工作に使っているのり(糊)にはいろいろな種類があることを知っていますか?これらを使い分けることによって工作がもっとはかどります。今回は4種類ののり(糊)をご紹介します。どんなシーンで使うのがおすすめなのかや使い方のコツなども合わせて見ていきましょう。
でんぷんのり
使い方は自分の指先で使いたい量をすくいとります。量を自分で調節できるため、小さな面から大きな面まで自由自在に使うことができます。
最初のうちはどのくらいのりをすくったらいいのかが分からずにベタベタになってしまうものです。ベタベタした感触が嫌なお子さまもいるため、使うときは濡れタオルなど近くに用意しておきましょう。次第に慣れてくるうちに上手に調節できるようになっていきます。
また、のりの感触を指先で感じるということは知能の発達にも良いでしょう。
子どもに安心して使わせることができる、でんぷんのりの作り方 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
スティックのり
液体のりに比べるとコスパは少し良くないかもしれません。しかし、水分量が少ないのりであるため、紙に使ってもシワになりにくくキレイに仕上がります。手も汚れにくいため使いやすさがあるでしょう。
あまり広範囲に使用するのには向いていないといえます。水分量が少ないため塗っている間に乾いてしまうからです。
接着力も水分量が少ないため強くはありません。しっかりと接着したいときは2~3回くりかえしてのりを塗るなどしましょう。
液体のり
接着力も強いためしっかりとした工作をしたいときにも役立ちます。広い面積を塗るのにも向いているでしょう。
チューブを指で押してのりの出る量を調節しますが、出し過ぎるとはみ出てしまい手や紙がベタベタになってしまうため注意しましょう。また、紙質によっては乾くとしわになるものがあるため注意が必要です。
テープのり
使いたい場所に引くとテープについているのりが転写される仕組みです。主に封筒ののり付けなどあまり広範囲でない部分に使うのがおすすめです。テープになっているため乾かす必要がなく手も全く汚れません。
コスパは悪いですが、乾かす手間がいらない分スピーディーに作業ができるため筆箱にしのばせておくと何かと役に立ちます。乱暴に使うとテープ部分が本体から外れたりヨレたりすることがあるため丁寧に使いましょう。
のりがあると工作がもっと楽しくなる
大人はでんぷんのりをなかなか使うことはありませんが、子どもと一緒に使ってみるのもおすすめです。指先でのりに触れて使うことにより、もっと工作が楽しく感じられるはずです。