の気持ちを伝えましょう。
10.図表、画像・レポート用紙に書く場合は、図表、画像は最後に入れると良いですね。図や表に題名や番号などをつけて、どこの部分を示しているのかわかるようにします。

・模造紙に書く場合は、「研究の方法、観察・実験の計画」や「観察・実験の結果」などの項目に貼っても良いです。

次章より中学年(3年生)と高学年(5年生)の自由研究の内容をご紹介いたします。娘のモチベーションを上げた声がけや、研究結果を整理するコツにも触れています。この記事がお役に立てれば幸いです。

「中学年」3年生のテーマ「さとうのけっしょうのでき方」

「食べたい!がテーマを選んだ理由」
小学3年生の7月上旬、我が家では金平糖ブームがありました。まずはカラフルでとげとげした可愛い見た目が娘の心をつかみました。確かにガラスの容器に入れて、置いておくとおしゃれなオブジェのようです。
溶けて小さくなった金平糖を噛んだときのサクサク感も気に入ってました。宿題の合間や、習い事に行く前にぱくっと食べるのが習慣になっていました。

ある日娘が「金平糖を自分で作れないかな。」と言っていて、調べてみると金平糖を作るには、かなりの手間と高い技術が必要なことが分かりました。
うーん家庭で作るのは無理・・・と諦めかけましたが、さらに調べると金平糖よりキラキラ感のある「ロックキャンディ」というお菓子が出てきました。

ロックキャンディのレシピは「砂糖の水溶液にスティックを入れて放置するためでできる」とのことだったので、これなら我々にもできる!と思い作ることにしました。娘も金平糖より可愛い!と気に入っていました。

さらにロックキャンディは砂糖の結晶ができる仕組みを学ぶ良い教材になりそうです。
夏休みも近いしロックキャンディ作りを自由研究にしちゃおうと娘と決めました。
娘は「海外のお菓子屋さんで売っているような水色でキラキラのロックキャンディを作る!!」と張り切っていました。

過去にも「砂糖の結晶の観察」として、ロックキャンディを自由研究のテーマにしている、お子さまはたくさんいらっしゃいます。
ただ他の人とテーマが被っても、興味のあることを自分で探求し、考察することが大切だと思うので、ロックキャンディをテーマに自由研究をしようと決めました。

研究の進め方

埼玉県科学教育振興展覧会中央展のまとめ方に準じて研究を以下の手順で進めました。
手順を書き出した時点で、「やること多いな・・・」とテンションが下がり気味の娘。
あらかじめ購入しておいた氷砂糖や食紅、ロックキャンディを作るガラス瓶を見せたら、「早く作りたい!」と元気を取り戻していました。
お子さまが自由研究の手順、目的の確認を面倒くさがる場合は、実験道具や材料の準備を一緒に行うと良いでしょう。

「楽しみにしている観察や実験」のための準備だと考えれば、予想や準備する者の書き出しも前向きに取り組めるはず。

1.研究しようと思った理由
興味を持ったきっかけ、知りたい理由を実体験や知っている知識とからめて書きます。娘の場合は、「ロックキャンディを作ってみたいと思ったから」。
理由がたくさんある場合は、項目分けして簡潔に書きます。

2.目的
何を知るために行うのか明確に書くようにしました。

3.予想
今まで学んできたことから、予想できることを書きました。
ジャガイモの芽の観察をした際に、カビが生えてきたのを思い出して書きました。

4.準備するもの
使うものの写真やイラストを添付するとわかりやすいです。

5.方法
1つの手順が長くなり過ぎないように書きます。
実験を初めて行う人に説明する気持ちで書くと良いですね。

6.結果
実験や観察の結果をできるだけ詳細に説明します。
「触った感じは耳たぶの固さくらい」
「太さは鉛筆くらい」など身近なものと例えると伝わりやすいです。

7.わかったこと
結果からわかったことを予想と比較しながら、箇条書きで書きます。
気づいたことは全部書くつもりで。

8.感想
驚き、喜び、落胆何でもOK。観察、実験をして感じたことをストレートに書きます。
上手くいかなかった、失敗したこと、心に残ったことを書きましょう。

「中学年」自由研究で学んだこと

”水に溶けてなくなってしまったように見える砂糖も、時間をかけて水を蒸発させることで結晶の形で確認できること”

砂糖の水溶液の水分をゆっくり飛ばすことで、溶けきれない砂糖が結晶となってスティックにつきました。
ある量の水に対して溶ける砂糖の量には上限があることが目で確認できたことで、理解が深まりました。

「中学年」自由研究で娘が成長した点

・測り、計量スプーンの使い方を理解した。
・観察力がついた。
・論理的思考力が伸びた。
・忍耐力がついた。
・砂糖の姿が変わって目に見えなくなっても、存在していることを学んだ。
・「水の三態」の理解が深まった。

「高学年」5年生のテーマ「蚊が一番嫌いな匂いはどれ?! みんなが使える手作り虫よけスプレー 」

「慣れないパソコンを使っての作業」
コロナ禍で迎えた5年生の夏休み。科学展は、人を集めての展示はなし、オンラインでの審査を行うこととなりました。
そのため模造紙に書いて提出するのではなく、
「研究内容はA4レポート用紙にまとめる、または模造紙に書いたものを写真に撮り、A4サイズに印刷する」形式となりました。

模造紙に書くことにいつも疲れていた娘は、レポート用紙での提出を選びました。私は普段あまり使わないパソコンでの作業は、時間がかかりそうだと思いました。しかしキーボード操作に慣れる良い機会なので、私がサポートしながら進めていくことにしました。

「みんなが使える虫よけスプレーを見つけたい!をテーマを選んだ理由」
毎年梅雨が明けると、我が家は庭にプールを出します。蚊が多いので、数時間前から蚊取り線香をたき、水に入らない所は虫よけスプレーをつけておきます。
この対策をしておけばほとんど刺されないのですが、娘の友達で市販の虫よけスプレーが使えない子は、やはり2,3か所刺されてしまいます。

虫よけスプレーが使えない理由は
「肌が敏感で使うと赤みが出てしまう」
「2歳未満で使えない」
(友達の妹さん)
でした。

「ディート」という薬剤が使われている市販の虫よけスプレーは2歳未満の子には使えないものがあります。ディートは高い虫よけ効果があるものの、乳幼児や肌がデリケートな人には注意が必要な薬剤。

友達たちが首や顔を刺されて痒がっているのを見て、「肌の弱い人や小さい子でもつけられる虫よけスプレーがあればいいのに」と思ったことが研究のきっかけでした。
我が家ではベランダのカメムシ対策にペパーミントのアロマオイルを使っていました。ベランダで殺虫剤や捕虫器を使いたくなかったのが理由です。
人にとってはさわやかな香りですが、カメムシは嫌なようであまり来なくなりました。それを見ていた娘が「アロマオイルは蚊にも効くかも!」と思いつきました。

蚊が嫌いな匂いのアロマオイルを探して、虫よけスプレーを作ったら、小さな子や肌の弱い人も使えるかもしれないと予想したそうです。
娘は図書館の本、インターネット検索で「蚊が嫌いな香り」を探すことにしました。

研究の進め方

中学年の時よりも、研究の手順が増えました。
「研究をする目的、きっかけ」が具体的に書かれています。
自分の予想と照らし合わせて見るとことで、実験後の考察が深くなりました。
全体の文章の書き方も論理的でわかりやすいものになったと思います。

まとめた内容

1.研究の概要
2.研究の目的
3.研究のきっかけ
4.研究方法
5.わたしの予想
6.手順1.虫よけスプレーを作る
7.手順2.作った虫よけスプレーを使って効果を見る。
8.結果
9.虫よけ効果の高いアロマオイルランキング!
10.結果から考えたこと
11.結論
12. 参考文献
13.感想
14.感想から気づいてやってみたこと
15.図表・画像

1.研究の概要
お店で売っている虫よけスプレーの中には、2歳未満の子どもが使えないものがあることを紹介。小さな子、肌の弱い人も使える虫よけスプレーを作りたい気持ちを書きました。
虫よけスプレーの材料と簡単な作り方を簡潔に説明。
調べたいことは「それぞれの天然成分の特徴と虫よけ効果」と提示して、研究の目当てを冒頭ではっきりさせました。

2.研究の目的
研究目的は「赤ちゃん、肌の弱い人が使える化学物質が入っていない虫よけスプレーを作る」こと。
使う虫よけ効果のあるアロマオイル5種類を提示しました。使ったアロマオイルはハッカ・ユーカリ・シトロネラ・レモングラス・ラベンダー。
この5種類は、娘が図書館の本、インターネット検索で「虫の忌避効果がある匂い」を探して、選んだものです。

問題はこのアロマオイルを安価で揃えることでした。
肌につけてもOKなアロマオイルは高価なものもありますよね。安価なアロマオイルを探しましたが化学物質が含まれている、香料が添加されているものもあり、肌につけるのは推奨されていないことが多かったです。
肌にも使えるアロマオイルを数種類欲しかった娘は、ネット検索で専門店のお試しオイルセット(1,000円)を見つけました。

このオイルセットは好きなオイルを7種類選べたので、欲しかったハッカ・ユーカリ・シトロネラ・レモングラス・ラベンダーをすべて手に入れることができました。

3.研究のきっかけ
先にも述べた通り、娘が虫よけスプレーが使えない友達を見ていて「みんなが安心して使える虫よけスプレーがあれば良いな」と思ったことが研究のきっかけです。

ドラッグストアに行き、いろいろな虫よけスプレーの注意書きを見てみました。
中には「生後6ヶ月未満使用不可、6ヶ月~2歳未満は1日1回以内、2歳~12歳未満は1日3回以内」のように書かれているものがあります。
このように書かれているものは「ディート」という薬剤が使われています。調べてみるとディートは虫よけ効果が高いものの、2歳未満の子どもや肌の弱い人には注意が必要な薬剤とのこと。

虫よけ効果があるとされる天然成分のアロマオイル、ハッカ・ユーカリ・シトロネラ・レモングラス・ラベンダーの5種類で虫よけスプレーを作り、より虫よけ効果の高いものを見つけることにしました。
読む人の関心を引くために、虫よけ効果をランキングで紹介することをここに書きました。

4.研究方法
プール、草むしり、掃除の際に、作った虫よけスプレーを自分につけて「虫刺され回数」を数えて調査しました。
すぐにかゆみ止めが塗れるように手元に置いて実験に臨みました。

5.わたしの予想
娘の予想は「匂いがキツイ物ほど、忌避効果が高いのではないか」でした。

「忌避効果ランキング」予想は以下の通り。

1位シトロネラ
2位ユーカリ
3位ハッカ
4位ラベンダー
5位レモングラス

一番香りが強く、アロマオイルの中でも防虫効果が高いと言われている「シトロネラの虫よけ効果が一番強い」と考えました。

6.手順⓵虫よけスプレーを作る

準備したものを箇条書きにしました。

■水
■エタノール
■アロマオイル5種類(ハッカ・ユーカリ・シトロネラ・レモングラス・ラベンダー)
■空のスプレーボトル5本(アルコール・アロマオイルで変質しない材質を選んだ。プラスチック製だと容器が壊れることもあるので、ガラス製にした。)
■スポイト
■計量カップ

作り方を簡潔に紹介しました。

1. スプレーボトルにエタノール5mlを入れる。
2.アロマオイルを5滴入れて混ぜる。
3.水25mlを入れて混ぜる。
4.ボトルにふたをして完成!

7.手順⓶作った虫よけスプレーを使って効果を確認
実験方法:掃除・草むしり・プール(すべて自宅の庭)の時につけて効果を確認。(自分たちしか使わない場所での作業なので、蚊でうつる病気の危険度は低い。)

何もつけない時、ハッカ・ユーカリ・シトロネラ・レモングラス・ラベンダーそれぞれの虫よけスプレーを使った時で蚊に刺された数を調べました。

調べる時間帯:掃除は午前8時、草むしりは午前10時、プールは午後3時に行いました。

8.結果
7/24、7/31、8/1、8/5、8/6,8/10に実験を行いました。
何もつけない日、アロマオイル(1種類ずつ)をつけた日、計6日間です。
結果を以下のようにまとめました。

7/24 晴れ 何もつけない

掃除午前8時 4か所

草むしり午前10時 5か所

プール午後3時 0か所

合計9か所

9.虫よけ効果の高いアロマオイルランキング!
アロマオイルの虫よけ効果を「刺された数」順でランキングにしました。
1位は予想通りシトロネラ。
2位ユーカリと3位ハッカ、レモングラスは僅差
ですね。

第1位 シトロネラ (刺された数 1か所)
第2位 ユーカリ (刺された数 2か所)
第3位 ハッカ、レモングラス (刺された数 3か所)
第5位 ラベンダー (刺された数 5か所)

10.結果から考えたこと
香りがもっとも強く、娘も苦手だと感じたシトロネラが一番虫よけ効果がありました。1か所刺されたが、もっとしっかりつけたら刺されないかもしれません。
蚊は近寄ってくるものの、肌の近くをフラフラと飛んでいるだけで刺されなかったそうです。

ユーカリはスプレーがしっかりかかっていなかったのか、「右手の人差し指と小指を刺された」とのこと。シトロネラ同様、蚊は近寄ってくるが刺されづらかったです。

ハッカ・レモングラスはつけたての香りも強く効き目がありそう!と思ったそうですが、5分ほどで刺されてしまいました。耳・こめかみなどつけづらい場所と腕を刺されてました。

ラベンダーはリラックスできる香りだが効果が薄かったです。何もつけないよりも蚊は近寄ってこないが、腕の内側、くるぶし、腕が刺されてました。

11.結論
・虫よけ効果が一番あるアロマオイルはシトロネラだった。香りが強いので好き嫌いが分かれそうだ。

・ユーカリは香りもなかなか良く、虫よけ効果もある。

・ハッカ・レモングラスはさわやかな香りで使いやすいが、シトロネラよりも虫よけ効果が低い。

・ラベンダーは香水みたいな良い香りだが、しっかりたくさんつけないと蚊にさされることもある。

どのアロマオイルも虫を近づけない効果があった。オイルの種類によってはぬっていないところ、つけかたがうすいところが刺されてしまう。

12. 参考文献・資料
アロマオイルを購入した店のURL,参考にした本、サイトURLを記入しました。

13.感想
アロマオイルを作った時の感想を実験結果と照らし合わせて書きました。

小さな子や肌の弱い人も使える虫よけスプレーはアロマオイルとエタノールがあれば、簡単に作れることがわかった。アロマオイルの種類によって効果の差があっておもしろかった。
わたしは一番効果のあったシトロネラの香りが一番苦手だった。人間の私がうわーとなる香りだから蚊も寄ってこないのだろうと思った。

引用:筆者の娘の自由研究「「蚊が一番嫌いな匂いはどれ?! みんなが使える手作り虫よけスプレー 」より

14.感想から気づいてやってみたこと

実験をまとめた娘は「違う香りのアロマオイルを混ぜたら、効果は変わるのか?」が気になったそうです。
一番効果が高いけれど匂いがキツイ「シトロネラ」と他のアロマオイルを混ぜて効果を確認しました。

ラベンダー、シトロネラとハッカを混ぜてみた。さわやかな香りになって良かった。
8月11日,12日の朝の散歩(午前7:15~午前7:50)のときにつけたら、虫よけ効果はシトロネラだけよりも低い気がしたが、刺されることはなかった。
蚊に刺されるとかゆいだけではなく、病気になることもあるのでできるだけ刺されないように虫よけスプレーを使おうと思う。

引用:筆者の娘の自由研究「「蚊が一番嫌いな匂いはどれ?! みんなが使える手作り虫よけスプレー 」より

15.図表・画像
実験に使ったもの、実験のデータをまとめた表、アロマオイルの特徴の写真や画像をまとめて載せました。

「高学年」自由研究で学んだこと

”蚊に刺されない虫よけ効果の高いアロマオイルはシトロネラ。
匂いの強さとゲラ二オール(アルコール)の含有量の多さで、蚊を寄せ付けない”

乳幼児や肌の弱い人で「市販の虫よけ」が使えない場合、天然成分のアロマオイルで虫よけスプレーが作れることがわかりました。
忌避効果の強いものは、匂いも強い傾向がありました。
忌避効果が高い匂いのきついアロマオイルは、虫よけ効果があって香りの良いものと、混ぜることで使いやすくすると良いと思います。

「高学年」自由研究で娘が成長した点

・伝達力が高まった。
・知的好奇心が高まった。
・キーボード操作が上達した。
・エクセルで簡単な表が作れるようになった。
・思いやりの心が育った。

何ができる?自由研究の親のサポート

子どもの自主性、学習意欲を高めるために、子どもが主体となって自由研究に取り組むことが大切です。
とは言え、他の宿題や習い事もある小学生がコツコツ自由研究に取り組むには、親のサポートがある程度必要です。
子どもの自学力とモチベーションを高める親の関わり方をご紹介いたします。

模造紙に書くサポート

普段ノートにしか文字を書かない娘は、大きな模造紙に書くことが難しかったです。使い慣れていないマーカーで大きく文字を書くので、字形が崩れやすく文字間のスペースもバラバラになりやすいです。書く内容をすべて鉛筆で下書きすれば、失敗はありませんが「時間がない時」「子どものモチベーションが持たない時」は、下書きを簡略化する必要があります。

娘のように書きなれていないお子さまは、模造紙に鉛筆で罫線や○を書いておくと良いでしょう。
展示されたときに読みやすい文字の大きさを親子で相談して決めます。その文字が入る大きさの○を書きその中に字を書いていきます。行間は文字の大きさに合わせて、罫線を引くことで均等になります。○、罫線の書き方は親が最初の1行を見本として書いてあげましょう。
書き間違えは同色の模造紙を貼り付けて、消します。

観察記録の声がけ

自由研究には観察記録がつきもの。毎日決まった時間に観察するようにすると忘れにくいです。起床後に観察することに決めると、早起きの習慣にもなるのでおすすめです。

夏休み当初は張り切ってやっていた観察記録も、次第に面倒になりモチベーションも下がりがちです。
ママパパも一緒に観察するようにして、子どもが忘れている時は声がけしましょう。
「昨日より色が濃くなってない?」
「先週よりも影が伸びてるよね?」などと、子どもの興味を引くような声がけができると良いですね。

自由研究のテーマ決めを一緒に行う

「星の観測をしたい!」「風について調べたい!」など自分からテーマを決められる場合は、親のサポートは不要です。
しかし、自由研究にあまりやる気がないお子さまの場合は、「何をやったら良いのかわからない」、「知りたいことが特にない」ため、テーマ決めからつまずいてしまいます。

そんな時はママパパが子どもから「興味のあること」をヒアリングしましょう。
最近ハマっていること、好きな動物や植物、面白かった本・・・我が子の好きなことを聞き出します。
聞いていくうちに子どもの興味があることが、わかってくるはずです。
その上で「川の微生物の観察はどう?」、「音の伝わり方を調べるのは?」などと、テーマを提案してみましょう。子どもの興味に関連するテーマを提案することで、モチベーションも上がるはずです。

自由研究 テーマ設定のポイント

中学年以降の自由研究は「自分で調べたい!」と思えるテーマを探して、実験や考察をできるだけ1人で行えると良いですね。
採集、準備、観察に手間がかかり過ぎるテーマは続かないのでおすすめしません。無理なく飽きずにできるテーマを探しましょう。
子どもが「やってみたい、楽しそう!」と思えそうなテーマ例をいくつかご紹介するので、参考にしてみてください。

【食べられる自由研究「食育と化学」】

美味しい料理は化学に基づいて作られています。
例えば、
「肉をすりおろし玉ねぎでマリネすると柔らかくなる」=玉ねぎの持つプロテアーゼという酵素がたんぱく質を分解するから。

「ほうれん草をゆでる時、塩を入れると鮮やかな緑を保てる」=ほうれん草などの青菜に含まれるクロロフィルという色素が塩分によって安定するから。

などのように、調理方法、味付けには化学的根拠があることが多いです。
身近な食材使って、化学の力を使って美味しく調理してみましょう。
食材の形状の変化、変化の理由、材料の分量を変えた時の変化、家族の感想・・・既定の用紙枚数以上に書きたいことが出てくるはず!

<おすすめテーマ例>
おうちで科学実験 サイエンスレシピ・牛乳から手作りチーズを作ろう!
科学の力でおいしくなる!食に欠かせない「化学」の知識を学ぼう

【身近な自然現象を深堀り】

天気、天体、水、風・・・身近な自然について感じている疑問をクローズアップしてみましょう。
「なぜ雲は白く見えるのか?」

「コップに水を入れて上を紙でふさぐと、逆さにしてもこぼれないのはなぜか?」

など、素朴な疑問を実験によって解決してみましょう。
写真や動画で対象物を至近距離から撮っておくことをおすすめします。実験に集中できますし、実験時に気づかなかった変化を見つけることもあります。

<おすすめテーマ例>
ペットボトルで雲を作る簡単実験!お天気を身近に感じてみよう
おうちでできる簡単実験!さかさまにしても落ちない水
簡単な日時計の作り方|作る・観察・考察で考える力を伸ばそう

【好きな昆虫をトコトン観察】

時間がたっぷりある夏休みの自由研究の王道と言えば「昆虫採集&飼育」。
「セミ、カブトムシ、カマキリなどの昆虫が大好き!」というお子さまは多いかと思います。「大好きな虫」だからこそ、じっと見ていても飽きずに、いろいろなことに気づくことができます。
昆虫採集と言うと「男の子の遊び」というイメージがありますが、実は女の子にも昆虫ファンは多いです。

「推し昆虫」の魅力を友達や先生に伝える気持ちで捕まえた場所、上げた餌、脱皮の様子、糞の形状、鳴き声などを記録していきましょう。
採ってきた昆虫に餌やり、掃除をしながら観察することで責任感、命の大切さも学べます。

<おすすめテーマ例>
夏休みのセミとりは知育の宝庫。楽しみ方と観察のポイント
東京にもカブトムシはいる!採取方法と短期間でできる虫の自由研究

自由研究で学ぶ楽しさを知ろう

「自分から進んで勉強する子になって欲しい」
多くの親御さんが望んでいることではないでしょうか。
夏休みの自由研究はお子さまの「自ら学ぶ力」を伸ばすチャンス。
カブトムシ、カマキリ、ひまわり、星座、天気・・・好きな昆虫や植物、自然現象など「興味があること」を自由研究の題材に選んで「学ぶ楽しさ」を実感しましょう。
「学ぶ楽しさ」を知っていることで、国語、算数、理科、社会などの教科学習にも意欲的に取り組めるようになります。

業界No.1の英会話レッスン

3回の無料体験レッスン開催中!

開講時だけの特典です!

まずはご体験ください!

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

WRITER

AOTANAOAO AOTANAOAO 2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。