2018年2月14日 公開

「THEアジア大学ランキング2018」発表!日本の大学の順位は!?

イギリスの教育誌”THE”は2018年2月6日、アジア大学ランキングの最新版を発表。総合1位は3年連続でシンガポール国立大学、日本からは東京大学が8位にランクインしました。ここで知っておきたい、最近の世界大学ランキングを紹介します。

「THEアジア大学ランキング」とは

University of Tokyo

University of Tokyo

Osugi / shutterstock.com
アジア大学ランキング"Asia University Rankings"はイギリスの教育誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション"Times Higher Education: THE"』が2013年から発表が開始し、中東を含むアジアの大学を5分野13指標で評価しているものです。

5分野は「教育の質・学習環境:教育力」「研究の質:研究力」「学生と教員の国際性」「産業界からの収入」「論文被引用数:研究の影響力」で、卒業生数や教員数と博士号取得者数の比率、研究費収入も指標とし、研究を重視しています。

さて、日本国内の大学ランキングではトップとなることが多い東京大学ですが、世界やアジアのランキングではどこに位置付けられるのでしょうか。

「THEアジア大学ランキング2018」の結果は…

National University of Sing...

National University of Singapore

Zhong Chen / shutterstock.com
2018年はアジア諸国25カ国の上位350大学(2017年: 24カ国300大学)の結果を公表。総合1位は3年連続でシンガポール国立大学でした。

1位:シンガポール国立大学(シンガポール)
2位:清華大学(中国)
3位:北京大学(中国)
4位:香港大学(香港)
5位:香港科技大学(香港)

実は、東京大学はこのランキング発表開始直後の2013年から3年連続首位でした。でも2016、17年は7位、2018年は8位にランクダウン。今後はさらに順位を落とすのではという指摘もあります。

続けて、京都大学が11位に。28位に大阪大学、30位に東北大学。ほか東京工業大学(33位)、名古屋大学(35位)、九州大学(48位)、北海道大学(55位)、東京医科歯科大学(60位)、筑波大学(63位)など11大学が100位以内にランクインしています(昨年からは1大学減)。

ただし、全体でみると、2017年の69大学から20増の89大学がランクインしています。

「THE世界大学ランキング」とは

Oxford University

Oxford University

Skowronek / shutterstock.com
「THE世界大学ランキング"World University Rankings 2018"」は、『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』が、2004年から毎年秋に公表している世界の大学ランキングで、上位200大学の総合ランキングが発表されます。

14回目となる最新版(2018年版)は2017年9月5日に発表され、世界1位は前年に続き英国のオックスフォード大学。以降10位までは英米が独占し(アメリカ7校、イギリス3校、スイス1校)、アジアで最も高順位だったのは、シンガポール国立大学(22位)です。

日本は、46位の東京大学(前年39位)が最上位で、74位に京都大学、全体では89校がランクインしています。

そもそも「世界大学ランキング」とは

Tsinghua University

Tsinghua University

aphotostory / shutterstock.com
さまざまな指標で順位付けされている国際的な大学ランキングは、グローバル化に伴って需要が増し、各国の雑誌や新聞など多種多様な機関が各々作成して発表しています。

毎年ランキングを公表している総合ランキングは、今回ご紹介した「THE世界大学ランキング」のほか、学術研究や外国人教員や留学生の比率を重視した「QS世界大学ランキング」(イギリス/大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社:QS)、「世界大学学術ランキング」(中国/上海交通大学の高等教育研究所・世界一流大学研究センター:ARWU)、学術研究に重点を置いた「CWUR世界大学ランキング」(サウジアラビア/世界大学ランキングセンター:CWUR)などが知られています。

最後に:親として知っておきたいこと

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Markgraf / shutterstock.com
今後、日本国内では、ベネッセとTHEによる日本版のTHE世界大学ランキング2018の発表も控えています。

しかし、朝日新聞社の「大学ランキング」や、代々木ゼミナールの「大学入試難易ランキング」をはじめ、偏差値や入試難易度で構成されたもの、または就職先や卒業後の平均年収、または財政基盤や研究などの基準で、週刊誌や経済雑誌や新聞社、教育機関によって作成・発表されているものが目立ちます。

未就学児のお子さまがいる親にとっては、大学なんてまだまだ先のことに思えるかもしれません。

でも、大学のランクが何の基準でどう評価され、それが何に繋がっていくのか。日本の教育機関は世界の中でどういう位置付けなのか。将来、子どもの進学先として目指す・目指さないは別として意識して興味を持っておくと良いかもしれませんね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。