2019年1月23日 公開

バナナは離乳食にぴったりの食材!調理方法・冷凍保存のポイント

栄養価が高いことで知られるバナナ。赤ちゃんの離乳食にも活躍してくれます。ここでは、離乳食でバナナを使うときに知っておきたい情報をまとめてご紹介。バナナの離乳食レシピや下ごしらえの仕方、保存方法などをお教えします。

離乳食でバナナが食べられるのはいつから大丈夫?

Gayvoronskaya_Yana / shutterstock.com

バナナは柔らかく、適度な甘みがあるので、離乳食初期の赤ちゃんでも食べやすい食材です。生後5~6カ月ごろの赤ちゃんであれば上手に食べることができるでしょう。離乳食初期のころは、パパママがフォークでバナナを押しつぶしてペースト状に練るようにしてからあげるようにしましょう。

スプーンがまだ上手に使えない時期でも、手づかみで食べることもでき、おやつにも食事にも使え、バナナは離乳食において非常に便利な食材です。

バナナが持つ栄養素


バナナの主な栄養素は炭水化物・ビタミンB6・カリウムです。
比較的少ないエネルギーで効率的に炭水化物を摂取できるので、おやつに最適ですね。
ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助ける働きがあります。つまり、ごはんを食べて寝て成長するのが仕事の赤ちゃんにとってはとっても必要な栄養素といえますね。
カリウムは細胞内の水分に含まれていて、ナトリウムとのバランスに関わっています。つまり、生命活動に欠かせないということです。

バナナの糖類はエネルギーに代わるスピードが速いのも特徴。スポーツの場面でも、バナナは手軽なエネルギー源として活用されています。

食物繊維が豊富で、便秘解消の効果が期待できるというのも有名です。

バナナアレルギーのリスク


離乳食におすすめのバナナですが、アレルギーのリスクがないわけではありません。最初に食べるときは、小さじ1杯程度の少量からスタートしましょう。食べた後、赤ちゃんの様子に変化がないかよく観察してください。

与える時間は平日の午前中がおすすめ。万が一、食べた後にアレルギー反応と思われる症状が出てもすぐに病院で受診できます。特に変化がない場合は、離乳食のメニューとしてバナナを取り入れてもOKです。

バナナはそのまま与えて大丈夫?


バナナは離乳食初期,中期は加熱する方が安心。火を通すことで殺菌効果があるほか、加熱することで甘みが増し、柔らかくつぶしやすくなるというメリットもあります。手づかみ食べをするころ様子をみて生で食べさせてみてもいいと思います。

食事にはどのぐらいの量を入れる?


離乳食で与えるバナナの分量は、時期ごとに与える量の目安があります。

・離乳食初期…3cm程度
・離乳食中期…半分程度
・離乳食後期~完了…2/3本程度

バナナが好きな赤ちゃんも多いですが、喜ぶからといってたくさん与えすぎるのはNG。下痢をする可能性もあるため注意しましょう。

調理する前の下ごしらえの仕方


赤ちゃんには、バナナの白い筋を取り除いてからあげるようにしましょう。食感がなめらかになるので、食いつきもよくなります。

実際にあげるときは必要な分量だけをカットして、フォークやスプーンなどでつぶして与えます。ビニール袋やジップ付きの袋に入れて外側から手で押しつぶすのも手軽です。

加熱する場合の方法


火を通すときは、お鍋に入れて野菜を煮るように加熱します。しかし、それより手軽でおすすめなのは電子レンジです。

短時間で加熱でき、光熱費も煮るより安上がり。加熱するとつぶしやすくなるうえに甘みも増すため、苦みのある野菜と和えるときにもおすすめです。

バナナの臭いが気になる場合


加熱するとバナナ独特の臭いが増すため、嫌がって食べてくれない場合もあります。臭いが気になるようであれば、離乳食中期ごろから生のまま与えてもかまいません。

また、ヨーグルトに和えたり、りんごやレモンなど他の果物と混ぜたりすると臭いが少し穏やかになります。臭いが苦手な場合は試してみてはいかがでしょうか?

バナナを使ったおすすめの離乳食のメニュー


バナナは毎日の離乳食に甘みやとろみをつけるときに便利な食材です。少しの工夫で喜んで食べるようになるケースもあるので、いろいろなレシピを試してみましょう。

・お粥をあまり食べない赤ちゃんに、甘みとして少量のバナナを混ぜる
・パンとミルクを煮立てたパン粥に、味のアクセントとしてバナナを使う
・パサつきのある食材のとろみ材料にする

バナナをメインにするなら、茹でたカボチャやにんじんに、レンジで加熱したバナナを合わせてつぶすのがおすすめ。離乳食の初期からおやつ感覚で野菜を食べさせてあげられます。つぶさずに小さくカットして柔らかく煮ると、離乳食中期にも応用可能です。

バナナで蒸しパンやケーキを作ってみよう!


離乳食中期以降の手づかみメニューには、バナナ入りのパンケーキが最適です。作り方は、ホットケーキの生地にすり下ろしたにんじんと、つぶしたバナナを加えて焼くだけ。生地は柔らかめに仕上げて、厚みの出ないように薄く焼くのがポイントです。焼きあがったら一口大にカットしてあげましょう。

離乳食後期になったら、蒸しパンの甘みとしてバナナを入れるのもおすすめです。バナナのほかに、にんじんのすり下ろしたものや、少量のきな粉を混ぜてもOK。作り方は次のとおりです。

バナナ入り蒸しパン

【材料】
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 5g
牛乳 50cc
バナナ 半分

【作り方】
1.ボールにバナナ以外の材料を入れて、泡だて器でざっくり混ぜ合わせます。
2.バナナは小さくカットするか、小さくつぶして1のボールへ。
3.シリコンカップに分け、フライパンにカップを並げます。
4.カップの1/3程度の高さになるまでフライパンにお湯を注いでください。
5.フライパンにフタをして、弱めの中火で10分程度蒸したら完成です。

黒い斑点のできているバナナは食べさせても大丈夫?


バナナの皮に見られる黒い斑点。古くなってくると出てくるイメージがありますが、実は傷みではありません。

この黒い部分は「シュガースポット」と言い、熟してバナナが柔らかく甘く美味しい状態になったことの証。青臭さも抜け、食感も離乳食にぴったりなので、シュガースポットが現れたときが食べごろです。

全体が黒く変色してしまうと熟れすぎているため、頃合いを見計らって食べさせてあげましょう。

冷凍保存の方法


バナナは皮をむいてラップで包めば、冷凍保存が可能です。1本まるごと凍らせてしまいましょう。そのままの状態ですり下ろし、解凍して離乳食に使うことができます。小分けにしたい場合は、輪切りにスライスしてラップに包む方法も。

後々の使いやすさを考えてひと手間かけるなら、次の方法がおすすめ。

1.バナナを冷凍する前に、ジップ付きの袋に入れます。
2.袋のままペースト状につぶして平らに伸ばしましょう。
3.袋の外からお箸などを押し付け、板チョコのように筋目をつけます。
4.そのまま冷凍庫へ。

使うときは、そのとき食べる分量だけパキッと折り取って使えます。

解凍してまた使うときの注意点


自然解凍することもできますが、雑菌が繁殖しやすくなるためあまりおすすめはできません。解凍はできるだけ電子レンジや鍋で加熱するのが安心です。

電子レンジで解凍するときは、ジップ袋のまま加熱すると袋が溶けてしまう可能性があります。耐熱皿に移し替えることを忘れずに。

離乳食のアレンジにバナナはぴったり

幅広い使い方ができるバナナ。マンネリ化しやすい離乳食の献立にバリエーションを持たせてみてはいかがでしょうか?

手軽に使えて栄養価も高く、そのうえ手に入りやすいスーパー食材を、ぜひ活用してみてください。
校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー