触れ合うことで親子の絆が深まり、お互いに優しい気もちになれるベビーマッサージ。ベビーマッサージはとっても簡単ですし、乳幼児期だけに限らず幼児期、思春期にも親子の大切なコミュニケーション手段になります。赤ちゃんの大切な生きる土台をはぐくんでくれるベビーマッサージの良さを、ベビーマッサージインストラクター歴10年の現役子育てママがお伝えします。
温かな親子の触れ合い、ベビーマッサージ
ママの愛情のこもった心地よいタッチは赤ちゃんに安心感を与え、生きていく上で大切なこころの土台を作ってくれます。
ベビーマッサージを行うことによって、
・バランスのよい筋肉つくり
・便秘解消
・免疫力を高める
・よく眠れるようになる
・脳の発達を促進する
・こころの栄養になる
・自分のことを価値があると思える
・自己肯定感の形成
・愛着行動が発達する
などの作用があります。
中でもこころの土台となるのが、「こころの栄養」です。こころが満たされることで、自分は大切な存在なんだ。価値がある存在なんだ。と思うことができます。そうすることで、自分も他人も大事にできるようになり、人を思いやるこころができるようになると言われています。
心地よいと感じると愛情ホルモンが出ます!
その中でも「オキシトシン」の作用が素晴らしいんです。
陣痛促進、母乳の分泌を促すものとして有名ですが、
「疲れを癒す」「不安・ストレスが減る」「赤ちゃんの成長促進」「炎症を抑える」
さらに、「絆が深まる」「信頼関係を築く」「愛着関係を深める」などの効果もあることから、オキシトシンは別名「愛情ホルモン」とも言われています。
優しく微笑みながら温かい気持ちで赤ちゃんに触れると、親子ともにオキシトシンが分泌され、親子の絆が深まります。また愛着も深まるので我が子のことがより愛おしくなってきます。同時に子どもの気もちがわかるようになってきます。
ママは育児疲れが癒され、不安やストレスが軽減されることから産後うつも減ると言われています。
心をこめて触れると赤ちゃんの心が満たされます
赤ちゃんのお世話は毎日ひっきりなしに続き、そのたびにたくさん触れていますよね。
ですが、ただ「触れる」だけではなく、「心を込めて触れる」ことが大切になります。
赤ちゃんは話せない分五感をフルに使っていろいろなことを感じ取ろうとしています。
話すことはできなくても、ママやパパ、周りの人の言葉はよく聞いているし、表情もよく見ています。
赤ちゃんと心地よい触れ合いの時間を持つときは、短時間5分でも10分でもいいので、「心を込めて」「笑顔」で行うこと、赤ちゃんとのつながりを感じながらただただ幸せな気分を味わうこと。そうすることで赤ちゃんのこころの満足度はずいぶん変わってきます。
肌に触れることは心に触れることにつながります
私には小2の息子がいます。
生まれる前からお教室をしていたので、生まれたすぐからベビーマッサージをしていました。
成長するにつれ赤ちゃんの時のようにマッサージをすることはなかなか難しくなってきましたが、息子が必要だと感じる時にはマッサージをするようにしています。
子どもは子どもなりに悩んだり、落ち込んだりいろいろあります。
お友達とケンカしてしまったり、やりたいことが上手くできなかったり・・・。
気持ちが落ち着かない時や不安を感じているなあ。と思った時には必ずハグをしたり、背中をそっと優しくなでるようにしています。
言葉で表しにくいことも、手のぬくもりを通して「大丈夫だよ!」とママの気持ちを伝えることができます。
そうすると、息子もだんだんと気持ちが落ち着いてくるようです。
優しい気持ちと温かい眼差しでお子さんに触れてみてください。
触れてもらっている人も触れている人も、イライラや不安がすーっと消え、優しい穏やかな気持ちになってきます。
もちろん触れることだけで全てが上手くいくわけではないかもしれませんが、子育てを楽しむ方法の1つになります。いつでもどこでも気軽にできる上に、赤ちゃんの時だけではなく子供が成長してもずっと続けられます。
お教室に参加してくださった方からもこのような感想を頂いています。
「お教室のあと子どもに優しい気持ちになれました」
「子どもと触れ合えて自分にもこころの余裕ができました」
「貴重な赤ちゃん時期を楽しく過ごすことができました」
「お姉ちゃんもマッサージを楽しんでくれています」
心地よい触れ合いは親子の絆作り
人は大切に触れられることで癒され、自分のことも大切にできるようになります。
赤ちゃんにとっては、これから生きていく上でとっても大切な人生の土台作りともなる「心地よい触れ合い」。ぜひぜひ生活の一部に取り入れてもらえたら嬉しいです!