子どもの服やバッグに付けたり、誕生日やパーティで活躍!プレゼントとしても喜ばれるリボン勲章「ロゼット」。結婚式のウエディングパーティアイテムの定番ですが、最近はマタニティマークにも人気です。100円ショップでそろう材料で、型紙なしでも簡単にできる作り方を写真付きで解説します。
まず100円ショップで材料をそろえましょう
<材料>
・リボン(シフォンや麻素材)※マスキングテープを使う方法もあります。
・フェルト(シートフェルト)
・安全ピン
・くるみボタンかマカロンポーチ型
デコレーション用にアルファベットやパール、リボンなどのパーツはお好みで。
<道具>
・両面テープ(マスキングテープもあると便利)
・接着剤(手芸用ボンドかグルーガン)
・鉛筆(チャコペン、色鉛筆など)
接着にはホッチキスを使っても良いです。間仕切りボードやキットなどを使い針と糸で縫う方法もありますが、こちらでは使いません。不器用な方でもできるように工夫しています。
固定する時に、クリップや洗濯バサミ、リボンの端の処理をするのにライターがあると便利です。
材料の分量は作りたいロゼットのサイズや個数によります。
今回は、直径約4cmの大きさになるようにしました。参考までに、制作にかかった時間は5個で3時間くらいです。
【1】ベース用の布をカットする
ここでは、家にあったリバティプリントの端切れを利用していますが、100円ショップでパッチワーク用などの端切れセットで可愛い柄の布があります。小さな面積しか使わないので、ハンカチや手ぬぐい、小さくなったベビー服やスタイ、ハンカチを利用しても良いですね。
【2】ベースになるパーツを仕上げる
大きなクルミボタンのパーツを使うか、リボンが巻かれていたボール紙を一回り小さく切って使っても良いでしょう。
表と裏に両面テープを貼り、余った分は裏に折り込んで処理します。
【1】の布を中央にかぶせ、シワにならないように引っ張りながら裏側に折り込みます。
【3】裏のフェルト台を作る
型紙には別のリボンが巻かれていた紙筒を利用しました。家にある何かの筒や缶、コップを利用しても。円の大きさは、【1】で使った台紙より一回り小さく、【2】のベースよりは一回り大きい大きさになるように調整しておきましょう。
【4】ボックスプリーツを作る
【1】で利用した型紙を再利用し、前面に両面テープを貼り付け、少しずつはがしながら作業します。リボンをひだが等間隔になるように気をつけながら少しずつ折りたたみ、ぐるっと一周貼り付けていきます。最後に重ねて余ったテープを切り落とし、【2】の円ボタンを真ん中に接着剤で固定します。
【5】2段目のボックスプリーツを作る
好みで【4】か【5】の過程を省略して、シングルプリーツのロゼットに仕上げても良いです。
【6】リボンでテールを作る
できたテールリボンを【5】に接着剤か両面テープでバランスを見て貼り、【3】のフェルト台を上から接着剤で固定します。この時に安全ピンやストラップを通すように、筒状にしたリボンやフェルトを挟み込んでもいいですね。
乾いたら、リボンの先を斜めにカット。端に接着剤や透明のマニキュア(トップコート)などを塗るとほつれ止めになります。サテンリボンの場合はライターで炙っても。
最後に安全ピンを付けます。フェルトを長方形に切り取って、安全ピンを付けるとより丈夫です。ブローチ用のピンがあればそれを接着剤で固定しても良いでしょう。
【7】デコレーションする
名前はイニシャルだけにしてもいいですし、メッセージを入れたり、リボンのパーツを貼り付けたりしても可愛いですね。
折り紙なら、もっと簡単!
折り紙製のロゼットの作り方
(2)折り紙を8等分し、1本分を切り取る。折ってテールにし、裏側に貼る。
(3)折り紙を円形に切り抜き、中央の表に貼り付けてできあがり。
好みで円形部分に数字や名前、メッセージや絵を書きます。マスキングテープなどでも装飾しても可愛いです。
かわいい折り紙ロゼットを100均の材料で簡単手作り!
ロゼットをきれいに作るコツ
今回はとにかく簡単に作りたかったので、型紙を用意しませんでしたが、きれいなロゼットを量産したい時には、専用の型紙やキットを使うと、早く確実に仕上げることができると思います。
素材の種類やカラーの組み合わせを変えるだけでかなり違った印象になり、それだけできれいに見えることも。色々試して見てくださいね。
最後に
通常は、結婚式に花嫁がゲスト用にDIYするアイテムとして人気のロゼットですが、今回は2歳のお誕生日プレゼントに仲良しのお友達5人分を作ってみました。パーティーの時におそろいで胸元に飾るように作りましたが、安全ピンのかわりにチェーンストラップやリボンを付けてカバンに下げるのもおすすめです。
最初に細かいパーツを切って準備して用意しておけば、4〜6歳くらいのお子さまなら、自分で手作りできるのではないでしょうか。親子工作としても楽しめますよ!