小学生の社会で必ず習う47都道府県。覚えるのが難しいと感じる子どもも少なくありませんが、楽しく覚える方法はあるのでしょうか?この記事では、都道府県の覚え方のポイントや楽しく覚える方法をご紹介します。
しかし、47都道府県は中学・高校の社会・地理の授業や受験・入試でも避けて通ることはできません。スタートでつまずくことなくしっかりと覚えてほしいものです。
逆に都道府県や県庁所在地をしっかり覚えられるようになると、子どもが自信を持つチャンス!社会が楽しくなり、暗記も苦じゃなくなるかもしれません。
今回の記事では覚えるためのポイントと楽しく覚えられる5つの方法をご紹介します。
47都道府県を覚えるためのポイント
しかし、覚え方を少し工夫するだけで苦しい思いをせずに自然と覚えられるようにもなります。
まずは、47都道府県の覚え方のポイントを抑えておきましょう。
47都道府県を興味のあるものと関連づけるのが大切
転入してきた友達の出身地や、引っ越した友達の住む場所、親せきの住む場所、好きな芸能人の出身地、旅行に行った思い出の場所、今日食べた魚が獲れた場所など、子どもが興味を持ったものと都道府県が結びつくようなエピソードを作りましょう。
日本全体ではなく「地方」に分けて覚える
日本は「北海道地方」「東北地方」「関東地方」「中部地方」「近畿地方」「中国地方」「四国地方」「九州地方」と地方で分けられるので、地方ごとに少しずつ覚えていきましょう。。
地方の中で関連づけできる都道府県を一つ作って、隣同士を覚えていくようにすれば少しずつ覚えられる範囲は広がっていきます。
苦手意識を持たず楽しく覚える
ゲームやクイズ、パズルなどで自分の記憶したものを発信する機会は非常に重要です。自ら発信することで記憶が定着し、試験でも思い出しやすくなります。
47都道府県の覚え方1:語呂合わせ
歴史の年代を覚える際に、語呂合わせであれば簡単に覚えられるというものと同じ要領で、地域に分けて県名で語呂合わせを作ってみましょう。
【例】
・東北地方
青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島の6県で語呂合わせを作ります。
「青い網で、山を拭く」
あお(青森)い(岩手)あ(秋田)み(宮城)で、山(山形)をふく(福島)
・近畿地方
大阪・京都・奈良・和歌山・滋賀・三重・兵庫の2府5県がありますが、この府県名を使って語呂合わせを作ります。
「おおきなワシをみよ」
おお(大阪)き(京都)な(奈良)わ(和歌山)し(滋賀)み(三重)よ(兵庫 ひ「よ」うご)
・中部地方
山梨・長野・岐阜・新潟・福井・富山・石川・愛知・静岡を使います。
「やなぎにふといあし」
や(山梨)な(長野)ぎ(岐阜)に(新潟)ふ(福井)と(富山)い(石川)あ(愛知)し(静岡)
遊び感覚で語呂合わせを作って楽しむと、暗記が辛いという思いも薄くなります。言葉遊び感覚で、いくつも語呂合わせを作ってみるのも良いかしれません。
47都道府県の覚え方2:歌で覚える
今回紹介する替え歌は「うさぎとかめ」のリズム。誰もが口ずさんだことがある「もしもしかめよ かめさんよ」の歌です。
歌詞に北海道は含まれていませんが、北から順番に地方ずつに分かれている点が分かりやすく、北海道以外の県名がすべて含まれているためおすすめです。
うさぎとかめ 47都道府県Ver.
山形 宮城 福島県 みんなで歌おう東北地方
(2)もしもし 新潟 長野県 富山に石川 福井県
岐阜県 愛知 静岡県 富士山あっても山梨県
(3)もしもし 関東 関東地方 茨城 栃木 群馬県
埼玉 東京 神奈川県 最後に残るのは千葉県だ
(4)もしもし 近畿 近畿地方 滋賀県 京都 兵庫県
大阪 和歌山 奈良 三重県 奈良は大仏東大寺
(5)もしもし 中国 中国地方 鳥取砂丘は素晴らしい
島根 宍道湖(しんじこ)良いところ 岡山 広島 山口県
(6)もしもし 四国 四国地方 香川は高松良いところ
愛媛 高知 徳島県 愛媛はミカンの名産地
(7)もしもし 九州 福岡県 佐賀県 長崎 熊本県
鹿児島 宮崎 大分県 海のキレイな沖縄県
替え歌を何度も繰り返し歌うことで、いつの間にか47都道府県が言えるようになります。覚えるためにつらい思いをしなくても良いというところもポイントです。
47都道府県の覚え方3:白地図を色分け
ただし、単に白地図に色分けをしたのでは、子どもが飽きてしまうことがあります。そこで、色塗りの方法をひと工夫してみましょう。スーパーなどで魚や野菜を購入したら、その生産地をチェックしながら色塗りをしてみてください。
自分が普段口にしているものがどこで作られているのか興味を持つきっかけになり、社会だけでなく食育にもつながります。徐々に塗りつぶされていく地図を見ると、子どもが「全部塗りたい!」とゲーム感覚で楽しめるというのもポイントです。
47都道府県の漢字を正しく覚えるために、色を塗ったら地名を書き込んでいくとよいでしょう。
47都道府県の覚え方4:パズルゲーム
大人対子どもで、どちらが早く完成させられるかの勝負をしたり、「一番小さい県はどこ?」といった確認クイズを出し合ったりするのもおすすめ。
都道府県パズルは市販品もたくさんあるため、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
【知育玩具レビュー】「くもんの日本地図パズル」活用法 楽しく都道府県が覚えられる!
47都道府県の覚え方5:好きなものと関連付け
好きな野球の球団がどこにあるのか、キャンプ地はどこなのか…あるいは好きな自動車はどこで生産されているのか、好きな芸能人は何県出身なのかなど、子どもの興味があることと関連付けると覚えやすくなります。
ものを食べるときやニュースやテレビで話題になるときなど、その都度、場所を地図で確認する習慣を付けると、すんなりと記憶できることも。
たとえば、食べることが好きな場合は、仙台の牛タン、大阪のタコ焼き、など名産品をチェックしてみると良いでしょう。最近では、地方の特産品の味付けがされたお菓子が販売されていることもあるので、子どもと味わいながら、地理をチェックしてみると楽しく覚えられます。
47都道府県がすべて覚えられるようになるまでは、本屋さんなどで売られている日本地図を壁に貼っておくと、話に出たときにすぐに確認できて便利です。覚えた場所は丸を打つなど、印を付けていくとより分かりやすくなります。