2021年07月26日 公開

【体験談】2歳から参加可能!兵庫・淡路島で英語キャンプ「アワジキッズガーデン」

兵庫県淡路島で開催されている「アワジキッズガーデン」。自然体験を通して英語が吸収できます。2歳か3ら参加可能な同プログラムに参加してきた筆者の子どもたちの様子や、プログラム詳細を紹介します。


大阪から車で約1時間で行けるリゾートとして人気の兵庫県・淡路島。自然豊かな淡路島で、3歳と6歳の子どもたちが英語キャンプを体験してきました。海はもちろん山もあり、広大な自然が魅力の淡路島で、英語キャンプに参加できると聞き早速体験に行ってみました。この記事では施設についてはもちろん、実際にどのような体験や学びを得られるのかをお伝えします。

アワジキッズガーデンって?

今回体験したアワジキッズガーデン(Awaji Kids Garden)は、大阪から約1時間で行ける兵庫県淡路島にあります。淡路島は瀬戸内海に浮かぶ最大の島であり、「明石海峡大橋」は、世界最長の吊り橋としても有名です。

アワジキッズガーデンは、そんな自然溢れる淡路島で、自然体験を通した英語保育を行う施設です。イギリスをはじめフィリピンやエジプトといった国際色豊かな英語スタッフと、保育士経験があったり、キャンプが得意だったりと多彩な日本人スタッフが迎えてくれます。また淡路市内の畑で、農業体験ができるプログラムも開催しています。

施設詳細

住所 兵庫県淡路市江井682
対象年齢 2~6歳
費用 1回5000円 (兄弟割引あり。2人目以降半額の2500円)
参加日時 毎週土日 10時~15時
兄弟参加の場合、下の子どもが対象年齢であれば、要相談で参加可能。初回限定で1人500円で体験できます。(初回のみ保護者の同伴が必要)
申し込み方法 希望日の3日前までにオンラインで受け付け
アワジキッズガーデン公式HP

一日のスケジュール

  • 10:00~ 集合 森に移動する前に芝生の広場で朝の英語レッスン
  • 10:30~ 歩いて森へ移動 森で自由遊び
  • 12:00~ ランチタイム
  • 14:30~ 英語レッスン&読み聞かせ
  • 15時 終了

スケジュールは大まかに上記のように決まっているものの、自由遊びの時間が多く設けられています。アクティビティは季節に合わせた日替わりのプログラムが用意されています。ここからは実際に筆者の子どもたちが体験した日のことを、ご紹介していきます。

朝の英語レッスンでウォーミングアップ!

アワジキッズガーデンの一日は、朝の10時からスタートします。森に移動する前に、芝生広場で英語レッスン!まずはスタッフの奏でるアコーディオンの音色に合わせて、英語の歌を歌うことから始まり、フラッシュカードやフォニックスで楽しく英語に触れます。

どうしてもママから離れられない子は、ママのお膝に座って参加。筆者の子どもたちは、始めからノリノリの様子で、知っている歌を体を揺らしながら歌っていました。

参加した毎月の最終週は、『Adventure Day』が開催されています。普段より少し特別なお楽しみがある週で、この日はエジプト出身のスタッフが、自国のことを紹介してくれました。古代エジプトのクレオパトラを彷彿とさせる衣装で登場したスタッフに子どもたちは釘付け!

“ピラミッド”や、“アバヤ”という民族衣装について写真と一緒に伝えてくれました。あまり馴染みのない遠い国でしたが、子どもたちはみんな興味深々な表情で聞いていました。

 自然の中で遊びながら英語を吸収

芝生での英語レッスンの後は、みんなで歩いて森に移動です。所々段差や坂道ありますが、小さな子どもたちもスタッフにサポートしてもらいながら自分の足で歩きます。

ゆっくり歩いて10分足らずで活動場所の森のエリアに到着。小鳥のさえずりや、滝を流れる水の音、木々の間を吹く風がとても心地のいい場所です。

この活動エリア内では、立ち入りが危険な場所はロープが張られているものの、それ以外はどこでも自由に遊べます。遊んでいる間は、学校でよく見るような「全員集合!」と号令がかかることは、ランチの時間と終わりの時間以外はありません。

自由に走り回ったり、斜面を使って崖を上っては下りての遊びを楽しむ子、生き物を探す子など、みんな思い思いに自然遊びを楽しみます。公園のように遊具があるわけではなくても、遊び方を探し出す子どもたちの好奇心はさすがのものです!

初めは怖がっていたものの、あっという間に一人で登って滑り台のように楽しんでいました。

この日のお楽しみは、段ボールと白い紙で作られたピラミッドに自由にペイントしてオリジナルのピラミッドを作ります。色を混ぜて、新しい色を作り出す子もいれば、大胆に容器のまま上からかけてみたり絵具遊びを楽しみます。なんとも個性的で芸術的なピラミッドが完成です。遊んでいる間も、英語スタッフとの会話を通し自然に英語を吸収します。”What color do you like?”と聞かれて、始めは日本語で答えている子も、会話が進むうちに自然に英語が出るようになる子どもたちに驚きです。

みんなでランチタイム

ランチのメニューは日によって変わるそうですが、野菜をふんだんに使った手作りのメニューが提供されます。この日はエジプトでよく食べられるという鶏肉と野菜のトマト風味のスープ。

たき火を起こして、活動エリア内で調理されます。初めて見る光景に、次男が興味津々!火を起こすために竹を入れたり、野菜をお鍋に入れたり、初めてのキャンプ調理を楽しんでいました。

ランチが出来上がると、みんなで席について頂きます。次男は、野菜を一切食べないような偏食なのに、驚くことにお代わりまで!自分が調理に参加したことと、外で食べることで特別感があったのかもしれません。


食べ終わった後のお片付けにも工夫が多くあります。水洗いした使い捨て食器は、たき火で燃やしてごみを出さないように。食べ残しは、肥料に変えるコンポストというものに入れます。

スタッフの方が、「本当は〇〇君の体の栄養になるはずだったご飯だけど、ここに入れてお花やお野菜の栄養にするね」と、エコについて学べる機会になりました。

ランチの後も自由遊びはまだまだ続く!

ランチタイムが終わった後も、自由に自然遊びが続きます。この日は暑かったので、英語の歌のリズムに合わせてシャワーをかけてくれる水遊びが始まりました。子どもたちは大興奮!

始めは日本語で、「もう一回!」と言っていましたが、スタッフに“One more time.”というフレーズを教えてもらい、みんなで声を合わせておねだりしていました。

年齢が上の子どもたちは、竹を組み立ててウォータースライダー作りを楽しんでいました。どんな角度で作ったら安定するのか、水の流れが早くなるのか試行錯誤しながらも、納得のいくものができたようです。遊びながら、力学への理解が深まりました。

最後は英語レッスンと読み聞かせタイム

最後はみんなで集まって、朝のフラッシュカードや英語の歌を復習します。その後は、英語の読み聞かせの時間。英語スタッフ自作の絵本は、ストーリー性もあり、子どもに覚えやすい簡単な英語表現が多く使われています。

しっかり体を動かして、くたくたの子どもたちも、最後まで座ってお話を聞いていました。レッスンで使用された絵本とフラッシュカードは、小さく印刷したものを頂けたので自宅での学習に使用しています。

ペアレンツタイムで情報交換も

子どもたちが、読み聞かせの時間は希望するママパパはペアレンツタイムに参加。筆者も参加してみましたが、子どもの年齢が近いことと英語教育に関心があるという共通点があるので、いろいろと情報交換ができました。

子ども時代の英語教育の仕方や、兄弟育児の悩みなど「ママあるある」な悩みや意見を言い合える貴重な時間でした。中には、子どもたちだけではなくママ自身も、毎週の参加を楽しみにしているママも!

ママの週1回のリフレッシュタイムにもなって、子どもも自然に英語を吸収できるなんてとてもいい環境だと感じました。

アワジキッズガーデンで得られるもの

実際に体験してみて、アワジキッズガーデンの参加を通して幼児期に大切なものが得られることが分かりました。

  • 自ら遊びを考える想像力
  • 四季を感じ、草木や虫など自然を観察する力
  • コミュニケーション能力
  • 異文化理解
  • 体力アップ

公園のような遊具がなくても、木の実を集めたり虫を観察したりと、子どもたちは自分で興味関心を広げていくまるで「遊びの天才」。

はじめはぎこちなかったものの、初対面のお友達やスタッフとも少しずつ距離を縮めたコミュニケーションを取りながら遊んでいました。実際に子どもたちを見て、英語の学びだけではなく、幼児期に大切なことを吸収できるプログラムだと感じました。

参加を通して親としての気付き

男の子らしいと言う言葉がぴったりな、わんぱくでいろいろなことに興味が向く筆者の子どもたち。日常の中で、どうしても「あぶない!だめ!」と声を荒げてしまう場面も多くあります。アワジキッズガーデンでは注意事項として、保護者は、子どもから距離を取った位置で見守るように伝えられます。

普段は「水たまりにジャンプするのは、服や靴が汚れてしまうからだめ」、「コンロの前は熱くて危ないから近くに来たらだめ」、などと子どもの興味があるものを、つい制限してしまっていたかもしれません。

火はどれだけ近づいたら熱いのか、煙を吸わないためにどこで待機していたらいいかなど、「自分でやらせてみて学ばせることが大切」だと分かっていながらも、多少神経質になってしまっていました。

今後は危険なことはしっかり伝えながらも、子どもたちの興味を深められるように大らかな気持ちで見守っていきたいと思います。

子どもたちの反応と感想

6歳の長男が一番楽しかったことは、何度もやり直して試行錯誤しながら竹で作ったウォータースライダーだそう。完成してから、他の低年齢のお友達が楽しそうに遊んでいるのを見たときはとても得意気な表情をしていました。自分の作ったものが、他のお友達に喜んでもらえるという成功体験が得られたようです。

3歳の次男は、水遊びができたことがとても楽しかったようです。また、参加を通して今までは怖がっていた虫や生き物に興味を持ち、触れるようになりました。2人とも「次はいつ行くの?」と聞いてくるほど楽しかったようで、普段の会話の中でも思い出話がよく出てきます。

自然体験には嬉しい効果も!

文部省の研究によると、幼少期に自然体験の多い子どもには道徳観と責任感のある子どもが多いということが明らかになっています。また、自然を触れる体験をした後には勉強に対してやる気が出る子が多いそうです。
参考:文部省 体験活動の教育的意義

子どもたちは帰宅後に、この日に見た虫を図鑑で調べてみたりと自発的な行動が見られました。英語学習の面でも、特に幼少期は実体験を通して学んだものは記憶に残りやすいと言われているように、遊んでいるときに”It’s a roly-poly! (だんごむしだ!)など、覚えた英語を口に出すことも多いです。

都市部に住んでいると、自然の中で過ごす経験自体が特別。さらに小さな子どもがいると、アウトドアは準備が大変なために懸念してしまいがちです。筆者のように保護者のアウトドア経験が少なくても、アワジキッズガーデンではたくさんのスタッフが子どもたちに接してくれるので安心感もあります。

きっと参加を通して、心身共に成長したわが子が見れるはずですよ。参加当日は、長靴と着替えを忘れずに持参することをおすすめします!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

KUMIKO
KUMIKO

兵庫県在住。6歳・3歳のわんぱく兄弟のママです。 大学では英語を専攻していたことから、 ゆるめの英語育児を楽しんでいます。 子どもたちとの体験からの気づきや学びを、ママ目線でシェアしていきます。 旅行と海外ドラマと美味しいものが好き。