空き時間も無駄にせず、さりげなく小学校受験のお勉強にも役立てられることはないかしら……と考えて思いついた遊びをご紹介します。楽しみながら語彙を増やし、絵の表現力も鍛えられますよ!連載「『お受験』はじめました」vol.57です。
遊びの中に小学校受験の要素を
家にいる時間が増えているこの時期。小学校受験準備中のご家庭では、ご自宅での取り組みにもちょっと疲れてしまったりしませんか?
今回は、ママミーヤが移動中などのスキマ時間にミヤピーと遊びながらもさりげなく「考査の対策」もしていた、「スキマ時間遊び」をご紹介します!
遊びの要素が強いので、親子で楽しみながらできますよ。自宅でもできますし、もちろん出先でもできる遊びです。ルールさえわかっていれば、声を出さず、静かにしていた方が良い状況でも楽しめるのもいいですよ。
スキマ時間遊びにぴったり「ノートしりとり」
「しりとり」は小学校受験でもよく出題されます。
考査の中でもペーパーテストで出てくるときもあれば、口頭試問で出てくるときもあります。さらに面接のときに親子でしりとりをさせた学校もありました。
しりとりは子どもの語彙の多さをはかるのに丁度いいのです。
そのしりとりに「絵画」の要素を加えた遊びが「ノートしりとり」です。
単にしりとりをするだけではなく、ノートに絵を描きながら相手に伝えていきます。
必要な道具
ノートと鉛筆でOK!
ノートは、手のひらサイズで十分です。
道具はこれだけなので、荷物にもなりません。
遊び方は単純
なぜ絵でしりとりをするのか?
上記のように、絵を見せるだけで伝えたい言葉がわかるように、はっきりとポイントをおさえて描く必要があります。
つまり、「ノートしりとり」は、相手に伝わる絵を描く練習になるのです。
小学校受験の絵の考査では、上手・下手というよりは、事実をきちんと伝えられるものが求められます。言葉でいうと簡単ですが、2次元の世界に落とし込むのには練習が必要です。
お受験絵画の練習ポイントはこちらの記事でも紹介しています。
お受験絵画を自宅で学ぶには(1)「『お受験』はじめました!」vol.14
相手に伝わる絵を描くために必要なこと
「ひ」から始まる言葉を考えて「日の丸」を描いたミヤピー。でも、その絵はノートの中央部分にグリグリと黒丸を描いただけ。私には一瞬何を描いたのかがわかりませんでした。
「日の丸」を第三者に伝えたければ、もう少し工夫が必要です。
このときは黒丸の周囲に枠線を引いて見せました。
こうすると「日本の旗」であることが伝わりやすくなります。
幼児の思考はどうしても主観的です。客観的に物事を捉えるということはなかなか難しいものです。さらに、第三者に正しく内容を伝えるということが、大人のようにはできません。
スキマ時間を無駄にしないように考えた遊びでしたが、頭の中で思い浮かべたものを相手に伝わるように説明したり絵に表したりする良い練習になりました。
実はママミーヤもよくわからずにトンチンカンな絵を描いてしまい、二人で大笑いしたこともあります。
「勉強」「受験対策」と身構えず、ゲーム感覚で取り入れられるものを考えるのもなかなか楽しいですよ。
次回もお楽しみに!
■執筆者プロフィール
ママミーヤ
フルタイムで働く1児の母。ワーキングママ×保育園児で塾に通うことなく小学校受験をパス。おうち学習テクやお受験対策・動向解説など、お受験の経験をいかしたコラム「『お受験』はじめました!」をChiik!にて連載中。また現在は英語学習にも力を入れており、小1で英検5級・4級に、小2で3級・準2級に、小3で2級に合格。次は準1級を目指し英語学習を継続中。英語学習に関するコラム【小1から英検チャレンジ】も好評連載中。