完全担任制で添削指導をしてくれる「学研通信講座」。教育関連の書籍出版や教室でも有名な学研ですが、教室と同じ指導を自宅にいながら受けることができます。学研通信講座の幼児コースにはどんな特徴があるのか、気になる情報をまとめました。
学習教室「学研教室」提供の通信教育
「学研」といえば学習用ドリルや参考書、それから教室が有名ですね。そうした教材や学習指導の実績をいかした自宅学習用プログラムが、「学研通信講座」です。
「学研通信講座」の大きな特徴は、学研教室のノウハウを基にした完全担任制の添削指導にあります。その他も教室のようなサービスが特徴的で、保護者の支持を集めています。
他社と違う!学研通信講座のおすすめポイントは?
1.完全担任制で月2回の添削指導がある
受講開始とともに、お子さまに担任の先生がつきます。担任の先生にペーパーを返送すると、提出したすべての教材に添削指導が入ります。
「もじ」の書き方では字形の細かい部分をきちんと見てもらえたり、「かず」や「ちえ」では答えにたどり着くためのヒントなどが丁寧に書かれていたりと、子どもの理解力アップとやる気を引き出す添削をしてもらうことができます。
間違えた部分は再度やり直して提出し、100点になるまで添削指導を受けることができます。これにより、反復学習をして学びをきちんと自分のものにできる習慣がつきます。
添削以外にも、問題を解いていてわからない部分が出てきたらFAXや郵送でいつでも質問することができます。
「わからない」を1つずつなくしていく学習ができる仕組みとなっているので、お子さまの自信にもつながります。
2.教材の進度は個々の理解・定着度に合わせた級別(無学年方式)
教材は学年や年齢で分けられておらず、級表示となっています。入会時に診断テストを受け、お子さまの学習到達度をはかり、そのレベルに合わせた教材から講座がスタートします。その後も、お子さま個人の習熟度に合わせたレベルの教材が届きます。
通信講座の場合は学年別や年齢別で区切られていることが多く、個別指導ができないために教材がお子さまのレベルと合わない、というデメリットがあります。しかし、「学研通信講座」なら、お子さまの習熟度に合わせた教材が届くため、そうした心配がありません。
3.教材は学研教室のものと同じ(学研教室への移行も可能)
学研通信講座の概要
幼児コースの紹介
さんすう・こくご・えいご(幼児 3〜6歳) | |
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教材内容 | 1. 教材(月2回)…さんすう・こくごは各1枚毎日学習。英語は2週間ごとの決まった枚数をすすめます。
2. 会員向け通信(月1回)…会員・保護者向けのお知らせや教育情報など |
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学習の流れ | 毎月約2回、「提出」「発送」のやりとりをします。提出した教材は担任が添削指導し、新しい教材と一緒に届きます。 |
「学研通信講座」の幼児コースは、3歳からスタートできます。学習内容は「もじ」「かず」「ちえ」の3単元と、年長から「えいご」もプラスできます。
入会すると、まず診断テストがあります。そのテストの結果でお子さまの学習到達度をはかり、適した教材が自宅に月2回届けられます。教材の内容は「もじ」や「かず」などの単元別のペーパーです。これを1日1枚のペースで進めていくよう推奨されています。
「学研通信講座」の大きな特徴は完全担任制の添削指導と紹介しましたが、幼児コースにももちろん添削指導があります。月2回に分けてペーパーを提出すると、添削をして返却してくれます。
また保護者との連絡ノートも用意されており、保護者が不安や悩みを打ち明けたり、先生からはお子さまそれぞれに対する適切な学習アドバイスをいただけるなど、親子できめ細かくサポートしてくれます。
幼児コースで学べる「もじ」「かず」「ちえ」の内容は?
「学研通信講座」幼児コースの教材は、はじめての勉強も楽しくできるよう、どれもイラストが多く取り入れられており、子どもが率先してやりたくなるような工夫がされています。「もじ」「かず」「ちえ」の3単元について、内容を詳しくみていきましょう。
■もじの単元
「もじ」では、ものの名前を知ることからはじまり、ひらがな清音46文字の読みや文字の形などを学びます。学習が進むと、ひらがなの濁音・半濁音を含めた71文字や「っ」が入った撥音の読み方も習得できるようになります。
運筆やなぞり書きをこなしながらひらがな書きもマスターしていきます。小学校入学までに正しい書き順や字形の細かな部分まできちんと身につけられるような教材です。書字以外にも、文章の読み取りや語彙力をつける学習もできるようになっています。
■かずの単元
「かず」では1から5の数までの理解からはじまります。ものの数を数えることや数の多い少ないを学び、数字と数を結びつけます。
数の概念について習得しながら、数字の書き方や数の分解、数字の順列、時計の読み方など幅広く学びます。たし算やひき算、文章門題など小学校で学ぶ算数を見据えた学習を行い、算数の基礎を身につけることが目標です。
■ちえの単元
「ちえ」は、弁別力・構成力・推理力・理解力・記憶力の5つの力をつけられる内容となっています。小学校以降の算数や国語、理科などの勉強や生活する上で大切となる「考える力」を養うための学習ができます。
観察力や空間認識力、図形学習や仲間わけなども学ぶことができます。
コースの費用
月額料金 | ||
幼児コース | さんすう・こくご | 7,150円 |
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さんすう・こくご・えいご | 11,550円 | |
※入会時に入会金5,500円(税込)が別途かかります(兄弟・姉妹が会員の場合、入会金割引あり) ※添削の送付時にかかる通信費は各家庭の負担です。 |
英語教材はある?
幼児コースでは年長から英語も受講可能です。内容はデジタル教材とプリント教材で、デジタル教材はお手持ちののスマホやPCを使って学習をします。
デジタル教材では、ムービー、学習ゲーム、えいごカード、クイズと豊富なコンテンツを使い双方向型の学習が可能。耳で聞いて、口に出すことで生きた英語を身につけることができます。
プリント教材では、デジタル教材で習得した英語の音やアルファベットの形、英単語などを読み・書きでアウトプットし確認します。
デジタル教材・プリント教材の2つでバランスよく英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を学習します。今まで英語に触れたことがなくても無理なく進めることができる内容となっています。
学研通信講座はどんな子に向いている?
「学研通信講座」は担任制の添削指導がつくため、先生のチェックが欲しいけれど通塾は難しいお子さまにおすすめです。たとえば近くに幼児向けの学習教室がない、他の習い事などで時間が足りない、といった理由で通塾できない場合に最適です。
お子さまと先生のつながりだけでなく、「連絡ノート」を使って保護者も先生とコミュニケーションを取ることができます。学習における不安や悩みなどを連絡ノートを通して問いかけることでアドバイスをもらえます。そのため、親が見てあげるだけの通信講座では物足りないご家庭にマッチするとも言えるでしょう。
また、学習到達度に合わせた個人別教材で学ぶことができるので、月齢より少しゆっくりのペースで学びはじめたいと考えているご家庭や、逆に先取りの学習を目指しているご家庭にもぴったりです。
かず・もじの教材は1日1枚進めていくので、机に座った学習をこれからはじめるお子さまも無理のないペースで継続できそうです。
もうひとつ、お子さまのやる気UPにつながる仕掛けとして、課題提出をするとポイントがもらえる制度もあります。ポイントごとにプレゼントがもらえるので、勉強のモチベーション維持にも役立つでしょう。
無料体験・お試し版はある?
「学研通信講座」の無料体験はありません。学研教室の教材と同じものを使っているので、教材を試したい場合は教室の無料体験をしてみても良いかもしれません。
その場合は、お近くの学研教室にその旨を一度確認してみてくださいね。
紹介制度はある?
退会方法は?
毎月5日までに退会用の書類を提出すると、月末で退会となります。引っ越しの場合は手続きをすれば引っ越し先で引き続き受講ができますし、海外への引っ越しの場合も別途通信料はかかりますが受講ができます。
また、教材の追加や変更についても随時可能です。
まとめ
お子さま個人のレベルに合わせた教材を使っての学習、指導力の高い講師が担任につく添削サービス、完全に理解できるまで繰り返す反復学習など、小学生になってからも安心できる学習習慣が身につく「学研通信講座」。数ある通信教育の中でも手厚いサポートが受講者の満足度を高めていると評判のようです。
自宅で行う幼児教育を検討中のご家庭におすすめしたい内容です。気になる方はまず資料請求をして詳細をチェックしてみてくださいね。