子どもにとって時計の読み方は難しいもの。どうやって教えたらいいのか困っているパパママも少なくないでしょう。そんな方におすすめなのが知育時計です。ただし、知育時計を買っただけでは時計を読めるようになりません。教え方のコツもあわせてご紹介します。
知育時計の特徴
子どもが時計の読み方でつまずきやすいのは以下の2点。
・短い針が2つの数字の間に来ているときは何時?
・長い針が6なのに、どうして30分なの?
知育時計の内側には12と1の間に「12」、1と2の間に「1」などと書かれているため、短針の指している場所が何時なのか、わかりやすくなっています。
また、外側には0から59までの数字が書かれています。そのため、長針の指している場所が何分なのか、一目でわかるのが特徴です。
100均で知育時計を手作り。遊びながら時計の読み方をおぼえよう! – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
まずは時計を動かしてみる
販売元:くもん出版
くもんの「NEWくるくるレッスン」を例に見てみましょう。
これは、自分で時計の針を動かすことができるタイプの知育時計です。通常の時計と同様に、短針と長針をばらばらに動かすことはできません。
まずは子どもに、針を自由に動かしてみるよう促しましょう。長針に合わせて短針が動くことがわかるはずです。
次に、部屋にある時計を見ながら、知育時計の針を合わせてみましょう。最初は難しいかもしれませんが、できるとうれしいものです。時計をより身近に感じられるようになるはず。
「NEWくるくるレッスン」にはステップアップカバーがついています。このカバーを使うことで、内側と外側の数字が隠れ、通常の時計と同じような文字盤に。慣れてきたらカバーをつけて使ってみましょう。
声に出して時間を読む
好きなテレビがはじまる時間や、おやつの時間など、「いま何時何分かな?」と子どもにさりげなく問いかけてみるのがおすすめです。
これを繰り返すことで、自然と時計を読む力が身についていきます。
一日のスケジュールを意識する
また、時計がついた絵本も参考になります。おすすめの絵本を1冊ご紹介しましょう。
著者 :ひがし かずこ(ぶん) ゲオルグ・ハレンスレーベン(え)
出版社 :岩崎書店
絵本を読み進めながら、お子さまに「○○ちゃんも7時に起きるね」「晩ご飯は何時かな?」などと話しかけるのがポイント。ペネロペの一日をタイムスケジュールにまとめてみるのもおすすめです。
6/10は時の記念日!「とけいのえほん」5選 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
時計を生活に取り入れて
最初はなかなかうまく読めないかもしれません。しかし、そこで決して焦らず、少しずつ慣らしていくのがポイントです。
親子で一緒に文字盤を書いてみたり、工作気分で手作り時計を作ってみたりするのもおすすめ。時計に愛着が湧き、学習がよりスムーズに進むことでしょう。