2018年10月1日 公開

離乳食にヨーグルトはいつから大丈夫?赤ちゃんにおすすめのメニュー

離乳食中期から食べられるヨーグルトは、タンパク質とカルシウムが豊富で、赤ちゃんにはうれしい食材。ですがアレルギーが心配だったり、選び方が分からないというパパママも多いのではないでしょうか。ヨーグルトをあげるときの注意点や選び方、時期別のメニューをご紹介します。

何歳から食べられる?

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ヨーグルトを離乳食に取り入れられるのは、中期(生後7カ月~)から。商品によっては、離乳の慣らしをはじめる離乳食初期(生後6カ月ごろ~)からの使用を推奨している場合もあります。

消化吸収の良い発酵食品で、良質なタンパク質やカルシウムが豊富なヨーグルトは、とろみもあるので離乳食にピッタリの食材です。

乳酸菌が含まれていて、赤ちゃんの腸内で善玉菌を増やし、便秘や下痢を改善してくれる効果が期待されています。また、免疫力を高めてくれる可能性も!

デザートとして食べるのはもちろん、とろみをいかして食べにくい野菜や魚を和えるのに活用できます。離乳食に積極的に取り入れたいですね。

牛乳との違い

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一般的に日本で流通しているヨーグルトは、牛乳を原料にした発酵食品。牛乳と同じ乳製品ですが、タンパク質分子の大きさに違いがあるようです。

アレルギーは、タンパク質の分子サイズが小さいものほど反応を起こしにくいといわれています。牛乳に比べてヨーグルトは、タンパク質の分子サイズが小さいのため、離乳食の進め方では、牛乳をスタートする前にヨーグルトで乳製品に慣らしてあげましょう。

ヨーグルトで気をつけたい「アレルギー」のリスク

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ヨーグルトをはじめ、牛乳やチーズなどの乳製品はアレルギーのリスクの高い食品。卵に次いで、赤ちゃんに多いアレルゲンです。

主な原因となるのが、「カゼイン」というタンパク質。卵の場合は、加熱することでアレルゲンを減らすことができますが、カゼインは耐熱性があるので、沸騰程度の加熱ではアレルギーリスクは減らないそうです。

完全母乳で育てている赤ちゃんや、家族に乳アレルギーがある赤ちゃんについては、慎重に進めていきましょう。

ヨーグルトで吐いたときの対処法

ヨーグルトを食べて赤ちゃんが吐いてしまったら、「アレルギーかも!」と心配になってしまいますよね。

ただ、食物アレルギーの症状としては、皮膚の症状(じんましん、腫れ)が多いです。お腹の症状としては、腹痛や下痢が一般的なので、嘔吐=食物アレルギーというわけではありません。食べ過ぎによって嘔吐してしまっている可能性も考えられます。

もし赤ちゃんが嘔吐してしまったら、消化機能がタンパク質を消化できるほど発達していないのかも。食べさせるのをしばらくストップしましょう。その後、少量から試してみて、同じ症状が続くようであれば、病院を受診しましょう。

ヨーグルトで口の周りが真っ赤に?

筆者の子どもは、ヨーグルトを食べると口の周りが真っ赤になってしまいます。心配して病院で相談したところ、「口周りだけの湿疹で、数十分で消えるものは”かぶれ”だ」と教えてもらいました。ヨーグルトは酸味が強いので、赤ちゃんのデリケートな肌につくと刺激でかぶれてしまうそうです。

ヨーグルトを食べて口周りに湿疹が出る場合は、アレルギーではなく、かぶれの可能性も。わが家では、食べる前に口の周りにワセリンを塗る&食べた後に口の周りを洗う、という対策で改善されたので、同じ症状でお悩みの方は試してみてください。

細く小さいスプーンを使って、口の周りにつきにくいように食べさせてあげるのも良さそうですね。

乳製品NGの赤ちゃん、どうすればいい?

赤ちゃんに乳製品アレルギーの症状が現れると、ヨーグルトの代わりに何を食べさせていいか困ってしまいます。

ヨーグルトは貴重なタンパク質・カルシウム源。栄養面での代替品としては、しらす、ひじき、豆腐などの大豆製品、小松菜といったカルシウムの豊富な食材を取り入れるのがおすすめです。おかゆなどに混ぜて食べるのにも良い食材ばかりですね。

また、豆乳を乳酸菌で発酵させた「豆乳ヨーグルト」が市販されているので、代替品として取り入れるといいかもしれません。風味やとろみの食感が似ているので、ヨーグルトを使ったレシピも活用できますよ!

赤ちゃんにおすすめ!与えてもいいヨーグルトの選び方・種類

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赤ちゃんには、どんなヨーグルトを食べさせるといいのでしょうか。筆者の経験も交えながら、おすすめヨーグルトの選び方をご紹介します。

加糖タイプはOK?食べさせてもいい?

離乳食でヨーグルトを使うときの基本は、「無糖ヨーグルト」を選ぶことがポイント。加糖ヨーグルトは甘くて食べやすいので、ついつい食べる量が増え、アレルギーの症状が強く出るリスクがあります。また、糖分が多いのも要注意。原則として、1歳以降に与えるようにしましょう。

離乳食におすすめのヨーグルト

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スーパーに行くと、たくさんの市販ヨーグルトが並んでいます。どのヨーグルトが赤ちゃんにぴったりなのか?おすすめの選び方をまとめてみました。

【赤ちゃん用ヨーグルトは手軽で便利】

「ベビーダノン」シリーズは、離乳食期に取り入れやすいヨーグルト商品です。1食分(1カップ)が45gとベビーサイズなので、計量もいりません。「すりりんご&にんじん」「緑の野菜」など、フルーツや野菜を使ったソースがトッピングされていて、ヨーグルトと合わせて必要な栄養をとることもできます。

ただ、砂糖や添加物も入っているので、成分表示やパッケージの表記の情報をよく確認しましょう。そして、ある程度プレーンヨーグルトで慣れてから試すほうがいいかもしれません。

【「生乳100%」が酸味少なく食べやすい】

赤ちゃんは、ヨーグルトに砂糖や蜂蜜を加えずに食べます。ヨーグルトは製品によって酸味が異なるので、なるべく赤ちゃんが食べやすいものを選ぼうとまず大人が食べ比べてみました。そこで筆者が大容量パックを買うときにこだわっていたのは、「生乳100%」の製品を選ぶこと。

例えば、同じ「ブルガリアヨーグルト」でも、プレーンヨーグルトよりも「おいしい生乳100」の方が滑らかで口当たりもよく、酸味もまろやかです。

スーパーで買える商品の中で、一番酸味が少なく食べやすく感じたのが「小岩井 生乳100%ヨーグルト」。他のヨーグルトに比べると割高かもしれませんが、食べきりサイズを買うよりは経済的!大人が食べてもおいしくて、わが家の定番になりました。

もう少しお手ごろ価格のヨーグルトとしては、イオンのトップバリュブランドの商品「生乳100% プレーンヨーグルト」が、比較的滑らかで赤ちゃんにも好評でした!

赤ちゃんによって味の好みもさまざまですから、いろいろなヨーグルトを試してみるのも楽しいですよ。

赤ちゃんにヨーグルトを食べさせるときのコツ・工夫

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赤ちゃんにヨーグルトを食べさせるときのコツや工夫をご紹介します。

【ヨーグルトは常温に戻して与える】

ヨーグルトは、加熱や裏ごしといった下処理をせずに赤ちゃんに食べさせられる手軽な食材。忙しいパパママの強い味方です。

冷蔵庫から出してすぐのヨーグルトは、冷たくて赤ちゃんがびっくりしてしまうかも。最初は、常温に戻したヨーグルト(もしくは、レンジで数秒間加熱したヨーグルト)からスタートすると良いかもしれません。

慣れてくると、冷蔵庫から出したままのヨーグルトをパクパク食べてくれるようになりますよ。

【加熱の方法は人肌程度に温める】

冬などはホットヨーグルトにしてもおいしいです。その際、60度を超えると乳酸菌が死滅してしまうので、人肌程度に温めるようにしてください。

【「水切りヨーグルト」を離乳食に活用!】

ヨーグルトを水切りして作る「水切りヨーグルト」は、ソースとしても万能に使えます。ヨーグルトよりも固くなるので、生クリームの代わりにも大活躍。ホットケーキと組み合わせて、赤ちゃん用のデコレーションケーキを作ることもできます。1歳のバースデーケーキには、水切りヨーグルトを使って手作りのケーキにチャレンジするパパママもいますよ。

ヨーグルトの水切りの方法については、後ほどご紹介します。

【酸っぱいヨーグルトが嫌いな赤ちゃんには甘み食材をプラスして工夫を】

ヨーグルトの酸味が苦手という赤ちゃんも少なくありません。大人は、はちみつや砂糖を入れて食べますが、赤ちゃんはヨーグルトをそのまま味わいます。

そこで上手に使いたいのが、自然の甘みがある食べ物。バナナやさつまいも、かぼちゃなどをつぶして、ヨーグルトと和えると赤ちゃんも気に入ってくれるかも。わが家はバナナのおかげでヨーグルトを克服し、バナナヨーグルトが毎朝の定番メニューになっています。

【余ったヨーグルトの保存方法】

衛生的な観点から、開封したヨーグルトは数日のうちに食べきってしまいたいもの。ただ、大容量パックを買うと、食べきれずに余ってしまうこともありますよね。

余ったヨーグルトは冷凍保存もできますが、解凍すると成分が分離してしまってあまりおいしくはありません。ですので、基本的には冷蔵庫で保存し、食べきることをおすすめします。

どうしてもヨーグルトが余ってしまったとき、わが家では大人の料理に活用しています。そのまま食べたり、カレーに入れたり、ジップロック袋に入れて簡単なヨーグルトアイスを作ることもありますよ。

時期別!ヨーグルトを使った簡単離乳食メニュー

ヨーグルトを使った簡単な離乳食メニューをご紹介します。

【中期】ヨーグルトの水切りの方法

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生クリームの代わりにもなる、便利な水切りヨーグルト。調理法は簡単なので、すぐに作ることができます。

使うものは、ザル(または茶こし)とボウル、キッチンペーパー、ラップのみ!

1: ザルにキッチンペーパーを2枚重ね、ボウルと重ねる
(少量でいい場合は、茶こしと湯呑みなどで代用できます)
2: キッチンペーパーの上にヨーグルトを乗せ、ラップでフタをする
3: ビニール袋に水を入れて重しを作り、ヨーグルトの上に乗せる
(少量の場合は省略可)
4: 時間の目安は15分~放置すれば完成!前日に仕込んで冷蔵庫に入れておくのもおすすめ
 
ヨーグルトから出た水分にも、栄養がたっぷり含まれています。捨てるのはもったいないので、料理に使ってください(お味噌汁に入れてもおいしい!)

【中期】フルーツヨーグルト

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写真のトッピングは角切りリンゴ。薄切りにして電子レンジでチンし、みじん切りにしています。この他、潰したバナナやイチゴも赤ちゃんに好評でした!
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赤ちゃんの大好きな定番メニュー。フルーツの種類を変えれば、毎日飽きずに食べられます。

【材料】
・お好きなフルーツ(バナナ、リンゴ、いちご等) 10g 
・ヨーグルト 大さじ3(40gくらい)

【作り方】
1: フルーツを赤ちゃんが食べやすいサイズに下ごしらえする
(バナナは皮をむいてつぶす、リンゴはスライスしてレンジ加熱→みじん切り、いちごはレンジ加熱してつぶす)
2: ヨーグルトを器に盛り、フルーツをトッピング

フルーツだけでなく、野菜をヨーグルトに混ぜるのもおすすめです。

【後期】ヨーグルトポテトサラダ

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ヨーグルトの酸味で、マヨネーズを使っているみたいな味付けに!口当たりがなめらかになるので、お野菜をモグモグ・カミカミするトレーニングにピッタリ
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【材料】
・じゃがいも 30g
・にんじん 10g
・ヨーグルト 小さじ1 (5gくらい)
・青のり 少々

【作り方】
1: じゃがいもは皮をむき、いちょう切りにして水にさらし、やわらかくゆでて潰す
2: にんじんは10gのかたまりのままやわらかくゆで、みじん切りにする
3: じゃがいもとにんじんを和え、ヨーグルトを加えて混ぜる
4: 仕上げに青のりをちらす

今回はにんじんを使用しましたが、玉ねぎやブロッコリー、ほうれん草など、食感の違う野菜を混ぜると、咀しゃくの練習になりますよ!

【後期】パンのヨーグルトトースト

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外はカリッ、中はフワッの食感がヤミツキに!離乳食完了期の1歳以降は、分量を調整しておやつや補食にもピッタリのメニューです
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【材料】
・パン 30g(食パンでも、ロールパンでもおいしい!)
・ヨーグルト 大さじ2 (25gくらい)
・砂糖 小さじ1
・牛乳 大さじ2

【作り方】
1: パンを一口大に切る(ロールパンは、薄くスライスする)
2: ヨーグルト、砂糖、牛乳を混ぜ合わせる
3: 耐熱皿にパンを入れ、2をかける
4: オーブントースターで2~3分焼く

これは、大人が試食してもとってもおいしい!たくさん作って、一緒におやつタイムも楽しそうです。

ヨーグルトを離乳食に楽しく取り入れよう!

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とろみのあるヨーグルトは、果物などいろいろな食材と合わせやすく、栄養も豊富。離乳食からはじめて、子育て中はずっと積極的に取り入れたい食材のひとつです。おかずからデザート、おやつまでアレンジが可能なので、月齢や成長によって調理方法を工夫し、赤ちゃんに食べる楽しみを伝えてあげたいですね。

赤ちゃんによっても好みがあるので、そのときの体調や様子を見ながら食事に加えていきましょう。赤ちゃんがヨーグルトを大好きになってくれるとうれしいですね!
校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

海野りんご 海野りんご  宮崎県在住の新米ママです。関西の国立大学卒業後、大阪で就職。結婚を機に宮崎に戻り、フリーライターとして活動。2017年5月に出産し、育児に試行錯誤中!同じ悩み・疑問を抱えるママたちの役に立つような記事が書けるよう、日々アンテナを張っています!