2022年06月15日 公開

おうちで科学実験サイエンスレシピ・牛乳から手作りチーズを作ろう!

おうちで親子でできる簡単手作りサイエンスレシピ。科学実験と料理が一緒にできてしまう!手軽で楽しい、美味しいレシピのご紹介♪ 第一弾はチーズを牛乳から作る過程をご紹介します。

私たちの身の回りには科学が溢れています。氷は何で出来ているの?どうして空には雲があるの?どうやっていろんな色は出来ているの?など大人にとっては当たり前でもこどもには不思議で分らない事がいっぱい。

そんな不思議を親子で体験できるレシピをご紹介します。第一弾となる今回はおうちにある材料で簡単に出来る手作りカッテージチーズの紹介です。

チーズは何で出来ているの?

ピザやグラタン、パスタなどこども達も大好きなメニューに欠かせないのが、チーズ。とろけるチーズやクリームチーズ、青カビの生えたブルーチーズなど種類は様々ありますがどのチーズも主原料は、牛や羊、ヤギなどの動物の生乳です。

どの生乳にも含まれているのが「ホエイたんぱく」と「カゼインたんぱく」。その二種類のたんぱく質を酸や熱で分離させ、加工したものがチーズです。
今回作るカッテージチーズは、牛乳から水分とホエイたんぱくを取り除いたカゼインたんぱくの部分になります。

普段気にせずに食べているチーズは、何で出来ているか知ってる?どうやって作るか知ってる?と聞いてみることで興味を引きことが出来るのではないでしょうか?
実験の前にどうやって?どうして?とまずはお子さんが自分で疑問を持つことがとても重要です。

いつも食べてるけど何で出来ているか考えたこともなかった、牛乳で出来ているのは知っていても作り方までは知らなかった、というお子さんのほうが多いかと思います。

そこで、二つの材料で簡単に出来て、みるみる様子が変わる牛乳の変化を見ることが出来る手作りカッテージチーズをおすすめします。

牛乳がチーズになる仕組み

簡単にご説明したチーズの作り方ですが、もう少し詳しくご説明します。牛乳の主な栄養素はたんぱく質です。たんぱく質は熱や酸を加えると固まるという性質があり、生卵を過熱すると茹で卵や卵焼きになったり牛乳を温めると膜が張ったりするのは代表的なたんぱく質の変化です。

基本的な仕組みは酸と熱で「ホエイたんぱく」と「カゼインたんぱく」の二種類のたんぱく質を分離させる事なのですが、その他に塩や微生物を加えて熟成させることで様々な種類のチーズを作ることが出来ます。
ホエイたんぱくに含まれるラクトフェリンという成分は、鉄と結合してカルシウムの吸収を助けたり、ビフィズス菌を増やし腸内環境を整えるなど、飲む点滴と言われるほど栄養がたっぷり含まれています。

そしてもう一つ、牛乳のたんぱく質の80%を占めるのがカゼインたんぱく。チーズの素となるこちらも必須アミノ酸やカルシウムの吸収を助ける成分が含まれていて、腹持ちが良いのが特徴です。
このカゼインという成分は酸を加えることでph値が下がると水分と分離するという性質があり、それを利用して作られるのがチーズというわけです。

カッテージチーズをおうちで作ってみよう!

では実際に、たんぱく質が分離しチーズが出来上がる瞬間を見てみましょう!

材料

牛乳           500ml
レモン汁(またはお酢)   大さじ2

準備するもの

鍋、ボウル、ザル

作り方

1.まずは牛乳500mlを計量し鍋に移します。

2.弱火~中火にかけ60度から70度に加熱しましょう。温度計があれば一番的確ですが、無ければ牛乳の淵がぷつぷつしてくるのを目安にしてください。

3.温まったら火を止めてレモン汁を加えて、すぐ混ぜずそのまま10秒数えます。

4.ゆっくりとスプーンなどでかき混ぜましょう。

5.もこもこと分離したら、スプーンでザルに移し濾してください。

6.しばらく水分が落ちるまで置いておいたら完成です。

つくったチーズはどんな味かな?食べてみよう!

とっても簡単に作れてしまうカッテージチーズ。そのまま食べても美味しいのですが、おすすめの食べ方をご紹介します。

ピザトースト

お手軽に手作りチーズでピザトーストはいかがですか?作り方は簡単。食パンにケチャップ、またはピザソースを塗って軽くトーストしたら手作りのチーズをのせるだけ。トマトの酸味とチーズのコクが良く合います。チーズ単体では食べなかった我が家のこども達ですが、ピザに乗せたらモリモリ食べました。チーズの特徴でもある腹持ちもいいので朝食やおやつにもおすすめです。

チーズスクランブルエッグ

こちらも簡単。溶き卵に牛乳少しとチーズを入れてスクランブルエッグにします。卵もたんぱく質なので溶き卵が熱で固まる様子も見ることができます。

その他にも、グラノーラやオートミールのトッピングにしたり、パンケーキやマフィンに入れるとふんわりします。チーズはもちろんですが、分離したホエイも栄養たっぷり。オレンジジュースと混ぜて飲んだり、レモンとハチミツを入れるととっても美味しいドリンクになります。
いつもの牛乳が全く違った形、味で楽しめるこの実験はこどもだけでなく大人も楽しめます。

牛乳で作られる食べものは他にもたくさん

牛乳で作られている製品はほかにもたくさんあります。生クリームやヨーグルト、バターなど私たちが普段美味しく食べている製品はどれも元々は牛乳で出来ています。中に含まれる成分の特徴を利用して加工することで、それぞれ違った味や形に変わる牛乳。今回のチーズ作りのようにそれをご家庭で体験できるのは素晴らしいことですね。

子どもの「知りたい!」が手軽に叶う

今回は牛乳を使って手作りカッテージチーズの作り方、チーズが出来る仕組みや栄養素をご紹介しました。牛乳とレモン汁の二つの材料で簡単に出来るのでぜひお子さんと一緒に試してみてください。一瞬で様子が変わるので我が家のこども達も大興奮でした。

年齢に合わせて、さらに詳しく乳製品に興味を持ったり、たんぱく質について調べるきっかけになったりと知識を広げてもらえたらなぁと思います。ピザに乗っているとろけるチーズとの違いについて話したり調べるのもいいですね。

食べ物を使った実験は最後に試食というおまけ付きなのもこども達にはうれしいポイント。お子さんと作るときは、どうして?なんで?とまず思わせるのがポイントです。こどもの「知りたい!」を高めてから実験するとより積極的に学んでくれると思います。

今回の牛乳に続いて、次回はまた違う乳製品「生クリーム」を使った実験をしようと思います。牛乳よりも濃厚でケーキ作りに欠かせない生クリーム。その成分や性質、そしておいしい実験をご紹介しますのでお楽しみに!

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この記事のライター

BLUNDEN
BLUNDEN

食べる事が何よりも大好き!国際結婚を機にイギリスに移住して5年、子育て奮闘中の主婦です。海外での文化の違いや食べ物の違いを楽しみながら暮らしています。日々の工夫から生まれたレシピや日本では知られていないイギリスの料理、その他食べる事に関する記事を主に書いています。