2019年01月10日 公開

いろいろな「世界大学ランキング」を紹介!特色や評価基準は?

グローバル化が進み、受験や学びに国境はなくなりつつあります。そこで気になるのが世界の大学の特色について。教育の質や起業家の輩出率などは各校で異なります。「QS」「THE-TR」といった世界大学ランキングを、ひとつの指標として役立ててみてはいかがでしょうか?

グローバル化が進み、受験や学びに国境はなくなりつつあります。そこで気になるのが世界の大学の特色について。教育の質や起業家の輩出率などは各校で異なります。「QS」「THE-TR」といった世界大学ランキングを、ひとつの指標として役立ててみてはいかがでしょうか?

THE世界大学ランキング(THE-TR)

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イギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が、トムソン・ロイター社(TR)と共同発表しているランキングです。世界大学ランキングのなかでもTHE-TRは特に、権威と知名度を持つことで知られます。2019年版では第1位がオックスフォード大学、42位に東京大学がランクインしました。

・評価基準
大きな項目は教育、論文引用、研究、国際性、企業からの収入の5つ。さらにそれぞれが詳細に分けられています。

・特徴
学問分野ごとに、研究者による客観的な判断の評価方法「ピア・レビュー」に重点を置いています。資金力も影響し、アジアの大学には厳しいランキングです。

QS世界大学ランキング(QS)

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イギリスの大学評価機関、クアクアレリ・シモンズ社が発表するランキングです。2019年度はマサチューセッツ工科大学が第1位となり、東京大学は23位にランクインしました。

・評価基準
各国学者のレビュー、教員の論文引用数、学界・企業からの評判、外国人教員の割合、留学生の割合という、教育に関する6つの評価指標があります。

・特徴
大学の資金力に焦点を当てないことから、アジアの大学の評価が高い傾向にあります。

世界大学学術ランキング(ARWU)

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中国の上海交通大学の機関が発表している、世界大学学術ランキング。2018年の発表では第1位がハーバード大学、東京大学は22位にランクインしています。

・評価基準
ノーベル賞・フィールズ賞を獲得した卒業生やスタッフ数、論文数など6つの評価指標。人文学は含まず科学分野の業績のみで評価されます。

・特徴
世界に引けを取らない研究機関を中国に作る支援として、他国と比較することが当初の目的でした。そのため大学の研究力を評価し、ノーベル賞やフィールズ賞を受賞した卒業生や研究者の数を指標としています。

CWUR世界大学ランキング(CWUR)

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CWURはサウジアラビアの世界大学ランキングセンターが発表しています。外国人教員や留学生の比率、ノーベル賞など賞の受賞は重視していません。そのため日本など非英語圏の大学も、上位にランクインしているのが特徴。第1位はハーバード大学、東京大学は13位でアジアトップです。

・評価基準
教育の質や卒業生・教授の質、国際的な特許出願数、賞やメダルの獲得数など、8つの評価指数を持ちます。

・特徴
留学生の比率を評価対象としないなど、評価指標の違いによって他のランキングよりも日本の大学が上位に入りやすいランキングです。

トムソン・ロイター世界大学ランキング

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アメリカの通信社であるトムソン・ロイターのランキングです。同社は毎年ノーベル賞受賞者の予想を発表していることでも知られています。

・評価基準
論文や特許出願数、研究開発・特許がビジネスに与えるインパクト、起業家の輩出など10の指標を設けています。

・特徴
世界の経済や科学技術に大きな影響をもたらす革新的な大学の選出として、2015年に初めて発表されました。第1位はスタンフォード大学、日本は100位内に大阪大学(18位)をはじめ9校がランクインしています。

大学探しのヒントにランキングを活用

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世界大学ランキングでは世界から見た日本の大学を分析できるため、留学を考えている場合はもちろん、視野になくてもひとつの指標として役立ちます。親として世界大学ランキングにアンテナを張ることは、子どもの将来の選択肢を広げる準備につながるでしょう。

順位も気になるところですが、子どもの学ぶ意欲を満たすことを大切に、ランキングの評価基準や特色から大学探しに活かしてみてください。

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この記事のライター