2020年01月15日 公開

アメリカンスクール・イン・ジャパンの特徴は?気になる学費も紹介

日本でもっとも古く規模も大きいインターナショナルスクールである「アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)」。毎年開催されるサマーデイキャンプは、100人以上ものキャンセル待ちが出るほどの人気があります。学校の特色や、受験の有無などを解説します。

日本でもっとも古く規模も大きいインターナショナルスクールである「アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)」。毎年開催されるサマーデイキャンプは、100人以上ものキャンセル待ちが出るほどの人気があります。学校の特色や、受験の有無などを解説します。

アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)とは?

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アメリカンスクール・イン・ジャパン(The American School in Japan)は、日本で初めて設立されたインターナショナルスクールです。

1902年に在日アメリカ人の子弟のための学校として作られました。
第二次世界戦による日米間の国交断絶により、一時期は閉鎖されていたこともあります。

現在は東京・調布と六本木に校舎を構え、幼稚園年中から高校3年までの子どもたちが通っています。

アメリカ人や英語圏からの帰国子女を中心に、40カ国以上の国籍を持つおよそ1,700名の生徒が在籍中です。

学校の特色

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ASIJの学校の特色をご紹介します。

広大なキャンパス

小学校・中学校・高等学校の校舎がある調布校(東京都調布市野水1-1-1)は、東京ドームよりも大きい5.8ヘクタールという広大な敷地を有しています。

日本にあるインターナショナルスクールの中でも最大級の広さです。

また六本木ヒルズにアーリーラーニングセンター(東京都港区六本木6-16-5)を構えており、こちらは主にナーサリー(日本の幼稚園に相当)の子どもたちが通います。

充実した設備

調布キャンパスの広い敷地の中には、教室や体育館はもちろん、テニスコートやダンススタジオ、フィットネスセンターやレスリングルーム、400席の劇場や音楽室などさまざまな施設があります。

また、六本木のアーリーラーニングセンターには、小さな子どもたち専用の音楽室や図書室、学習スペース、屋外の遊び場などが完備されています。

質の高い教育

個性を尊重し、生徒の強みを伸ばしていくことに重きを置いた学習プログラムで、日本のインターナショナルスクールの中でもトップクラスの学力を維持しています。

また、世界中から生徒が集まっているため、個性や多様性を重視する姿勢に定評があります。

ASIJに勤める教員もまた多くの学習機会に恵まれていて、新しい教育法について学び、子どもたちとより深いコミュニケーションができるようにバックアップされています。

多くの卒業生が国内外のハイレベルの大学に合格していることからも、教育の質の高さがうかがえますね。

カリキュラムの特徴

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アメリカ式の学習プログラムに沿って進められますが、日本の難関大学にも対応できる高度な学力を身につけられます。

小学校でも1人1台iPadやMacBookを活用して授業を受けられる環境が整っており、キャンパス内のWi-Fiも利用できます。

日本語や日本文化に関する授業や行事が充実していることはもちろん、第三外国語や最先端の科学技術に関する学習など、生徒が幅広い視点を持ち、自らの好奇心と探求心を高められるように配慮されたカリキュラムです。

またASIJの生徒は、Global Academy Onlineというインターネットを活用した国際的な学習プログラムに取り組めます。

イマージョン・プログラム

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ASIJでは、英語を母語としない子どものために、イマージョン・プログラムという特別なプログラムを実施しています。

Pre-Kindergarten class (年中)から入園でき、担当職員と言語聴覚士によって英語力強化に重点を置いた指導が行われます。

3年間のイマージョン教育を行い、その後は通常クラスに入っていくことを目標としています。

イマージョン・プログラムについては、入学時に子どもの英語力は問われません。

学費

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本課程の学費は次のとおりです。

志願(受験)時にかかる費用
出願料 20,000円
入学時にかかる初期費用
登録料 300,000円(初年度のみ)
施設メンテナンス料 900,000円(初年度のみ)
資産査定料 190,000円(返金不可)
毎年かかる費用
授業料 ナーサリー~グレード5:2,565,000円
グレード6~グレード12:2,616,000円
※グレード2〜5の児童にはiPadが、グレード6〜12の生徒はMacBookが必要です
オプション
調布キャンパスへのスクールバス 340,000円

入学条件は?

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ナーサリーからグレード12まで、全ての学年で入学・編入学を受け入れています。

ただし学年によってはウェイティング(入学の順番待ち)が必要になることがあるため、個別に学校に問い合わせてみましょう。

入学試験はありませんが、子どもの英語力を証明するため、グレード6~12の生徒はSSATなどのスタンダードテストの結果を提出する必要があります。

ネイティブレベルの英語力は必ずしも求められませんが、高学年になるにつれて学習内容も高度になるため、小学校高学年以降は、ある程度の英語力を有していることが望ましいでしょう。

なお、母語が英語でない生徒については、必要に応じて学校でサポートが受けられます。

申し込み時には、そのほかに園や学校のレポートカード、推薦状などが必要です。

親が英語を話せなくても入れる?

学校とのコミュニケーションは英語で行うため、少なくともどちらかの親は学校との連絡が問題なくとれるレベルの英語力が必要です。

入学手続きについて

例年8月~11月中旬に翌年度の申請が始まります。

オンラインから申し込みができ、申込書、現在通っている園や学校のレポートカード、スタンダードテストの結果など、必要な書類をアップロードして送信します。

ASIJのサマーデイキャンプとは?

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ASIJのサマーデイキャンプは、のべ5万人以上もの日本の子どもたちが参加している、大人気のプログラムです。

すべてのアクティビティが英語で指導されるため、1日中英語漬けで過ごせます。

例年六本木キャンパスは年少児(3歳)~小学1年生、調布キャンパスは小学1年生~中学2年生を対象に、サマーデイキャンプを実施しています。

調布キャンパスで行われる2020年度のサマーデイキャンプの詳細は以下のとおりです。※六本木キャンパスは都合により2020年度の開催はな。2021年度は実施予定です。

日程と時間 A日程 (10日間):2020年7月20日~7月24日、2020年7月27日~7月31日
B日程 (10日間):2020年8月3日~8月7日、2020年8月10日~8月14日
対象 小学1年生~中学2年生 ※日本の学校の学年分けに準じる
参加費 150,000円(10日間)
教材費、ランチ、昼食時飲み物、スナックを含む。バスガイド代は含まない。
オリエンテーション 2020年6月7日10:30~14:00
説明会:11:00 / 13:00
※参加の本登録をしていない人は5月中旬以降、電話での予約が必要

卒業後の進路は?

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卒業生の多くが世界の有名大学に進学しています。

ハーバード大学、イェール大学、ペンシルヴェニア大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学といった海外の大学だけでなく、早稲田大学や国際基督教大学、上智大学や名古屋大学などにも卒業生を輩出しています。

まずは学校見学や説明会に足を運ぼう

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115年以上の歴史を持つアメリカンスクール・イン・ジャパン。

日本にいながら高いレベルのアメリカの教育を受けられるため、日本人でも入学を希望する方は多いようです。

学校見学や説明会が随時行われていますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

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