2018年09月23日 公開

生後8カ月の赤ちゃんに適した離乳食の量とタイミングとは?

夜泣きや人見知りがピークになるとされる生後8カ月。成長が著しく、離乳食でも食べられる食材が増えていきます。母乳やミルクの回数が減るため、水分不足にならないように気を付けて離乳食を進めましょう。今回は、おすすめの離乳食レシピとともに離乳食の進め方をご紹介します。

夜泣きや人見知りがピークになるとされる生後8カ月。成長が著しく、離乳食でも食べられる食材が増えていきます。母乳やミルクの回数が減るため、水分不足にならないように気を付けて離乳食を進めましょう。今回は、おすすめの離乳食レシピとともに離乳食の進め方をご紹介します。

生後8カ月の頃に食べさせる離乳食の適量

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生後8カ月になると、離乳食が中期にステップアップします。モグモグ期と呼ばれる時期で、食べられる食材も食べる量も少しずつ増えてきます。

1日のうち離乳食の回数は2回。授乳はおっぱいの場合は赤ちゃんが欲しがるだけあげてもOKです。ミルクの場合は、「離乳食のあとにあげる2回」+「起床時、就寝時などそれ以外の時間にあげる1回」の3回程度にしておきましょう。1回目の離乳食と2回目の離乳食は同じくらいの分量を与えてOKです。

1日に与える離乳食の目安量

・ごはん
5倍~7倍がゆを50~80g

・野菜と果物
合わせて20~30g

・たんぱく質
食材によって下記の通り
肉や魚 10~15g
豆腐 30~40g
卵 卵黄1~全卵1/3個程度
乳製品 50~70g

生後8カ月で離乳食を食べさせるときの注意点

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8カ月になると少しずつ食べられる食材が増え、離乳食から栄養を摂る比率が高くなってきます。毎日の食事では、いろいろな種類の食べ物を上手に組み合わせてバランスの取れた献立になるように工夫しましょう。食事の時間を決めて生活のリズムをつけることも大切です。

赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きいため、赤ちゃんのペースに合わせて進めるのが基本です。生後8カ月に入ったからといって、すべての赤ちゃんが急にモグモグ期にステップアップするわけではありません。

赤ちゃんが食べづらそうにしている場合は、1段階前の状態に戻しても大丈夫です。焦らずゆっくり進めていきましょう。

また、この時期も初めて食べる食品の場合はアレルギー反応がでないかを確認する必要があります。初めての食品はなるべく午前中、病院が開いている時間に食べさせるようにしてください。

生後8カ月の赤ちゃんにおすすめの離乳食10選

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生後8カ月の赤ちゃんにおすすめの離乳食レシピをご紹介します。献立作りに悩んだときの参考にしてみてください。

バナナヨーグルト

・材料
バナナ 40g
ヨーグルト 40g

・作り方
フォークで荒くつぶしたバナナにヨーグルトを和える
※バナナは糖質の多い果物なので、おかゆやパンなどの主食の量を見ながら調整して与えましょう。

かぼちゃのおかゆ

・材料
5倍がゆ 70g
かぼちゃ1切れ(20g)
だし汁 適量

・作り方
(1)かぼちゃは種と皮を取りのぞき、薄いだし汁で柔らかくなるまで茹でたら、フォークで荒くつぶす。
(2)5倍がゆに(1)を混ぜる。

トマト入りパンがゆ

・材料
トマト 15g
食パンの白い部分 15g
赤ちゃん用の野菜スープ 70ml

・作り方
(1)トマトは種と皮を取ってみじん切りにする。
(2)食パンの白い部分を細かくちぎり、(1)のトマトと合わせて赤ちゃん用の野菜スープで煮る。
※野菜の茹で汁がある場合は、野菜スープの代用として利用が可能です。

鶏と野菜のうどん

・材料
うどん 30g
鶏ひき肉 10g
人参 5g
ほうれん草 5g
水 100g
必要であれば 醤油 0.5g

・作り方
(1)ほうれん草は茹でて、みじん切りにする。
(2)みじん切りにした人参、鶏ひき肉、水を鍋に入れて柔らかくなるまで煮る。
(3)細かくカットしたうどんとほうれん草を(2)の鍋に入れ、うどんが柔らかくなるまで煮る。
   味をみて、必要であれば醤油を入れてひと煮立ちさせる。
※(3)の段階で水分が少なくなっている場合は、適宜水を加えてください。

カレイの野菜ソースかけ

・材料
カレイ 10g
人参 5g
きゅうり 5g
水または野菜の煮汁少々

・作り方
(1)カレイをお湯で茹でて水けをきり、細かくほぐす。
(2)にんじんを柔らかく茹でてすりつぶす。きゅうりはすりおろす。
(3)(1)にお湯またはにんじんを茹でたときの煮汁を適量加えてしっとりさせる。
(4)(3)に(2)をかけて完成。
※きゅうりを初めて食べる場合は、加熱した方が食べやすくなります。

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鶏ささみとキャベツの刻み和え

・材料
鶏ささみ肉 15g
キャベツの葉(柔らかい部分のみ) 1/2枚
A[粉ミルク小さじ 1/2、水溶き片栗粉 大さじ1]

・作り方
(1)鶏ささみ肉を薄いだし汁で柔らかく煮たら細かく刻む。
   キャベツは茹でてみじん切りにする。
(2)Aに(1)を加えて電子レンジで30秒加熱して冷ます。

さつまいもとほうれん草のホワイトソースがけ

・材料
さつまいも 20g
ほうれん草 1/2枚
赤ちゃん用ホワイトソース 小さじ1

・作り方
(1)さつまいもは茹でてフォークで荒くつぶす。
   ほうれん草は茹でてみじん切りにする。
(2)さつまいもとほうれん草を和えたら、温めた赤ちゃん用ホワイトソースをかける。

しらす豆腐

・材料
絹豆腐 30g
しらす干し 小さじ1/2
水 大さじ2

・作り方
(1)しらすは茹でこぼして塩分を抜いておく。
(2)豆腐は5mmの角切りにし、鍋に(1)のしらすと水を入れて茹でる。

チーズとかぼちゃのスープ

・材料
ベビーチーズ 1/3個
かぼちゃ 15g
玉ねぎ 10g

・作り方
(1)かぼちゃは種と皮を取り除き、一口大に切って柔らかく茹でてフォークでつぶす。
   玉ねぎも一口大に切って柔らかく茹でて、みじん切りにする。
(2)お湯大さじ2と(1)のかぼちゃと玉ねぎ、きざんだチーズを入れて、混ぜながら1分ほど煮る。
  水分量が少ない場合は、様子を見ながら適宜お湯を足す。
※チーズは塩分量が多いので、塩分量の少ないものを使用しましょう。

ポテトヨーグルトサラダ

・材料
じゃがいも 30g
人参 5g
ブロッコリー 10g
ヨーグルト 10g

・作り方
(1)人参、ブロッコリーは茹でて細かいみじん切りにする。
(2)じゃがいもは茹でてつぶす。
(3)(2)に(1)の野菜とヨーグルトを混ぜて完成。

食事中に赤ちゃんが大泣きしてしまったときの対処法

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離乳食が進み始めると、食事のときに赤ちゃんが大泣きしてしまうことがあります。赤ちゃんが泣く理由が分からず、不安になるパパママも多いのではないでしょうか?

赤ちゃんが泣いてしまうのには色々な理由がありますが、離乳食が食べにくいことも原因の1つ。たとえば、ゴックン期に向けて離乳食が進むと、水分が少なく飲み込みづらくなります。

また、赤ちゃんが水分補給したい場合や、風邪などでのどに炎症がある場合、飲み込みづらいことを泣いて表現することがあります。そんなときはお茶や水をこまめに飲ませてあげるほか、水分の多いレシピを取りいれるなどの工夫をしてみましょう。

ほかにも離乳食の温度が熱すぎる、または冷たすぎる場合や、もっと離乳食が欲しい場合、眠くて機嫌が悪いなどが原因で泣いているのかもしれません。

せっかく一生懸命手作りをしたのに泣いて食べてくれないと、大きなストレスを感じてしまうことがありますよね。そんなときは簡単な調理でも作れる離乳食にするなど、ベビーフードなどを上手に取り入れながら、乗り切っていきましょう。

赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう

離乳食が思うように進まないときや、一生懸命作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないときなどは、パパママも不安になったりイライラしたりしてしまうもの。赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きく、育児書通りに進まないこともあります。焦らず様子を見ながら、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。
(監修:管理栄養士  佐藤まゆこ )

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この記事のライター

コバヤシ トモコ
コバヤシ トモコ

奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー